核安全サミットに出席した鳩山首相は、夕食会でオバマ米大統領と隣席となる機会をいかして非公式に10分間会談。
一方、中国の胡錦濤主席とは公式に90分間も首脳会談したと報じられていました。
人民元相場についても話し合われ、オバマ大統領は改めて切り上げを求める発言をされています。
2008年9月リーマン・ショック後、アメリカはドル札を2倍も一挙に刷り出し、
かたや中国は3倍もの人民元融資を増やし、財政支出と相まって内需は喚起され8%台の成長を確保したんだそうだ。
対照的に円資金の発行を増やさない日本はデフレ悪化に苦しみ、通貨規律の順守を義務づけられる欧州のユーロ加盟国の危機は深まるばかり。
画像は、産経新聞編集委員・
田村秀男さんのブログからもらってきました。
経済のことはよくわかりませんが、
田村さんの経済コラムを拝見していると、そうだったのかと知りえたこともたくさんありました。
秦の始皇帝は、万里の長城で有名ですが、たしか度量衡とか文字、そして貨幣も統一したと習いました。
「半両銭」といわれる日本の5円玉のように中央に四角い穴が空いたお金を造りました。
いろんなものを統一して戦国時代の覇者になりました。
ところが次の漢の高祖は半両銭を鋳つぶして、小さくて軽い貨幣「英銭」を大量発行するインフレ政策をとって経済を立て直しました。
高校程度の世界史の時間にはここまで教えてもらえませんでした。
今はネット検索で、専門書を読まなくてもこうしたことを知ることができるようになりました。
中国ではその後、唐の時代に紙幣「交鈔(こうしょう)」が発明され宋の時代に定着していきます。
印刷技術の発明ってこんなところに役立っていたのですね。
チンギスハンのモンゴル帝国は交鈔により版図を広げ、フビライの元こそは不換紙幣による最初の世界帝国であったそうです。
馬に乗ってユーラシア大陸を駆け抜けた武力オンリーのイメージをもっていました。
人民元の話を書くつもりが前置きが長くなりすぎました。
続きは明日にします。