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『ブルー・ダイヤモンド』

2020-12-16 15:17:51 | サスペンス

ブルー・ダイヤモンド
SIBERIA(2018年カナダ、アメリカ)
 監督:マシュー・ロス
 脚本:スコット・B・スミス
 原案:スティーヴン・ハメル
    スコット・B・スミス
 出演:キアヌ・リーヴス
    アナ・ウラル
    パシャ・D・リチニコフ
    ドミトリー・チェポヴェッキー
    ジェームズ・グレイシー
    モリー・リングウォルド

  ■ストーリー■
 価値のあるブルー・ダイヤモンドを取引するためサンクトペテルブルクにやってきたヒル。しかし、ダイヤモンドを持つ仕事のパートナー、ピョートルが現れずピンチに、、、。
 ロシアンマフィア、ボリスとの取引期限を2日間伸ばし、ピョートルがいるというミールヌイに降り立つ。ヒルはミールヌイのダイナーで、ガラの悪い客に襲われ女主人カティアに助けられ彼女の家へ。
 鉱山に勤めるピョートルの知り合いアンドレイから、ピョートルが元スペツナズのサムソノフとニセのブルー・ダイヤモンドで取引をして、追われていることを知るのだった。
 

 ■感想■
 キアヌ・リーヴス主演のサスペンス映画。
 全然盛り上がらないサスペンス映画、、、。
 
 ジャンルとしては、サスペンス映画というより、”恋愛””ドラマ”かも??っていうくらい盛り上がらない作品です。
 キアヌ・リーヴスは、すごく情けないくらい弱いけどモテモテの悪党役。
 ロシアンマフィアと宝石の取引なんて、、、。
 キアヌを助けてくれる南アフリカ共和国のバイヤー?も出てきて、そのやり取りを見てると、危ない橋を渡るのは今回だけではないみたいですが、それにしては、あまりにも情けない役、、、。

 なぜ?こんな作品に出演してしまったんでしょう??

 「ジョン・ウィック」シリーズで、ほとんど不死身のような強いキャラクターを演じていたから、その反動で、情けない普通の人間を演じてみたくなっちゃったんでしょうか??

 でも、今作、IMDbのトリビアによると、当初ニコラス・ケイジ主演で企画されたらしいので、そう考えると今作はしっくり来ちゃいます、、。いつものニコラス・ケイジの映画!面白くなりそうなストーリーなのに、全然面白くない作品、、。
 でも、今作はキアヌ・リーヴスが製作にも関わっているんですよねー、、。

 そうするとやっぱり「ジョン・ウィック」シリーズの反動と考えた方が良いんでしょうか??

 ロシアンマフィアとの取引まで2日間しかないのに、ロシアで知り合った女性とHしまくり、、。危機感薄ーい、、。以前、命を助けてくれた恩返しということで、やたらとキアヌ・リーヴスを注意してくれる南アフリカ共和国のヴィンセントの方が危機を感じてる、、、。
 
 
 なぜ出演と言えば、モリー・リングウォルドもちょっとだけ出演しています、、、。キアヌ・リーヴスの奥さんの役ですけど、しっかり見てても気が付ないような役です、、、。

 

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『ジョジョ・ラビット』

2020-12-15 08:06:52 | ドラマ

ジョジョ・ラビット
JOJO RABBT(2019年ドイツ、アメリカ)
 監督:タイカ・ワイティティ
 脚本:タイカ・ワイティティ
 原作:クリスティン・ルーネンズ "Caging Skies"
 出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス
    トーマシン・マッケンジー
    タイカ・ワイティティ
    サム・ロックウェル
    スカーレット・ヨハンソン

 ■ストーリー■
 第2次世界大戦中のドイツ、ヒトラーを空想上の心の友人にしているジョジョは、青少年団ヒトラーユーゲントの軍事訓練中、ウサギを殺すよう言われるが、殺すことができなかった。教官のクレンツェンドルフ大尉からウサギのジョジョと呼ばれてしまう。
 2日目、心の友人アドルフに励まされ、手りゅう弾の投てき訓練に走って参加するものの、投げた手りゅう弾が木に跳ね返り近くで爆発!大けがを顔と足に負ったジョジョは、ヒトラーユーゲントで奉仕活動に従事することに。
 ある日、ジョジョは亡くなった姉インゲの部屋で隠し部屋を見つけ、そこで母親のロージーにかくまわれたユダヤ人の少女エルサを発見するのだった。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014年)のタイカ・ワイティティ監督の描く戦争ドラマ。

 なんと主人公はナチスドイツにあこがれ、ヒトラーが空想上の心の友人の10歳の少年。
 ナチスドイツの言うことは正しいと信じきいています。
 ナチスドイツ正しい!
 アーリア人優秀!
 実際、当時の国民の多くはそうだったんでしょうが、、まさかそんな考えの少年を主人公にするなんて。 
 

 しかも、今作は軽いコメディ調とはいえ、主人公の少年の身近な人間も殺されるというリアルな展開もあり。
 色調がカラフルです!登場人物たちが着ている服装とか。

 靴ひもを結ぶエピソードも感動的!
 母親に結んでもらっていた靴ひもを、最後エルサにむすんであげるシーンとかも成長したっていうことを象徴するようなシーンで感動的、、。
 靴ひもといえば、靴も重要なアイテムで、母親の靴をある場所で発見するシーンとかも悲しいシーンです。

 悲しいシーンもありますが、ジョジョの友達のヨーキーのバズーカ暴発とか笑えるシーンもあって、絶妙なバランスです!!

 ヒトラーユーゲントの教官、キャプテンKことクレンツェンドルフ大尉がカッコ良すぎです。最初の教官のスピーチのシーンで、すでにドイツ軍の敗戦することをみんなに言っちゃってます、。本当は、こんなコト当時ではあり得なかったんでしょうが、、、。
 ジョジョの死んだ姉インゲになりすましたエルサの誕生日を聞くシーンとかも、思わず感動、、、。そのシーンでなく、感動的なのは誕生日が間違えていたことにエルザが気づくもう少しあとのコトですが、、、。

 こういう感動的な映画ってあんまり観ないんですよね、、もっと悪意のあるブラックユーモアの作品と思っていたので、こんな直球の感動的な作品だとは、、。

 

 

 

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『ザ・アウトロー』

2020-12-14 01:52:06 | サスペンス

ザ・アウトロー
DEN OF THIEVES(2018年アメリカ)
 監督:クリスチャン・グーデガスト
 脚本:クリスチャン・グーデガスト
 原案:クリスチャン・グーデガスト
    ポール・シュアリング
 出演:ジェラルド・バトラー
    カーティス・ジャクソン(50 Cent)
    パブロ・シュレイバー
    オシュア・ジャクソン・Jr
    メドウ・ウィリアムズ

 ■ストーリー■
 48分に1回、銀行強盗が起きる街ロサンゼルス。元系兵隊のメリーメン率いる武装集団のグループがコーヒーショップに立ち寄った現金輸送車を奪うが、彼らが奪っていったのは中身が空の輸送車だった。メリーメンを追っていたロサンゼルス郡保安局の保安官ニックは、刑事や犯罪者が立ち寄るバーテンダーのドニーに接近していることを知り、ドニーに情報を流すよう強要するのだった。メリーメンは、逃走にドニーの天才的なドライブテクニックを使うのが目的のようだった。
 メリーメンのグループは連邦準備銀行の処分される紙幣を狙っていた。ドニーを配達員のバイトにつかせ、警戒厳重な連邦準備銀行にまず出入りさせるのだった。ドニーはニックに、メリーメンが襲う銀行の名前を伝えるが、それは連邦準備銀行とは違う銀行だっが、実際襲撃事件が起きてしまうのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■

 ジェラルド・バトラー主演の犯罪スリラー。

 銃撃戦、現金輸送車強奪シーン、カーチェイスなどアクションシーンはすごいですが、アクション映画でなく、犯罪物でした、、、。
 てっきりアクション映画??と思わせておいて、ビックリしたでしょ??系な感じの作品に最後は落ち着きます。

 でも、ストーリー的には普通のドンデン返しなので、「う~ん、面白かったけど、、、」って感じに。
 
 ストーリーでなく、主人公はジェラルド・バトラーでなく、オシュア・ジャクソン・Jrだったのー??っていうコトにビックリしちゃいました、、、。


 アクション映画お馴染みの、犯人側の家族のエピソードや、主人公のジェラルド・バトラーの奥さんとの離婚話、子どもとの交流シーンなど色々なエピソードを入れているので、まさかこういう展開の映画だとは思いませんでした。
 
 1番印象的だったのは、離婚しようとしていた奥さんが友人の家でデート?している現場にジェラルド・バトラーが現れるシーンですけど、新しい彼氏?みたいな男が全然違うタイプの男性でした。ジェラルド・バトラーにビビリまくりでしたけど、あれがデイヴ・バウティスタとかスティーヴ・オースティンだったら面白かったのに、、、。そこでケンカが始まったら、見せ場が1個増えたのに、、、。そのシーンのためだけに、ディヴ・バウティスタ出演って、超豪華なキャスティング。年齢的には2人とも1969年生まれなのでおかしくないでしょう。(スティーヴ・オースティンは1964年生まれです)


 ランニングタイム140分と少し長めですが、飽きさせないで面白かったです。
 アクション映画120%みたいな作品にしか思っていなかったので、少しは驚いたものの、驚き度は”思わずニヤニヤ”っていうくらいでしょうか??

 バーテンダーの運転テクニックを披露するシーンとか、必要??
 まぁ、あそこまで観客に(映画の中の刑事たちにもですが)見せておかないと、メリーメンが雇おうとしたした理由が希薄になっちゃいますけど、あの運転シーン、エンターテイメント映画にしても少しサービス精神旺盛すぎでは??
 クライマックスの保安官たちと犯人グループの銃撃戦もハデすぎ!!
 防弾チョッキ着ていても、チョッキの隙間を撃たれて血まみれで死んじゃうあたりも妙にリアル。

 現金輸送車の警備員を反撃されそうになって撃ちまくって血も涙もない犯罪者グループですが、娘のボーイフレンドを脅すエピソードとか笑えるシーンもあって、何か妙なバランスの作品でした、、、。

 アクション映画度 ★★★
 犯罪映画度    ★★★★
 ドンデン返し度  ★★

 ちなみに、あのトイレにあったデリバリーの料理、大丈夫だったんですか??普通腐りそうですけど、、、。

 

 


 

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『ブルー・ストーリー』

2020-12-13 00:53:41 | 青春

ブルー・ストーリー
BLUE STORY(2019年イギリス)
 監督:ラップマン(アンドリュー・オンウボル)
 脚本:ラップマン(アンドリュー・オンウボル)
 出演:スティーヴン・オドゥボラ
    マイケル・ウォード
    カリ・ベスト

 ■ストーリー■ 
 ロンドンの南部、ペッカムの地区の高校に通うティミーはマルコと知り合い親友となる。ティミーはデトフォード地区から通っていたが、デトフォードのギャング”ゲットー”とペッカムのギャング”ペッカム”は抗争を繰り返していた。2人はギャングとは関係ない生活をおくっていたが、マルコの兄スィッチャーは”ペッカム”のリーダーだった。

 □■□ネタバレしてます□■□

 ■感想■
 2人の親友の若者がギャング同士の争いに巻き込まれて、敵味方になり最後は悲劇に見舞われる青春ギャング映画。

 イギリスのミュージシャン、ラップマンが監督&脚本しています。ラップマンは、名前の通りラッパーのようです、、音楽弱いので全然知りませんでした。

 今作が上映されたときイギリスのバーミンガムの映画館に大勢のギャングが集まり上映禁止になった作品です。ギャング映画上映したら、集まっちゃったんですね。

  こういう作品を観ると、自分たちのような若者が描かれているということで、映画館に大勢集まちゃったんでしょうか??映画的には普通の青春物です。珍しいのは、映画の舞台がアメリカでなくイギリスのロンドンだというところ。
 ロンドン、怖いですねー。ドルフ・ラングレンや、デイヴ・バウティスタやスティーヴ・オースティンとかでないとバスにも乗れないです、、、。
 
 自分は、こういう青春物って苦手なんですよね、、、。
 あまり好きなジャンルの作品でなかったですが、ランニングタイムが91分と短めなので、普通に観れました。
 苦手な自分が普通に観れたっていうことは、こういうジャンルの作品が好きな映画ファンにとっては、かなり面白いのかも??


 どこかで観たコトあるようなストーリーが展開していきますが、今作はあくまでも展開はリアル!
 どこかで観たって、アメリカ映画でって意味です。イギリス映画では観た記憶ないです。
 恋人が死んだり、主人公もあっさり死んだり、映画的にはどうなの??って思いますけど、、、エンターテイメント作品らしさはなく、あくまでも展開は普通、ごく日常(ギャングの若者たちにとって)が描かれていきます。
 ちょっとしたお互いの勘違いとギャング同士の抗争から、ティミーとマルコは仲違いして悲劇に突き進んでいきます。 
 

 舞台がアメリカでないので、拳銃があまりでてきません。
 これがアメリカだったら、すぐにギャング同士の銃撃戦になって、警察もすぐに出動ってところなんでしょうが、、。

 青春物が好きな映画ファンや、こういうギャングものを余り観たことない映画ファンは観てみても良いかもしれないです。

 青春度   ★★★★
 リアル度  ★★★★★ 
 エンタメ度 ★★
 

 今作はソフト化はされていないので配信で観るしかないようです。

 

 

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『毒戦 BELIEVER』

2020-12-12 22:18:58 | 犯罪/ノワール

毒戦 BELIEVER
BELIEVER(2018年韓国)
 監督:イ・ヘヨン
 脚本:チョン・ソギョン
    イ・ヘヨン
 出演:チョ・ジヌン
    リュ・ジュンヨル
    キム・ソンリョン

 ■ストーリー■
 韓国の麻薬王イ先生を追う刑事ウォノはチャ・スジャンを使って捜査していたが、チャ・スジャンは身元がばれ殺されてしまう、、、。
 そんなとき麻薬工場が爆発!オ・ヨンオク会長は麻薬製造工場に遅れて着いたため爆風で飛ばされただけで生き残り警察署へ逃げ込んできたのだ。イ先生に殺されるから、捜査に協力すると言ってくるのだが、イ先生の手が伸び、オ会長も警察署内で殺されてしまうのだった。その後、爆発した麻薬工場で青年ラクと大けがをした犬が発見される。ウォノ刑事は組織に殺されそうになったラクに協力させ潜入捜査することにするのだが、、、。

 ■感想■
 前回の記事で書きましたが、2012年の香港、中国映画『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイク。なんで6年前の作品をリメイク??
 オリジナル版『ドラッグ・ウォー 毒戦』がいかにも、ジョニー・トー監督のアクション映画でしたが、今作は、完全に韓国映画になってました。
 
 素直な感想は、、、オリジナル版とは全然別の作品でした、、、。

 「どこがリメイク??」

 「全然リメイクでない、、、。」

 爆発した麻薬製造工場で生き残った若者にむりやり警察に協力させて、組織に潜入捜査する刑事というところしか同じじゃないッ!!
 殺傷能力が高い聾唖の兄弟が出てくるのは同じでした、、、。
 
 ジョニー・トー監督作のリメイクという話題性が欲しかったんでしょうか??

 今作は、1本のオリジナルな作品として十分面白いので、わざわざリメイクとして作らなくても良かったのでは??
 ここまでオリジナル色が強くて違う作品をリメイクっていうなら、例えば、ほとんどのゾンビ映画は、ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(1978年)のリメイクになちゃいますよー。

 でも、自分も『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイクって知って観たので、リメイクっていうのもアリですね。
 どうせなら、いっそのコト
 ①麻薬工場の爆発
 ②生き残った若者
 ③警察と協力して捜査
 この3つの要素だけ使って、日本でもハリウッドでも、フランスでも、イギリスでも、カナダでも、スウェーデンでもリメイク作っちゃえば、良いのに!
 各国の『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイク、見比べて観るのも楽しそう!!!

 そういえば、韓国映画『ブラインド』(2011年)は、2015年に中国映画『見えない目撃者』として、2019年には日本でも『見えない目撃者』としてリメイクされました、、、。
 すでに、どの作品を観たのか覚えていない、、、。(少しウソ)。
 『見えない目撃者』(2015年)と『見えない目撃者』(2019年)を観てました、、、。これも記事にしていない、、、。

 そんな作品があるんだから、『ドラッグ・ウォー 毒戦』も各国でリメイクしてみたらどうでしょう??
 

ジョニー・トー監督。

 

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『ドラッグ・ウォー 毒戦』

2020-12-11 23:39:45 | 犯罪/アクション

ドラッグ・ウォー 毒戦
毒戦 DRUG WAR(2012年香港、中国)
 監督:ジョニー・トー
 脚本:ワイ・カーファイ
    ヤウ・ナイホイ
    チャン・ワイパン
    ユー・シー
 出演:スン・ホンレイ
    ルイス・クー
    ホァン・イー
    ラム・シュー
    ロー・ホイパン

 ■ストーリー■
 中国、津海で工場で爆発が起きる。工場から逃走したテンミンは事故を起こして病院に運び込まれるのだった。
 麻薬を追う中国公安警察の警部ジャンは、香港から来たテンミンを捕え、中国本土では大量の麻薬製造は死刑になると教え、引き換えに捜査への協力させようとするのだった。テンミンの手引きで、ジャンは麻薬組織のメンバーになりすまし商談を進めるのだが、、、。


 □■□ネタバレしてます□■□

 ■感想■
 ジョニー・トー監督の麻薬捜査を描く香港ノワール。
 今作は、中国本土でのロケを実施した作品です。

  今作を観たのは2014年くらいで、すでに6年前、、、。当時、いつも行っているTSUTAYAでなかなか最新作から、7泊8日にならないので、ず~ッと、ず~ッと待っていたのに、2か月くらい経っても最新作のままだったので、違う店舗に行って借りた記憶が、、、。
 で、またまた、ずっと前に観た作品を記事にするのでなく、今回は新たに観直しました、、、。

 なぜ、観直したのかというと、今作のリメイクを韓国で作ってリリースされたというので、リメイク『毒戦 BELIEVER』(2012年)を観る前にオリジナルを観てみようと思い鑑賞!!
 
 以前のように地上波で映画枠があって、毎日毎日、映画を放送していたときは、同じ作品を観るということが多かったんですが、最近は映画を観ようと思ったら、レンタルするか、配信サービスを利用するしかないので、ワザワザ感があって、同じ作品を2度3度と観るコトがスッカリ無くなっちゃいました、、、。

 『マシンガン・パニック 笑う警官』(1973年)
 『狼よさらば』(1974年)
 『続荒野の用心棒』(1966年)
 『ダーティハリー』(1971年)
 『暴走特急』(1995年)
 TV放映版ですが、何回観たことでしょう??
 
 地上波で映画枠がなくなって、映画を観るのがレンタルが主流になってからは2度観た作品って、、、。
 数少ない映画枠の「金曜ロードSHOW」で放送される「ハリー・ポッター」シリーズやジブリのアニメや「名探偵コナン」のような作品は放映されるたびに時間が許せば観てるので、今でも何回も観ちゃう作品があることにはあるのですが、、、。

 本当に好きな作品はソフトを購入しちゃって安心して観ないし、面白くなかった作品はもう1回レンタルして観ようと思わないし、、、。

 とにかく、同じ作品をレンタルで借りることってあまりないかもしれないです、、。

 でも、今回は2度目の鑑賞。
 前回、観たときはジョニー・トー監督作ということで期待度がすごく高すぎたせいもあり、「普通、、、」だったんですが、改めて観ると、「けっこう面白いかも??」って、、。
 最初観たときは、感情移入できるキャラクターもいないし、、、ルイス・クーも嫌なやつだし、、。と乗れなかったんですが、今回はストーリーが分かっているだけに、
  公安の刑事が主人公でストーリーが進んでいきますが、実質的には工場から逃走したテンミン(ルイス・クー)が主人公みたいなと落ち着いて観れました。

 「犯罪者が警察に協力してバディ物みたいになるのかな??」みたいに軽く観ていると、中盤から後半にかけてルイス・クーの暴れっぷりがすごいコトに!!
 警察のジャン警部中心で観ないで、ルイス・クーを中心に観たせいか、けっこう、はまっちゃいました!!
 死刑がなるのを避けるための必死さが伝わってきます。
 やっぱり、ジョニー・トー監督の作品は面白いですね。

 中国映画ということもあって、犯罪者のテンミンは逃げられるずに死刑になっちゃいますが、自分的には、『ダーティメリー クレイジーラリー』(1974年)や『メナース』(1977年)のような展開の方が映画的には面白かったのでは??と思っちゃうんですがどうでしょう??逃亡に成功するわけじゃないので良いとおもうのですが、、、。

 

 

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『アンツ・パニック 巨大蟻襲来』

2020-12-10 22:44:06 | SF/モンスター・怪獣

アンツ・パニック 巨大蟻襲来
IT CAME FROM THE DESERT(2017年フィンランド、カナダ、アメリカ)
 監督:マルコ・マーキラークソ
 脚本:マルコ・マーキラークソ
    ハンク・ウーン
    トレント・ハーガ
 原案:マルコ・マーキラークソ
 出演:ハリー・リスター・スミス
    アレックス・ミルズ
    ヴァネッサ・グラッセ

 ■ストーリー■
 1950年代、砂漠に隕石が落下する。時は流れ、軍事研究所で爆発が発生、施設は閉鎖されるのだった。
 ブライアンとルーカスはモトクロスバイクの整備士とライダー。優勝したルーカスはブライアンが好きなリサを誘い砂漠の祝賀パーティーに。しかし、ブライアンは奥手でリサに告白できずにいた。 
 2人はパーティ会場所から離れた砂漠の崖に洞窟を発見する。酔っぱらったルーカスは中に探検に行こうと入っていくが、その施設はクモとアリと宇宙からの隕石から採取したエイリアンの細胞をかけあわせ巨大化させた蟻を軍事利用としようとしていた閉鎖された軍需産業の施設だった。やばそうな雰囲気に帰ろうとする2人の前に、バイクよりも巨大な蟻が現れるのだった。
 あせる2人だったが、そのときリサから電話がかかってくる。ルーカスは思わずリサに助けを求めるのだが、、、。

 
 ■感想■
 『キラー・ビー 殺人蜂襲来』(2009年)、『アニマル・パージ』(2016年)と動物パニック映画の記事が続いたので、その流れで怪獣映画を、、。
 フィンランドとアメリカ、カナダの合作映画です。
  スペイン、フィンランド合作とパッケージには書いてありましたが、IMDbで調べるとスペインは関係ないようです。
 言語は英語とスペイン語のようなので、スペイン映画になっちゃたんでしょうか??


 今作は1980年代のビデオゲーム”it came from the desert”の映画化作品らしいです。原題の””が1950年代のSc-Fiホラー映画風のタイトルなんで、そういうのを目指しているのかな??と思ったんですが、どうやらビデオゲームのタイトルのようです。
 
 制作費400,000ユーロの低予算の作品ですが、CGもすごく良くできていて、低予算を感じさせません。もともと舞台が砂漠で、研究所くらいしか建物使ってないですけど、、、。
 制作費がなくても、アイデアとセンスで勝負!!
 
 今作は主人公のブライアンとルーカス、そして、ヒロインのリサの3人の掛け合いも面白く、すごく楽しく観れます!!

 面白すぎ!!
 面白すぎ!!
 面白すぎ!!

 コメディタッチのモンスター映画に青春映画の要素、そういう作品が好きな映画ファンは必見の1本です!!
 
 この3人を主人公にして、もう1本モンスター映画を撮って欲しいくらい!!
 ランニングタイム90分は短すぎ!!あと10分くらい長くても良かったのに、、、。

  気が小さいブライアンと運動神経が良いものの少しおバカなルーカス、主人公2人はこういうコメディ調のモンスター映画の定番のキャラクター設定ですが、2人とも仲が良いので、ケンカみたいな感じも定番の展開ですが、観ていてすごく気持ちい良いです。
 
 2人をライバル(と勝手に思っている)兄弟が出てきたり、巨大蟻の秘密を知る博士の登場など、あまりにもこういうB級モンスター映画定番のキャラクターが出てくるので、観ているだけでニヤニヤしちゃいます。

 

 





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『アニマル・パージ』

2020-12-09 21:27:55 | 動物パニック

アニマル・パージ
URBAN JUNGLE(2016年フランス)
 監督:ニコラス・デュバル
 脚本:サミー・バルーン
    ジョセリン・ボセネック
    ニコラス・デュバル
 出演:ロマーナ・ポーテル
    トム・ハドソン
    ゾアー・ウエクスラー
    マクセンス・セヴァ
    ドゥサン・キス

 ■ストーリー■
 ある動物園でゴリラが入ってきて動物たちが暴れ出す。ホワイトタイガーが飼育員を襲ったのだ。動物学者のアリックスは居合わせた学生のユリシーズと調査を始め、動物園の休園しようとするが園はとりあってくれなかった、、。
 アリックスは血液中のウイルスが原因ではないかと、研究所で調査しようとするのだが、すでに動物園以外の街中の動物たち、ペットの猫や、カラスや下水にいたネズミ、ワニが人間を襲い始めていた、、。

 ■感想■
 前回の記事で触れたので、今回はフランスのTVムービーの動物パニック。
 TVムービーではなくTVシリーズの編集版です。

 今作のランニングタイム72分なんで、、「え、TVシリーズ??」と思っちゃいますが、1エピソード10分のTVシリーズ10話分です。
 多分、CMを入れての10分なので実質8分として、80分、、。多分ほとんどノーカット??

 1エピソード10分のTVシリーズって、どういう放送枠なんでしょうねぇ??

 もともとがTVシリーズなので、最後は、、
 「エッ??ここで終わり??」ってところで終わっちゃいます。
 2016年のTVシリーズで、続きは今のところないので、、仕方ないですね。

  アメリカのTVシリーズだと、次のシーズンの契約が結ばれずに最終回がないドラマが普通ですもんね。連続していても、謎が多く残っていても未完なのが普通ですからね、、、。
 TVシリーズ「ファイヤーフライ 宇宙大戦争」(2002年)は途中で終わってしまいましたが、ファンの要望で劇場作品でTVシリーズの続きが観れた『セレニティー』(2005年)もありました。
 
 フランスのTVシリーズも最終回とか、そんな感じなんでしょうか??



 新しく動物園にやってきたゴリラが発している謎の電波が原因なのでしょうか??
 原因もわからないまま、ストーリーも途中で、終わっちゃいました、、、。
 廃刊になるコミック雑誌に連載していたマンガのような終わり方、、、。

 でも、ランニングタイム72分と短くてテンポが良すぎるので、すぐに観終わるし、それなりに面白いので満足の1本です。世界への公開を考えてなかったんでしょうが、10分くらい続きを足して、もう少し最後はまとめて欲しかった気もしますけどね。

TVシリーズは未見ですが、今作だけでも十分面白かったです。
宇宙を舞台にしたウエスタン系のSci-Fiアクション。

 



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『キラー・ビー  殺人蜂大襲来』

2020-12-08 22:53:30 | 動物パニック

キラー・ビー 殺人蜂大襲来
PANIQUE!(2009年フランス)
 監督:ブノワ・ドベール
 脚本:エマニュエル・サルドゥー
    ヴァンサン・ソリニャック
 音楽:ジローム・ルッセル
 出演:リシャール・アンコニナ
    アレッサンドラ・マルティンヌ
    クララ・ポンソ

 ■ストーリー■
 アフリカでコレラを診ていた医師のフランソワは、娘のガランスを連れて海のそばの保養地バニェールへバカンスにやって来る。友人の医師が3日間家を貸してくれることになっていたのだ。フランソワは友人宅に向かう途中追い越していった車を運転していたモリセットが謎の事故を起こし死亡している現場を目撃する。モリセットは車に入ってきたハチに刺され事故を起こしたのだった。
 友人の家でフランソワは大量のハチに襲われるが、プールに逃げ込み難を逃れるのだった。また、町では海で泳いでいた若者がシュノーケルから侵入したハチに刺されて死亡する事件が発生していた。養蜂家クレマンティーヌと知り合いだったフランソワは彼女に相談するが、そのとき大量のハチがクレマンティーヌの彼パトリックを襲うのだった、、、。フランソワは、市長に警報を出すように依頼するのだが、取り合ってもらえないでいた、、、。

 
 ■感想■
 凶暴なスズメ蜂に襲われた田舎町の恐怖を描くフランスの動物パニックのTVムービー。
 主人公の言うことを聞かない市長。
 蜂が襲ってきそうなのに祭りを中止にしないとか、動物パニック映画定番の展開。
 でも、そんなこと言ってる間に、祭りは開始され蜂が襲ってきてしまいます!!あっという間の展開!!いくら、TVムービーでも展開早すぎでは??

 それなりに被害者も出ますがTVムービーなので描写も甘めで、そんなに被害者の数も多くないです、、、。
 ちょちょいのちょいで作ったようなシリーズ化している2000年代の日本の2時間サスペンスよりはまともですが、いかんせんTVムービー、、大したひねりもなく定番の展開になっています。
 最後は車に閉じ込められて絶対のピンチのはずが、消防隊に助けられます。助けを読んでいたんでしょうねぇ、、、。そんな消防隊に連絡するシーンはないですが、、(笑)。
 
 本当の最後はコメディタッチで終わるのもどうなの??って感じてしまうくらい軽いノリ!!

 でも、一応、動物パニック映画の最低限のラインは合格しているような作品をTVムービーで作っちゃうんですね、、フランス。
 しかも主演がリシャール・アンコニナ。

『アニマル・パージ』(2016年)もフランスのTVムービーでした。正確にはTVシリーズの再編集版ですが、、。2016年の1シーズンのみですが、、、。
『アニマル・パージ』は1話10分の10エピソードのシリーズでしたが、日本でリリースされたのは72分版だったので、時間から計算すると、ほとんどノーカットの再編集版だったんでしょう。

 フランスのTV界では、動物パニック映画が好きなんでしょうか??
 劇場映画では、特に動物パニック映画のジャンルが好きとか、本数が多いとかそんなイメージないんですが、、。
 日本でリリースされていないだけで大量に製作されているんでしょうか??

 ところで今作『キラー・ビー 殺人蜂襲来』いつのまにかセル版は品切れに(amazonでは、、)。

 

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『ボーダー 二つの世界』

2020-12-07 00:05:37 | ドラマ

ボーダー 二つの世界
GRANS(2019年スウェーデン、デンマーク)
 監督:アリ・アッバシ
 脚本:アリ・アッバシ
    イサベラ・エクルーフ
    ヨン・アイヴィデ・リンクヴィスト
 原作:ヨン・アイヴィデ・リンクヴィスト(「ボーダー 二つの世界」(早川文庫))
 出演:エヴァ・メランデル
    エーロ・ミロノフ
    ステーン・リュングレン

 ■ストーリー■
 税関で働くティーナは醜い容姿だったが、特殊な能力を持ち違法なものを感じ取るコトが出来た。羞恥や罪悪や怒りを嗅ぎ分けることが出来るのだ。ある日、違法なビデオをメモリーカードに入れていた男性を発見し証拠物件を押収する。携帯電話の記録からその男性がスヴァーネホルムに行き来していることが判明する。警察と協力して違法ビデオを作成した犯人を捜すことに、、、。
 そんなある日、ティーナは自分と同じような容姿のヴォーレを税関で調べるが何も出てこなかった。ヴォーレはその後も税関を通り抜けようとし取り調べるが何も出てこなかったのだが、、、。

 
 □■□ネタバレしてます□■□

 ■感想■

 「モールス」(ハヤカワ文庫)のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの同名小説(短編)の映画化作品。
 「モールス」はスウェーデンで『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008年)として映画化。その後、ハリウッドで甘めに(観やすくなって)クロエ・グレース・モレッツ主演で『モールス』(2010年)としてリメイクされました、、。
 
 「「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者が書いた小説の映画化だー」という情報しかなく鑑賞しました、、、。 
 観終わってから調べたら、カンヌ映画祭のある視点賞受賞作品でした、、、。

 知ってたら観なかったのにッ!!!

 【カンヌ映画祭】のある視点賞!!もうこれだけで、自分が絶対に好きじゃない確率が95%!!
 やはり知らずに観てしまったのが『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』(2014年)、、、もうすでにどんな作品か忘れてしまいました、、。確か、動物パニック映画だと思って観たら全然そんなことない作品だったという記憶しかない、、、。
 観終わって3日後にはどんな作品だったのか覚えていない、、、。

 ボカシシーンもしっかりあり、意味が分からないのでは??
 それは、『ぼくのエリ 200歳の少女』も同じですが、、、。『ぼくのエリ 200歳の少女』について言えば、物語の大事なシーンが分からない状態にッ!!

 
 でも、今作はボカシシーンよりなにより観てて疲れちゃいました、、、。

 エンターテイメント作品ではないです!

 人類とは違う種族トロルを描いていますが、あくまでもドラマ!ドラマ!ドラマ!観ている人に色んなコトを考えさせるドラマ!!観る人を選ぶ作品でしょうか??
 映画評論家(一般的な)には、受けそうな作品になっています、、、。
 自分はキライな作品です。
   トロルのヴォーレも人類から見るとひどいヤツですが、、、。種族が違うので罪悪感がないという。考え方が違う。人類もトロルに対して同じなんでしょうが。
 ヴォーレも結局生き延びちゃうし(多分)、、ヒロインも映画の最後で満足そうな表情だし、、。
 後味悪い作品でした、、、。
   
 短編でも原作は自分は未読です。
 原作者みずから脚本書いているので、こういう作品なんでしょうか??

 ランニングタイム108分も長すぎ、、、。あと15分くらい短くても、、、。

原作は短編(らしいです)

同じ原作者のヴァンパイア物。

ハリウッドでリメイク(すごく観やすいです、、。)

『ぼくのエリ 200歳の少女』『モールス』の原作(上下巻の長編)

 

 

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『シライサン』

2020-12-06 00:03:52 | 日本映画

シライサン
(2019年日本)
 監督:安達 寛高
 脚本:安達 寛高
 出演:飯豊 まりえ
    稲葉 友
    忍成 修吾
    谷村 美月
    染谷 将太

 ■ストーリー■
 瑞紀は、親友の香奈と食事をしていたが、香奈が何かにおびえだし目が破裂し突然死するのだった。
 また、鈴木春男は弟から連絡を受け、部屋に急行するが間に合わず弟は目が破裂し死んでしまっていた。春男は弟の交友関係を調べアルバイト先の友人だった香奈も死亡したことを知るのだった。瑞紀は春男と知り合い、不自然な死に方の共通だったことから何かがあると感じ調べ始めるのだった。死ぬ直前、春男の弟と香奈と一緒に温泉に旅行した詠子の存在を知り家に向かうのだった、、、。
 一方、記者の間宮幸太は、この不自然な死に方を知り記事にしようとしていた。

 □■□ネタバレしてます□■□
 
 ■感想■
 作家、乙一が監督、脚本のホラー映画。
 乙一は、山白朝子、中田永一、枕木優士等々数多くのペンネームで活躍している作家で、今作では安達寛高の名前で監督&脚本しています。

 今作に出てくる正体不明のモンスターですが、名前を知っただけで3日毎に襲ってくるという設定、ヒットしそうなホラー映画のキャラクターでは??

 大ヒットした『リング』(1998年)はハリウッドでリメイクされましたけど、今作もハリウッドの映画関係者が知ったらリメイクしたがるのでは??

 今作に文句をつけるとすれば、子どもが怖い話を聞いて、忘れるのか??ってコトです!!
 大人だったら忙しくて忘れちゃう人がいるかもしれないですけど、子どもこそ絶対に忘れないはず!!少なくとも数か月は忘れないでしょう!!
 忘れる以外に助かる方法がないっていうのも、なかなか良い設定です!!

 実際に現れたら目をそらしちゃダメという野生動物のような生態(??)もなかなか面白い設定です!!お化けなのに目をそらさなければ近寄ってこないって!!

 染谷将太演じる今回の事件を広めちゃった酒屋に勤める青年が、怖い話を子どもの頃に聞いていたのに大きくなるまで生き残っていた理由が明かされた時点で、この同じ理由が登場人物の誰かに使われるんだろうなぁ、、と思っていたらヒロインに、、、。

 ところで、今作にはクレジットのエンドロールにあるオチが用意されていて、全然わからなかったんですが、、、その後ネットで調べたら、脚本家が間宮冬美になっていました、、、。

 そんなの気づかないよー!!

 映画の中の記者、間宮幸太(忍成修吾)の奥さんの名前です、、、。絶対に気づかない!!
 サイゼリアのキッズメニューの間違い探しより難しい、、、。

 大して宣伝もなかったですけど、今作はJホラー映画ファン必見の1本では??

 

 

 

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『ブロンクスからの脱出』

2020-12-05 10:56:26 | イタリア映画/SF

ブロンクスからの脱出
ESCAPE FROM THE BRONX(1983年イタリア)
 監督:エンツォ・G・カステラッリ
 脚本:ティト・カルピ
    エンツォ・G・カステラッリ
 原案:ティト・カルピ
 音楽:フランチェスコ・デ・マージ
 出演:マーク・グレゴリー
    ヘンリー・シルヴァ
    ヴァレリア」・ドビチ
    パオロ・マルコ
    ティモシー・ブレント(ジャンカルロ・プレト) 
    アントニオ・サバト
    トーマス・ムーア(エンニオ・ジロラーミ)
    

 ■ストーリー■
 前作”ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士”から数年後(多分)、ジェネラル建設はニューヨークのブロンクスを再開発しようと住民を立ち退きを行っていた。そして、立ち退きに従わなかった住民者たちは殺しまくっていた。
 ジェネラル建設に発見された指名手配犯のトラッシュはヘリを撃墜するも、建設会社の別の部隊に家族を殺されてしまうのだった。復讐を誓うトラッシュは、立ち退きの手段をかぎつけた女性記者やブロンクスのギャングたちと協力し、ジェネラル建設の社長クラークをさらうことにするのだった。
 副社長ホフマンは、これをチャンスと考えフロイド・ラングラーと組み社長のクラークもろとも殺そうとするのだった、、。

 
 ■感想■
 エンツォ・G・カステッラリ監督、マーク・グレゴリー主演のポストアポカリプス映画『ブロンクス・ウォリアーズ1990年の戦士』(1982年)の続編。
 タイトルからも分かるようにジョン・カーペンター監督の傑作Sci-Fiアクション映画『ニューヨーク1997』(1984年)の亜流作品です、、。
  正確には亜流を目指した作品です、、、。
 全然、亜流になっていなくて、完全にオリジナルアイディアの作品になっちゃってます。
 
 当時、イタリアでは『マッドマックス2』や『ニューヨーク1997』のヒットを受けてエピゴーネンの作品が多く製作されました。その他『ブレードランナー』の要素も加わり、イタリアでのポストアポカリプスSci-Fi映画は独特の世界観を形成して1つのジャンルになるくらいに、、、。

 このジャンルの作品については、最近記事にしているので細かく書きませんが、『ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士』『ブロンクスからの脱出』以外で日本公開(ビデオスルー、TVのみも、、)された作品を、いくつかあげると、、、

 『ニューヨーク2109』(VHSソフト題:『サイボーグ・ハンター ニューヨーク2019年』)(1983年)
 『カー・バイオレンス』(VHSソフト題:『マッド・ファイター』(1983年)
 『核戦士シャノン』(1983年)
 『未来帝国ローマ』(TV題:『ローマ2072年 虐殺のグレディエーター』)(1983年)
 『近未来戦士テキサス2020年』(1983年)
 『ラスト・ソルジャー』(VHSビデオ題:『ザ・エクスキューター』)(1983年)
 『レプリコップ未来警察』(DVD題:『未来警察サイボーグコップ』)(1985年)
 『マッドライダー』(1983年)
 『アーバンウォーリアーズ 人類最後の都市』(1987年)
 『ラッシュ 地獄からの脱出』(1983年)等々、、。

 

 イタリアで多くの作品が作られSci-Fi映画の1つのジャンルになったのか、このジャンルの作品はアメリカでも製作されることに、、
 『近未来戦争 オメガ帝国の崩壊』(1985年)
 『ステール・ドーン 太陽の戦士』(1987年)
 『バトルトラック2053』(1991年)(カナダと合作)
 
 フィリピンでは
 『最後のアマゾネス』(VHSソフト題:『ストライカー』)(1983年)
 『ファイヤー・マックス』(1984年)
 『未来戦士スレイド』(1987年)(アメリカと合作です)、、、。
 
 イタリアのブームとは別で『マッドマックス2』のオーストラリアの近隣、ニュージーランドでは『バトルトラック』(1982年)が作られました。

 自分がふっと思いつくだけでもこれだけあるので、どれだけの作品が作られたのでしょうか??

  原案、脚本は『テンタクルズ』(1977年)『カー・バイオレンス』(1983年)『ライト・ブラスト』(1985年)のティト・カルピ。

 主演は前作に引き続き、トラッシュ役にマーク・グレゴリー。
 今回は、イタリアの俳優を中心にキャスティング。前作のヒットからすぐに作られた続編なんで揃えられなかったんでしょうか??
 国際的なキャストでは、ヘンリー・シルヴァが出演しています。
 アメリカ映画、イタリア映画、カナダ映画、オーストラリア映画、色んな作品に出演しています。 
 『皆殺しハンター』(1972年)『ザ・ボス 暗黒街の標的』(1973年),『マンハント』(1975年)、『恐怖のマンハント』(VHS題:『コンバット 恐怖の人間狩り』)(1976年)、『吸血の館』(1979年)、『アリゲーター』(1980年)、『メガフォース』(1982年)、『ラスト・ターゲット 狙われたスパイたち』(1984年)、『地獄のボンバー 史上最強のワンマン・アーミー』(1984年)、『パリ警視J』(1984年)、『刑事ニコ 法の死角』(1988年)、『リベンジャー 殺しの特訓』(1988年)、『電脳戦士サイ・ウォリアー』(1989年)、、、。
 メインな役から脇役まで、大作から低予算の作品まで、本当に色んな作品に出演しています、、。まだまだありますが書ききれません、、。
 確か、前に読んだ記事では、食事ができて、新しい服が着れて、ギャラがもらえるから色んな作品に出演するそうです。

 前作は、色んな作品の要素があったごった煮のような作品で、そこが魅力になっていましたが、今作はオリジナリティあふれる普通のSci-Fiアクション映画に、、。まとまりは今作の方がありますが、自分は前作の方が好きだったりして、、、。

 今作は、日本ではTV放送されていないと思うのですがどうなんでしょう??
 字幕で良いので、ブルーレイ化お願いします。

 

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『ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士』

2020-12-04 23:57:19 | イタリア映画/SF

ブロンクス・ウォリアーズ 1990年の戦士(TV題:『ブロンクス・ウォーリアーズ』)
1990 THE BRONX WARRIORS(1982年イタリア)
 監督:エンツォ・G・カステラッリ
 脚本:ダルダーノ・サケッティ
    エリサ・ラビア・ブリガンティ
    エンツォ・G・カステラッリ
 原案:ダルダーノ・サケッティ
 音楽:ウォルター・リッツァッティ
 出演:マーク・グレゴリー
    ヴィック・モロー
    クリストファー・コネリー
    フレッド・ウィリアムソン
    ステファニア・ジロラーミ
    ジョージ・イーストマン
    ジョン・シンクレア

 ■ストーリー■
 1990年市当局はブロンクスを特別危険区域に指定した。法と秩序の回復は不可能となっていた、、。
 そんなある日”ライダー”ズ”の領域にマンハッタン・コーポレーションの跡を継いだアンが逃げ込むのだった。”ライダー”のリーダートラッシュに助けられたアンは”ライダーズ”に仲間になりつきあい始めるのだった。
 マンハッタン・コーポレーションは世界の60%の兵器を作る軍需産業で、アンをブロンクスから連れ戻すためブロンクス出身のハマーを雇うのだった。
 ブロンクス出身の賞金稼ぎハマーを雇い救出を命じるのだった。ハマーは”ライダーズ”のメンバーを殺しグループ同士で争わせ混乱させ、アンを取り戻そうとしていた。そしてアンは”スカベンジャー”に連れ去られてしまうのだった。
 そして、ハマーに買収された”ライダーズ”の1人アイスアンはアンをマンハッタン・コーポレーションに返すよう”スカベンジャー”のリーダーゴランを説得していた。
 一方、トラッシュはブロンクスのリーダー、オグルと合流、アンを救出するため”ゾンビ”の領域を抜け”スカベンジャー”の元へと向かうのだった、、、。



 ■感想■
 エンツォ・G・カステラッリ監督のイタリアの近未来Sci-Fi映画。
 出演者も超豪華で(もちろんイタリアのエンターテイメント作品としては)、ヴィック・モロー、クリストファー・コネリー、フレッド・ウィリアムソン、ジョージ・イーストマン。
 イタリア映画ファンだったら知っている方も少なくないと思いますがヒロインのステファニア・ジロラーミは、エンツォ・G・カステラッリ監督の娘さんです。
 主演のマーク・グレゴリーは1965年生まれなので今作当時17歳でした。今作のあと、続編『ブロンクスからの脱出』(1983年)、『アダムとイブVS食人族』(1983年)、「ランボー」のイタリア版「サンダー」シリーズ3作。『情無用の戦士』(1987年)、『デルタ・フォース・コマンド』(1988年)等々に出演しています。


 ”マッドマックス2””や”ニューヨーク1997””のヒットを受けて作られたポストアポカリプスのジャンルの1本です。
 今作は『ウォリアーズ』+『ニューヨーク1997』で1本作っちゃいました系です。
 自分的には『ウォリアーズ』より好きです!!ウォルター・ヒルのファンの方と『ウォリアーズ』ファンの方すいません、、、。

 ポストアポカリプス系ですが、意外に”マッドマックス2”や”ニューヨーク1997”の要素は低いです。
 ポストアポカリプス度 ★★★
 ウォリアーズ度    ★★★★
 ニューヨーク1997度  ★★

 すいません、、好きな作品でついストーリーかなり後半まで書いちゃいました、、、。

 マンハッタン・コーポレーションの跡取りになるのを嫌がってブロンクスに逃げ込んだヒロインを奪い返そうとする会社側ですが、映画の後半、クライマックスで突然の焼き討ち作戦に!!
 エンターテイメント作品としては、普通の展開ですが、良く考えると今までのストーリーはなんだったの??(良く考えなくてもですが、、、。)
 
 アンを会社に連れ戻さなくて良いの??え、どういうこと??
 『怒りの荒野』(1967年)で突然、リー・ヴァン・クリーフが悪党になるくらいの急展開!!

 最後は主人公以外、主な登場人物たち皆殺しで結局何も解決していない!!
 でも、イタリア映画、音楽がホントに映画を盛り上げてくれます!!この音楽だけでプラス10点!!

 「面白すぎ!!」


 イタリアでは、このジャンルの作品が数多くの作品が作られましたが、本当に傑作ばかり!!

 なんで、こんな面白い作品がブルーレイ化されないんでしょう??TV放映時の吹替音声つきで、どこかのメーカーさんブルーレイ化して下さい!!

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『ダーティ・マグナム’87 デッドリー・インパクト』

2020-12-03 21:54:21 | イタリア映画/アクション

ダーティ・マグナム’87 デッドリー・インパクト(TV題:『ダーティ・キラー』)
DEADLY IMPACT(1984年イタリア)
 監督:ラリー・ラドマン(ファブリッツィオ・デ・アンジェリス)
 脚本:デヴィッド・パーカー・Jr(ダルダーノ・サケッティ)
    ラリー・ラドマン(ファブリッツィオ・デ・アンジェリス)
 原案:デヴィッド・パーカー・Jr(ダルダーノ・サケッティ)
 音楽:フランク・ベンダリー
 出演:ボー・スヴェンソン
    フレッド・ウィリアムソン
    マルシア・クリンガン
    ジョン・モーゲン
    ヴィンセント・コンテ

 ■ストーリー■
 コンピュータ技術でラスベガスのカジノのスロットマシーンを捜査し大金を手に入れたハリー・ヴィンセントと婚約者キャシーのカップル。2人の様子からスロットマシーンで大儲けをしていると感じた2人組は、彼らの後をつけフェニックスでハリーの家に押し入り、金を横取りしようとするのだった。金のありかを聞くために拷問し誤って殺してしまうのだった。
 観光客相手にヘリコプターの遊覧でインチキをしていたルーを乗せたまま、通報を受けた刑事ジョージ・ライアンは現場へ急行し逃げる犯人を追いかけるのだった。

 ■感想■
 ファブリッツィオ・デ・アンジェリス監督の1980年代の刑事アクション。
 脚本はダルダーノ・サケッティとファブリッツィオ・デ・アンジェリス。

 ファブリッツィオ・デ・アンジェリスは、ラリー・ラドマン名義で、「サンダー」シリーズを監督して有名な監督です。
 「サンダー」シリーズは、マーク・グレゴリー主演の『ランボー』のイタリア版の作品!
 シリーズは3作品あって、1作目が「ランボー」そのもの『サンダー』(1983年)、2作目以降はオリジナルな展開に、、、。2作目は『怒りのサンダー逆襲のバーニング・ファイア』(1985年)、3作目が『怒りのサンダー最後の決戦』(1988年)。

 今作は、まずストーリーがひどい!
 イタリアのエンターテイメント映画好きな自分も今作はダメでした、、、。

 カジノでいかさまでもうけているだろうと思った若い男をいきなり殺す展開!!
 事件を知り現場に駆けつけた刑事と派手なカーチェイスになり街中、車を破壊しまくり、、、。

 刑事が相手でも気にせず銃を撃ってくる犯人!!警官殺しは罪が重いのに、、、、。
 
 不必要なまでの派手な銃撃戦!
 さらに派手なカーアクション!
 
 大した事件でもないのに(エンターテイメント映画的には、、)クライマックスにかけてはヘリ2台の大チェイス!

 まず、なぜ本当に殺しちゃう??カジノで大儲けして殺されたらたまったもんじゃないです、、、。
 
 どこまでも、その金にこだわる犯人たち!
 しかも、本当に大金があるのかもストーリー上犯人たちには不明だし、、、。
 
 ヒロインも最後は銃撃戦で死亡!!
 犯人もヘリコプターごと爆発する展開!!
 バランスがおかしすぎ!!

 でも、やっぱり何が1番おかしいのか?と言われればイタリア映画なのに、超ユルユルで緊張感0(いや、マイナス)の音楽!!
 音楽がもっと緊張感をアップさせるものだったら、それだけで評価が変わるはず!!

 自分が観たのは日本コロンビアのVHS版だったのですが、オリジナルもこの音楽なんでしょうか??あまりにユルユルなので気になっちゃいました、、、。

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『ザ・ビッグバン!!』

2020-12-02 11:23:06 | サスペンス

ザ☆ビッグバン!!
THE BIG BANG(2010年アメリカ)
 監督:トニー・クランツ
 脚本:エリック・ジェンドレセン
 出演:アントニオ・バンデラス
    トーマス・クレッチマン
    ウィリアム・フィクトナー
    シエンナ・ギロリー
    デルロイ・リンドー
    サム・エリオット

 ■ストーリー■
 深夜、ある事件を解決した探偵ネッドのもとに、終身刑で服役していた元ボクサー、アントンがやって来て、ある女性を探して欲しいと依頼するのだった。その女性レクシーは、監獄にいるアントンと文通を続けていたが、出所後、レクシーの元を訪ねたが行方が分からなくなっていたのだ。
 なぜ、終身刑だったアントンが出所できたのか??
 なぜ、美人のレクシーは会ったこともないアントンと文通を続けていたのか??
 疑問を抱きつつ、ネッドは捜査を始めるのだが、ネッドの行く先々で人が死んでいくのだった…。


 ■感想■
 アントニオ・バンデラス主演のクライムサスペンス。
 監督、製作は、人気TVシリーズ「24 TWENTY FOUR」の製作総指揮のトニー・クランツ。
 脚本は、『ザ・ネゴシエーター 交渉人』(2000年)、『サブライム 白衣に潜む狂気』(2006年)のエリック・ジェンドレセン。

 アントニオ・バンデラスが大活躍するアクション作品と思いきや、全然弱くてやられまくり、、、。
 クライマックスで少しだけ活躍するものの、ノリは完全に探偵もの。
 
 ロバート・ミッチャムの『大いなる眠り』(1978年)を観るような気持ちで観ると良いかも??そうするとクライマックスの意味の分からないビッグバン製造機とかに驚けるかも??

 でも、映画としては『大いなる眠り』(1978年)の方が全然面白かったりして、、、。好みの問題でしょうけど、、、。

 今作を観たのが2012年で、8年経つと、この作品も観たという記憶しか残っていないような作品に、、、。それでも、クライマックスのトンデモな展開からは面白くなるので記憶に残ってますが、、。

 この内容でランニングタイム101分は長すぎ!!80分(本編75分)くらいでまとめてくれればもっと面白く観れたかもしれないですが、、、。
 なおかつ、主人公の回想シーンでストーリーが進むのも盛り上がらない度をアップさせています!!普通に時間軸を回想形式にしない方が良いと思うんですが、どうなんでしょう。

 1度観れば十分っていう感じですが、細かいところ忘れてしまっているので、観直さないといけないかも、、、。

 

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