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『クリティカル・リポート』南アフリカ、イギリス合作エンターテイメント

2006-11-13 02:07:19 | サスペンス
クリティカル・リポート
CRITICAL ASSIGNMENT(2004年イギリス、南アフリカ)
 監督 ジェイソン・ゼノボウロス
 出演 クリーブランド・ミッチェル、ニック・ボライン、ハキーム・ケイ=カジーム

 ■ストーリー■
 ジャーナリスト賞を受賞したトップジャーナリストのマイケル・パワーが取材ネタを求めてやって来たのは、水不足に悩むアフリカの母国。しかし、帰国早々、編集長で師匠のバッカ夫人が、アメリカ人ジョン・マーシャルが殺された現場で、何者かに殴られ意識不明の事件が起きるのだった。マーシャルがオジュカ国務大臣の名刺を持っていたため、大臣に会うのだが、調査は進まなかった。一方、アメリカ大使館に問い合わせると、ジョン・マーシャルが持っていたのは偽のパスポートで存在しない人間だと言われるのだった。

 ■感想■
 イギリス、南アフリカ合作のアクション系サスペンス映画です。テーマは“水不足”です。(実は、別という話も)
って、てっきり社会派ムービーなのかな??って思ったら、クーデターを扱った超エンターテイメント作品でした。南アフリカの映画って言われなかったら、てっきりハリウッド??って思っちゃうくらいの超エンタメ作品でした。

 冒頭、主人公のマイケルが賞をもらうくらいのトップジャーナリストだって、キャラクター説明するためだけに戦場のシーンが出てきます。今作って、思ったよりも制作費がかかってますネ。
 でも、今作の事件自体は、主人公の活躍で未然に防げて、けっこうこじんまり感で一杯かも??このこじんまり感は確かに“イギリス製のサスペンス映画と言われればその通りです。CIAの扱いとかも、エージェントって1人なの??って!ハリウッドだったら、もっとハデハデしいですからね。自分は、アクション映画でも、こういう地味地味なのも好きですよ!
 アフリカを舞台にしたイギリス映画『ケープタウン』(75年)も、地味と言えば地味でした。『ケープタウン』もあんまり話題になることが少ないですけど、自分はかなり好きな作品です!(『ケープタウン』も日本語吹替えつきでDVD化してくれないかなぁ!)
 
 あ、また、違う作品のことを書いちゃいました。話題を今作『クリティカル・リポート』に戻すと、悪党の企みも現実的で、事件自体もお金絡みで、そんなに大きくないしね。でも、最後もハッピーエンディングでけっこう好きかも!
 でも、ドラマが現実的すぎて、映画的な(“ハリウッド的”なって意味です)エンタメ度は低いかも。
 ランニングタイム110分と、決して短くない上映時間ですけど、退屈しないので、実はけっこう面白いのかも。アフリカを舞台にした作品なんで、そこんところを受け入れられれば、かなり面白いです!でも、エンターテイメントしすぎという話も。もう少しテーマを全面に出して重たい作品でも良かったかも。

 でも、軽い気持ちで見てたら、最後に字幕がでます。「安全な水が得られない人々は11億人にのぼります」と。ズシリと重い字幕です。60点

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