「アイスランドはISSの軌道よりもかなり北にありますが、噴煙はここからも見えました:-)」
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している野口聡一宇宙飛行士が、3月27日Twitterで公開したものです。
2010年3月21日未明に、アイスランド南部の火山が噴火して、白い雲の上を漂う濃い噴煙の写真を撮影していました。
ナショナルジオグラフィック ニュースをみていると、いろいろわかります。
2010年4月19日州宇宙機関(ESA)のエンビサット衛星がにとらえた画像は
アイスランドのエイヤフィヤットラヨークトル火山から噴き上がる灰褐色の噴煙が、南東方向に弧を描くように流れている。
全長約400キロにおよぶ噴煙がヨーロッパ各地の上空に流れ込み空の交通網に大きな混乱をきたしているほか、健康被害も懸念されている。
そのアイスランドの火山灰で健康被害の懸念については
April 19, 2010
これから旅立たれる予定おありの方はご一読をおススメします。
アイスランドのエイヤフィヤットラヨークトル氷河の火山は
3月21日にほぼ200年ぶりに活動を始め、4月14日未明に再び噴火を始めました。
このまま終焉に向かうのか、あるいは数ヶ月、一年と続くのか…
この近くにカトラ火山が氷河の下に隠れているそうです。
1918年の大噴火以来、成りを潜めているカトラ火山はアイスランドで最も危険な火山の1つといわれています。
「これまでにも、エイヤフィヤットの噴火が引き金となってカトラ火山が3度噴火している」
今まで同様連動して噴火するかどうかは神のみぞ知るです。
しかしまたもやエイヤフィヤットラヨークトル氷河で起きた火山噴火の影響で、活動を再開する恐れがあると専門家らは警告しているようです。
そのカトラ火山近くにラキ火山もあります。
このラキ火山の1783年6月の噴火はあまりにも有名です。
大量の溶岩と火山灰を発生させ、その後数年にわたってヨーロッパに異常気象をもたらしました。
1789年フランス革命の大きな原因の1つになったと言われています。
そして日本でも1783年7月浅間山がふいて天明の大飢饉へと繋がったのでした。
地震も怖いけど、火山噴火のほうが世界気象に大きな影響を与えるのですね。