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『ハウス・オブ・ザ・デッド』評判ほどつまらなくない!

2005-08-07 08:38:42 | ホラー
ハウス・オブ・ザ・デッド
HOUSE OF THE DEAD(2003年アメリカ、ドイツ、カナダ)
 監督    ウーヴェ・ボル
 脚本    デイヴ・バーカー
        マーク・A・アルトマン
 原案    マーク・A・アルトマン
        ダン・ベイツ
 出演    ジョナサン・チェリー、オナ・グローワー
        タイロン・レイツォ、ユルゲン・プロフノウ

 ■ストーリー■
 ある孤島のパーティに向かうサイモン、アリシアたちの若者グループ。しかし、集合時間に遅刻してしまい、港で小さな船をチャーターすることにするのだが、その島はスペイン語で死を意味するイスラ・デル・ムエルテと呼ばれている島だった。

 ■感想■
 セガの人気シューティングビデオゲーム「ハウス・オブ・ザ・デッド」の映画化作品です。
 ビデオゲームの映画化作品といえば、同じくゾンビ物『バイオハザード』(2001年)や『トゥームレイダー』(2001年)が有名ですけど、今作もビデオゲームの映画化作品です。
 今作も、ビデオゲーム原作の映画化のブームの影響でしょうか??

 監督はドイツの新鋭監督ウーヴェ・ボル。
 キャスパー・ヴァン・ディーン、マイケル・パレ出演C級スリラー映画『シアトル猟奇殺人捜査』(2001年)の監督です。
 次作もビデオゲームの映画化作品で、クリスチャン・スレイター主演で『アローン・イン・ザ・ダーク』(2005年)を監督してます。
 
 ネットとか色んなところで、今作『ハウス・オブ・ザ・デッド』の評判って、メチャクチャ悪く言われてますけど、そんなにヒドイ出来ですか??
 こんなもんでしょ。低予算のゾンビホラー作品なんですから!!
 まぁ、そんなに低予算でもないですけどね。
 
 イヤイヤ、それどころか、超低予算の数多くのZ級のゾンビ映画に比べたら、全然面白いです!だって、ちゃんと映画になってますからね。
 ランニングタイムの90分が、ホンの少しだけ長く感じられちゃうんで、確かに「面白い!面白い!面白い!」って声高に言うほどのデキじゃないですけど、わざわざケナすほどつまらないってわけじゃないと思うんだけどネ。
 でも、できたら、あと5~10分カットして、短くした方が良いかもしれないですけどね。
 
 それに、今作『ハウス・オブ・ザ・デッド』だって、今回の2000年代初頭のゾンビ映画ブームの一端は担ってるんだから許しましょう、皆さん!!
 今作よりヒドイ、ゾンビ映画なんて山ほどあるでしょ。ホントに山ほど!
 
 自分的にはウンベルト・レンツィ監督『ブラックデモンズ』(1990年)より好きですよ。軽い気持ちで観れるところや、アクション映画っぽいところが好きです!
 
 もっともっと分かりやすく言うと、ルチオ・フルチ監督が途中で降板しちゃって、ブルーノ・マッティ監督した『サンゲリア2』(1988年)とか、同じくブルーノ・マッティ監督の『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』(1981年)とかに比べたら、すごく面白いと思うんですけど、どうでしょう??
 不快な気持ちにならずに娯楽作品として、ワイワイ言いながらポップコーンでも食べながら観れるだけで何倍も面白いと思うんだけどね。
 ゾンビ映画なんてこんなモンでしょ! 60点

ハウス・オブ・ザ・デッド [DVD]
ジョナサン・チェリー,オナ・グローアー,ユルゲン・プロホノフ
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『ボーン・スプレマシー』ダークアクション映画

2005-08-06 17:00:32 | アクション
ボーン・スプレマシー
THE BOURNE SUPREMACY(2004年アメリカ)
 監督    ポール・グリーングラス
 脚本    トニー・ギルロイ
        ブライアン・ヘルゲランド
 原作    ロバート・ラドラム
 出演    マット・デイモン、フランカ・ポテンテ
        ジョーン・アレン、ブライアン・コックス
 

 ■ストーリー■
 CIAから逃れて、インドのゴアに恋人のマリーと隠れ住むジェイソン・ボーンだったが、ある日、市場でボーンは不審な男が自分を狙っていることに気付くのだった。
 一方、ベルリンではCIAの公金横領事件の捜査の取引現場に暗殺者が現われ捜査員を殺害する事件が起きる。その事件現場に残された指紋から、CIA局員パメラ・ランディは、容疑者としてトレッドストーン作戦の生き残りジェイソン・ボーンに行き当たるのだった。

□■□ネタバレあり!□■□
  
 ■感想■
 ロバート・ラドラムの「暗殺者」シリーズ「殺戮のオデッセイ」の映画化。 
 と言うよりも、マット・デイモンが元CIAエージェン、ジェイソン・ボーンに扮したスパイアクション『ボーン・アイデンティティー』(2002年)の続編って言った方が全然良いですね。
 原作と違うシリーズになってますからね。
 
 監督は前作のダグ・リーマンからポール・グリーングラスへバトンタッチしてます。
 ダグ・リーマンは製作総指揮の1人になってます。
 脚本は前作に引き続きトニー・ギルロイが続投してます。
 出演は主人公ジェイソン・ボーン役に前作に引き続きマットデイモン。
 恋人マリー役にフランカ・ポテンテ。ところでフランカ・ポテンテって、こんなにキレイでしたっけ??
 なんか、すごくキレイなんですけど。
 
 前作も、CG全開の時代に、アナログチックなアクションですごく楽しませてくれましたけど、今回も方向性は同じく生身のアクションで見せてくれます。
 
 主人公の行動の動機が恋人の復讐というストーリーの展開上、どうしても暗くなりがちな感じですけど、1作目にも増して陰々滅滅な感じで進んでいきます。アクションシーンの見せ場はいくつも用意されているのに、もう暗い暗い作品になってます。
 まぁ、暗いと言っても、
 「ハリウッドのメジャー作品にしては」っていう条件つきですけどね。
 
 なんと言っても、今作の主人公、ボーンの行動の元が、前作は自分探しみたいな感じもあって、ごくごく普通のありがちなアクション映画になってたんですけど、続編の今作では、前作でヒロインだった恋人マリーが、映画が始まってすぐに殺されちゃって復讐するっていうコトが動機になっていますからね。
 それにしても、この“フランカ・ポテンテが冒頭で殺されちゃう”っていう情報、事前に流れすぎです!!
 これって、今作の大きいポイントなのに!!
 本当は、事前情報を流さないでいて欲しかったです。そうしたら観た時に、ショック度100%!だったのに!

 前作『ボーン・アイデンティティー』は、ズッシリ重たい雰囲気に包まれていたものの、今作に比べるとハッキリ言って、かなりハリウッド的でした。
 これは、監督のダグ・リーマンの色なんでしょうね。ダグ・リーマン監督って『Mr.&Mrs.スミス』(2005年)とかを観ても、普通の特長の無い娯楽作品向きなんでしょうね。
 今作のポール・グリーングラス監督の方が、全然好きです!!

 前作に比べて、はるかに、はるかに面白いです!!
 第1作目も、ポール・グリーングラス監督に作ってもらいたかったです!!
 1作目よりずっと面白いです!前作はランニングタイムが120分近くもあったのに、今作は108分っていうことでランニングタイム的にもコンパクトにまとまってます!!
 アクションシーンの見せ場も退屈しないようにうまく配置されてます!!実際のアクションシーンそのものは、そんなに多くないんですけど、見せ方がうまいです。
 観終わったあとに、ちゃんとアクション映画を十分、おなか一杯に観た気にさせてくれます!!
 
 アクションシーン的にいうと、カーチェイスシーンは前作にも増してかなりハデにみせてくれてます。ジョン・フランケンハイマー監督の『RONIN』(1998年)よりも迫力あるかもしれないです。
 あんな運転したら普通の人だったら、もうムチウチで運転どこじゃないだろうけど。ま、映画ですしね。 75点


ボーン・スプレマシー

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今作を観る前に、前作の復習を!
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『レクイエム』ヴァン・ダムらしいアクション

2005-08-04 02:08:31 | アクション
レクイエム
WAKE OF DEATH(2004年アメリカ)
 監督    フィリップ・マルチネス
 脚本    フィリップ・マルチネス
        ミック・デイヴィス
        ローラン・フェルー
 出演    ジャン=クロード・ヴァン・ダム、サイモン・ヤム
        ヴァレリー・ティアン、リサ・キング
        ダニー・キーオ

 ■ストーリー■ 
 愛する家族のため、裏稼業から足を洗ったベン・アーチャー、しかし、ある日、移民局に勤める妻のシンシアが密入国してきた中国人少女キムを家に連れてきたことで平和が脅かされることとなる。キムはチャイニーズマフィアのボス、スン・クワンの娘で、スンが母親を殺すところを目撃したためアメリカへ逃亡してきたのだ。キムを追ってアメリカにやってきたスン・クワンの組織はシンシアと養父母の命を奪うのだった。チャイニーズマフィアが愛する妻の命を奪ったことを知ったベンは復讐の鬼となり敵を追いつめるのだった。

 ■感想■
 ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のハードアクション。

 ウラ家業から足を洗った男が事件に巻き込まれ、家族を殺されて復讐するって、いつの映画なの??って感じ!
 アクション映画定番のストーリーなんで、1970年代でも通用しちゃいそうなストーリーです!ストーリーは定番ですけど、映像はキレイで、今風の2000年代の映画になってます。
 アクション映画なんですけど、ちょっとオシャレでアーティスティックなんですよね。
 
 アクションシーンもしつこ過ぎないし、これでもか!これでもか!っていう銃撃シーンもないし。思わせぶりな脇のキャラがドンドン死んでいって、次々と退場していくのもアクション映画っぽくないし。
 ベンの息子ニコラがキムと逃げこむベンの仲間(元ベンの親分??)のマックスとその部下の退場の仕方なんか、「あれ??」とか思っているうちに、もう倒れてましたもんね。
 普通、こういうアクション映画だったら、絶対に見せ場の1つになるであろう銃撃シーンがすっぽり抜けてるんですもんね。
 ベンたちに情報を流す刑事も重要な役??とか思ってると途中退場です!!

 あと、見せ場の1つになりそうな“マルセイユ風拷問”シーンも、目をそむけるようなシーンでもないです。
 アクション映画ファン向けというより、いかにも万人向けの映画になってます。
 ジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画にしたら、映画的には面白い方なんですけど、もう少しアクション映画!アクション映画!しても良かったのに・・・。
 
 今回、ヴァン・ダムは不死身のスーパーマンとかサイボーグとかタイムパトロールでなく、ただの強い男です。『サドン・デス』(1995年)なんて、普通人の役を演じてても、どう考えても生身の人間に見えないですもんね。ヴァン・ダムも歳とったんで、普通のアクション映画出演するときは今作くらいの感じの方がちょうど良いかもしれないですね。不死身な役も捨てがたいですけどね。
 
 この作品、“熱い男の祭典、火祭り、燃えてる男大集合”ってことで第1弾がウェズリー・スナイプスの『アウト・オブ・タイム』(2005年)、第2弾がスティーヴン・セガールの『ICHIGEKI一撃』(2004年)、で第3弾が今作ってことで、アクション映画3連続公開(←銀座シネパトスです…)された作品なんだけど、だんだん面白さが下降していくような気が…。
 遠方に住んでいるので、観に行けなかったんで、ビデオ化を楽しみにしてたんですが…。
 まぁ、普通のアクション映画でした。

 共演でチャイニーズマフィアのボス役で『PTU』(2003年)、『爆裂都市』(2003年)のサイモン・ヤムが出演しています。『トゥームレイダー2』(2003年)でハリウッドの作品にも出演しました。

 アクション映画ファンには見てもいいかもしれないけど、誰にでもって感じでは無いでしょうか??『マイ・ボディガード』(2004年)の100000倍は面白いですけどね。ランニングタイムも90分なんで、エンターテイメント作品として、ちょうど良い長さ! 55点

レクイエム [DVD]
ジャン=クロード・ヴァン・ダム,サイモン・ヤム,リサ・キング
アミューズソフトエンタテインメント
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『殺人鼠KILLER RATS』B級未公開の佳作。

2005-08-02 23:42:12 | 動物パニック
殺人鼠KILLER RATS
RATS(2003年アメリカ)
 監督    ティボー・タカクス
 脚本    ジェイス・アンダーソン
        アダム・ギーラッシュ
 出演    サラ・ダウニング、エイミー・パークス
        ベアリー・チェイス、ロン・パールマン

 ■ストーリー■
 下水工事の現場で係りの人間が2名行方不明になる事件が発生する。同じ頃、ブルックデル更正院にサマンサという女性が入院してくる。サマンサの本名はジェニファー、ブルックセル更正院を調査するために患者を装って入院してきた新聞記者だ。ジェニファーは病院から患者たちが退院と称して行方不明になっていることを突き止めるのだった。

 ■感想■
 ティボー・タカクス監督の描く動物パニック映画。

 ティボー・タカクス監督は『ザ・ゲート』(1987年)、『ハードカバー黒衣の使者』(1988年)、『ゲート2デモンボーイズ』(1989年)、『サボタージュ』(1996年)と1990年代までは、エンターテイメント映画の傑作を数多く監督していましたが、2000年以降は活躍の場をTVムービーに移したようです。
 製作は『グローイングアップ』シリーズや『X線悪魔が棲むホスピタル連続殺人』(1981年)のイスラエル出身のボアズ・デビッドソン。ボアズ・デビッドソンは怪獣物『オクトパス』(2000年)や『オクトパスIN N.Y.』(2001年)の製作もしてました。
 ティボー・タカクス監督、ボアズ・デビッドソン製作で観たくなるなんて、B級映画ファンにしか言えないです。

 で、今作ですけど、元患者でネズミと意思疎通できる雑用係りの存在とか、まるっきり要らないでしょ。ストレートな動物パニック映画として見せてくれた方が良かったです!
 雑用係りのキャラクターが、サイコ系映画の要素になって、純粋な動物パニック映画のストーリーを邪魔しちゃってます!!こういう動物パニック映画のストーリーは単純にした方が良いですよね。

 でも、B級映画だけあって、出てくる登場人物たちに、全然魅力がありません!
 主人公のサマンサをはじめ、患者たち、院長のロン・パールマン、サマンサの彼氏とかみんな、いかにも、ただ出てきただけって感じです。
 こういう作品だと、普通、院長あたりが悪だくみした結果、怪物が生まれたとか、マッドサイエンティストだったとかっていう設定が普通なのに、悪いのは雑用係りだけなんですもんね。 
 まぁ、そんなところがこういうB級映画の良いところなんですけどね。

 ランニングタイム90分と、エンターテイメント作品にはちょうど良い長さなんですけど、少しだれちゃいます!!あと10分くらい短かったらもっともっと面白かったのにッ。
 最後の最後のシーンが1980年代のホラー映画のお約束のシーンみたいで、少しニンマリしました。この展開は、使い古されたラストですけど、お約束ですからね! 50点

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マイケル・ゼルニカー,ロン・パールマン
アートポート


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