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「人生が変わるメガネ選び(梶田雅義)」という本はとてもオススメ!

2015年06月05日 01時00分00秒 | 
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 「人生が変わるメガネ選び」という本は、自分の目に合った質の良いレンズのメガネを使うと、生活を良い方向に一変させるということについて書かれたものです。

 例えば、自分の目に合ったメガネを使用しないと、目の疲れや痛みだけでなく、肩こりや頭痛に発展している方は多いようです。

まさに自分かもと思いました^_^;)

 また、こうした症状を軽視して、診察を先延ばしすると、吐き気やめまい、さらに深刻なケースでは、引きこもりやうつ状態にまで発展することもあるようです。

 これらの症状は、ピントを合わせようと目が頑張りすぎた結果、ピント調節をつかさどる自律神経のかたよりが原因となって引き起こされたもので、こうした症状を防ぐためにはピントを合わせるときのストレスを軽減させる、つまり目の調節機能を補ってくれるメガネが必要とのことです。

 本書では、具体的に以下について書かれていてとても参考になります。

・スマホなどの登場で中近距離へピントを楽に合わせることが重要
・レーシックで遠くが見えるようになることの是非
・目の調節機能の低下が引き起こす心身の健康被害
・遠近両用レンズの進化・多彩なバリエーション
・コンタクトレンズでも遠近両用可能
・紫外線対策、ブルーライト対策
・レンズの質
・レンズは自分の目の変化に合わせることが重要
・目のメンテナンスは眼科に任せる
・タイプの違うメガネを使いこなす
・メガネのフィッティングも重要
・早く遠近両用レンズに慣れる方法

 自分もさっそく眼科に行って、自分に合うレンズを探し、目のストレスを解消して、より良い人生にできたらなぁと思いましたね。

「人生が変わるメガネ選び」という本はとてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・目の性格を大きく変えてしまう要因のひとつがレーシックであり、同一性が失われてしまいます。近視を脳が求めているのに、レーシックによって遠くを見ることを得意としてしまったら。登山やスポーツなど遠くを見る性格=遠視的な性格の人にとってはとてもハッピーなことかもしれませんが、読書やプラモデルをつくるといった手元の細かい作業など近くを見る性格=近視的な性格の人にとっては、したいことができなくなってしまいます。大好きな時間を楽しめなければ、不幸になってしまいます。そしてこの同一性を鑑みずに行ったレンズ選びでも同様なことが起こり得ます。度数だけ合わせたメガネにしても、快適な視界は手に入りません。自分の目の性格がどんなものか、十分に考えて医師に相談すれば、的確な度数を導き出してくれます。いいメガネを手に入れるために、この屈折以上同一性に適合するメガネにしておくことも、元気で快適な生活の源になるのではないかと思っています。近視をコンプレックスと感じている人は実に多いのですが、近視は現代に最適な目と断言できます。「近眼こそは脳が望んだ素晴らしい個性」と捉え、自然の状態に反した矯正をしないでいただきたいものです。

・どこを見るともなくボーッと見ているときに、ピントが合っているところを「調節安静位」といいます。この調節安静位よりも遠くにピントを合わせるときは交感神経が、それより近くにピントを合わせるときは副交感神経が活発に働きます。調節安静位の場所は、正視眼で1メートルくらいの距離にあります。たとえば屋外で作業をするときは、アクティブに動き、目も遠くを見るために、交感神経を活発にする必要があります。また屋内で身体を休めたり、食事をするときには副交感神経が活発に働きます。仕事は農業、家にはテレビもパソコンもないという時代であれば、交感神経と副交感神経はバランスよく働くことができました。またこうした視線や行動の変化の分岐点となるよう、調節安静位が約1メートルにあるのは、身体にとっても理にかなったことでした。おそらく人間が進化していくなかで獲得した特性なのでしょう。これがひとたび現代社会になると不都合が出てきます。昼間は活動的に作業を行うため、気持ちと身体は交感神経を活発にして、アクティブに仕事をこなそうとします。ところが見る距離はどうでしょう。スマホからパソコンの画面までは15~75センチと調節安静位よりも近くにあり、副交感神経が活発に働いているのです。そして帰宅後は身体を休めるためにも、副交感神経を活発にしたいところですが、テレビの大型化によって画面はどんどん遠くになっていっています。つまり交感神経の出番です。ここからも、現代社会は交感神経と副交感神経のバランスが取りづらくなっており、ゆえに自立神経に不具合をもたらしやすい環境といえるでしょう。

・調節安静位は遠視は1メートルよりも遠くにあり、近視は1メートルよりも近い。つまり近視の人がデスクワークを長時間しても疲れが出にくいのは、交感神経が活発になっているから。身も心も、そして目も、交感神経によりアクティブに活動できる状態にあるのです。では遠視といえば、ピントを合わせ続けるために、つねに副交感神経が活発です。さらに副交感神経が活発になると、涙は薄くサラサラになっていきます。涙の粘度が下がると、目の表面に留まりにくくなるうえ、蒸発しやすくなり、角膜は乾いた状態になります。これがドライアイを引き起こす要因になっているのです。これは涙液蒸発降抗進型とよばれ、近年、患者は増加してきています。もうひとつが涙液分泌減少型といい、文字通り涙の分泌量が減ってしまうことで起こり、常時、感想や異物感に悩まされることになります。そして、まばたきの回数が減り、目の表面が乾いた状態が続くことも発症の原因といわれています。疲れ目を放っておいた結果ですね。なぜ、まばたきの回数が減るのか。それはパソコンのモニターを凝視してしまうからです。なぜ、凝視してしまうのか。凝視しないと画面にピントが合わないためです。なぜ、ピントが合わないのか・・・そうして原因を探っていけば理由はひとつ。快適な視界ではないあらです。原因としてパソコン画面を長く見続けることなどが敵視さえていますが、適切なメガネをかけていれば、目はリラックスした状態になり、適切な回数のまばたきを行うようになりますし、質のいい涙もでるようになります。

・副交感神経、交感神経、どちらかに偏った状態が続くと、バランスが崩れたままになり自立神経失調症という病につながります。そのバランスを崩す要因のひとつが視野や視界の不具合です。最初は目の疲れや、目の奥の痛み、目がかすむ、ピントが合いにくい、目が乾く、しょぼしょぼするといった疲れ目の信号からスタートします。これらの疲労を放っておくと、次第に肩こりや首筋の張り、後頭部の痛みなどが起こるようになり、さらに蓄積が進むと眼精疲労となります。こうなると慢性的な頭痛、吐き気、不眠、胃痛、集中力の低下、重いドライアイや倦怠感などを引き起こし、軽いうつ状態になる人もいます。これは度数の合ったメガネやコンタクトレンズを使っていない、ムリして裸眼で生活をするといったことで、常日ごろから目に負担を強い、それが自律神経のバランスを崩す原因になったと考えられます。また、ピントを合わせる毛様体筋や眼球を動かす目の周りの筋肉の疲労が、目全体に広がっていくこともあります。長時間、同じ姿勢で同じ場所を見続ければ、毛様体筋はこわばっていきます。ピントを合わせるのは交感神経と副交感神経がつかさどるもの。このふたつのバランスを無視した使い方をすれば、身体に負担がかかり、病として表れてくるのは明らかでしょう。

・私は若い頃、肩こり、冷え、旅先での不眠などに悩まされましたが、いま振り返れば、これらは自律神経のバランスの悪さが引き起こしたこととわかります。マクラが変わって眠れないことを例に取れば、私は遠視でしたから、さまざまなところを見ようと頑張りすぎて、副交感神経が優位になっていたことが原因でした。人の身体は日中、副交感神経が優位になりすぎていると、夜になっても副交感神経が興奮しきった状態が続き、今度は寝付けないということになってしまうのです。本来はリラックスさせるための副交感神経なのにもかかわらず、過ぎたるは及ばざるがごとし、寝ることも難しくしてしまうのです。

・メガネを変えたことで人体は良い変化、悪い変化が起こります。そしてどちらも実感するようになるまでに3ヶ月から半年の日数を要します。疲れ目や肩こりを抱えて来院された方に「3ヶ月から半年くらい前にメガネを変えませんでしたか?」と聞くと、たいていの患者さんは「なぜ、わかるのですか?」と驚かれます。どうや、脳が不具合をガマンできる期間は短くて3ヶ月、長くて半年ほどのようです。これを「脳の堪忍袋の緒が切れた」と言っています。脳には目から入った光や映像が信号になって送られてきまs。その信号を再び映像化するのは脳が行っています。逆にいえば、脳は気持ちの悪い映像でも、そこまで耐えるということです。耐えきれなくなったときに、頭痛や吐き気といった症状で助けを求めるわけです。ただ、私も、なぜ3ヶ月から半年っかるのかはっきりしたことはわかりません。医師としての30年の経験値としか言いようがないのですが、これがよく当たります。脳が反乱を起こす期間が3ヶ月から半年ならば、鎮静する期間も同じくらいかかります。なので脳が喜ぶいいメガネをかえても、すぐには機嫌を直してくれません。

・調節安静位が正視でだいたい1メートルのところにあるといいましたが、メガネのレンズの選び方によっては、調節安静位をパソコンのモニター画面に合わせたり、本に合わせたり、テレビまでの2メートルくらいに設定したりと、自在に変えることができるのも特徴です。調節安静位ならピント合わせの必要がほとんど生じませんから毛様体筋にも水晶体にも負荷をかけません。何時間もパソコンの前に座っていても平気です。私はパソコン画面と手元を見ることに特化した近近用レンズ(近用ワイドレンズともよばれます)を装着したパソコン専用メガネも持っていて、学会前の資料づくりの際に勝つようしています。調節安静位をパソコン画面に合わせているため、これを使っているときは十何時間もパソコン画面とにらめっこということになってもまったく苦痛を感じません。目よりも先に腕が痛くなるほどです。もし趣味が大画面テレビでの映画鑑賞という人ならば、画面に調節安静位がくるような鑑賞用のメガネを用意するとよいでしょう。また読書が趣味という人は、本にうまくピントが合うような読書用のメガネを用意すると、集中力が増して、グッと小説の世界に入り込むことができるはずです。残念ながら、単に遠くを見るために行うレーシックではこうした快適さを得ることはできません。ひとたびメスを入れられた角膜は、すっかり性格を変えてしまい、合わせるレンズ選びも難しくなってくるからです。それよりも、シーンに応じたメガネをそろえておいたほうが、よほど自律神経を健全に保つことができ、快適な毎日を手に入れることができるのです。遠くだけ見えて満足している時代はもう終焉を迎えています。これからは、できるだけ遠くか近くまでシーンに応じて見やすく、そしてきれいに見えるかを考える時代になるでしょうし、みなさんにもそういったメガネを手に入れていただきたいと思います。そのためには、自分の目の性質に合ったレンズ選びにこだわることが重要になります。最高視力が得られるメガネがいいメガネではなく、快適な視力、快適な視界、快適な毎日が手に入る「良質な見え方」を提供するメガネこそが「いいメガネ」なのです。

・毛様体筋の震えと自覚症状が関連していることもわかりました。目が疲れているという人は毛様体筋の震えが大きく、それほど疲れていないという人は震えていないのです。さらに、この装置を使うことで、老眼かどうかもすぐにわかるようになりました。また、いま見えづらいのは筋肉の疲れなのか、老眼なのかは毛様体筋を見ればはっきりとわかります。

・レンズメーカー各社は、境目のない遠近両用レンズの開発に注力し、かつてないほどの高い性能の遠近両用レンズが世に出回っています。遠近両用レンズは、1枚のレンズに遠くも近くも、さらに中間距離にも焦点が合うように、複数のレンズの機能をまとめた高性能のものになっているため、かけたりはずしたり、鼻にかけたりという動作をせずにすむばかりか、老眼用レンズと周囲に悟られずに使うこともできます。進化した遠近両用レンズをつけたことで、これまで体験したことのない良好な視界に多くの方が驚かれています。

・【老眼鏡】
老眼になったと聞いたら、最初に思い浮かぶのが「老眼鏡」でしょう。これは一定の手元の距離だけにピントを合わせる単純なメガネなので、もともと遠くはメガネなしで生活できる方が好んで使う傾向があります。ひとつだけの度数でできたレンズなので手元にはスッキリとピントが合い、遠近用レンズのように視線の使い方に慣れる必要もありません。ところが、手元以外にはピントが合いませんので、人の顔や遠くを見る場合はあごを引いて、メガネフレームの上から目を出すような見方をします。

・【近近用レンズ】
単焦点の老眼鏡よりも少し広い視野を持っているのが「近近用レンズ」です。近用ワイドレンズなどともよばれることがあります。読み物、書き物、パソコンまでの手元から1メートルくらいまでの範囲にピントが合うように設定しているのが特徴です。そのため、レンズ上部を1メートルくらいが見えるような度数にし、レンズ中央から下部にかけての広い範囲を、近くを見るための度数に設定しています。単焦点の老眼鏡よりも奥行きがあるので、もう少し見える範囲が欲しいという要望に応えます。パソコンと手元の資料がしっかり見たいという仕事内容に向いていまs。またパソコンに向き合う時間が長いシステムエンジニアやグラフィックデザイナー、辞書などの細かい字をよく見る翻訳家や作家など、デスクワークに向いたレンズです。

・【中近用レンズ】
室内での作業が多い方に最適です。手元から3~5メートルくらいまでの距離を見るのに適しています。レンズの中央に中間距離を見るための度数が広く取られており、レンズ下部に手元を見る度数、遠くを見るための度数はレンズ上部にありますが比較的狭くなっています。椅子に座って社内は見渡せるけれど、窓の外にある建物や木々などはボケるといった見え方をします。仕事の内容としては、あまり外出することはなく、社内にいることが多いタイプ。パソコンを多用し、報告書などの資料によく目を通すほか、部下や同僚の顔を見ながら話したりするオフィスでの仕事に向いています。医師や服飾デザイナー、シェフやパティシエといった専門職の方、また専業主婦の方にも最適です。

・【遠近用レンズ】
近くも遠くも見えるのが「遠近用レンズ」です。特徴は遠くから近くまで見えるように徐々に度数を変えているこおで、屋内でも外でも1本のメガネですませたい、という方に最適です。遠くはレンズ上部、近くはレンズ下部で見ます。仕事の内容からすれば、外回りもするため電車やクマでの移動があり、移動中もスマホでメールをチェックし、資料を読むことも多い。社内ではデスクワークが多くパソコンも活用したり、会議や研修に出席し、資料を見ながら、講義を聴き、メモも取る。そんな、一日のうちに合わせるべき視点がいくつもあるような方にピッタリです。ほかにも建築現場の監督やレストランやホテルといった接客業など広いところを統べる仕事に向いています。一日中、かけっぱなしでも大丈夫なので、非常に便利な万能タイプのレンズですが、やや弱点があるとすれば、長時間のパソコン作業や読書という場合に少々、使いづらさがあります。イラストのとおり、1枚のレンズにすべての距離に対応した度数を組み込んでいるため、中間から手元にかけての度数領域が小さめなためです。もし、パソコンや文字に向かう時間が長いという方は、先に紹介した近近用レンズの併用をおすすめします。

・私は現在、ニコンの最新設計の遠近両用レンズを使用しています。これはパソコンやスマホなどのデジタル機器の使いやすさを優先して設計されたもので、パソコンのモニター画面全体に焦点が合うよう、ピントが合う幅が広いのが特徴です。使い始めてから、それ以前は診察時に使う日常生活用、パソコン用、読書用、自動車の運転用と、メガネを使い分けていたものが、このレンズにしてからほとんどかけ換えることもなくなりました。そのくらい使い心地がいいのです。いまや遠近両用といっても、用途に合わせて多様なレンズがそろっていますので、最適かつ快適な見え心地のレンズに出会えるようになっています。

・遠近両用レンズは1枚で遠方から近方までのすべての距離にピントが合わせられるという特徴がありますが、その一方でパソコンやペーパーワークなど、50センチから1メートルの距離にピントを求めるデスクワークにやや合わせにくいという傾向があります。そこで室内空間でよく使用する距離を見やすくしたレンズが「室内空間快適レンズ」です。一般的に「中近両用」「中近レンズ」などとよばれているタイプがこれになります。多くの人が1日の80%以上を室内で過ごしているというデータがあります。そういう人にはむしろ、オフィスや家での”読む”
”見る””動く”をスムーズに行うための専用レンズならストレスがありません。こうしたレンズは、パソコンやスマホにピントが合う度数をレンズ中央の広い部分に設定しているため、これらにスムーズにピントが合うのが特徴となっています。ユレやゆがみが少なく設計されているため、目を横方向に向けても広く見渡せるため、机の両サイドに資料を広げることの多いデスクワークに向いています。

・老眼鏡をつくったものの、ピントが合う範囲が狭く、意外に使いづらいということに気付く方も多いはずです。そんな方におすすめなのが「近近用レンズ」です。「近近両用レンズ」「近用ワイドレンズ」と呼ばれることもあります。老眼鏡に比べて少し先までピントが合うので、視野に奥行きが出ます。初期老眼の場合は数メートル先まで見えますし、老眼が進んだケースでもデスクワークに余裕が出てきます。使い勝手もいいので、今後の手元用レンズは近用ワイドレンズが主流になっていくと思います。

・遠近両用レンズの入門編としておすすめしているのが「リラックスレンズ」「ビジョンサポートレンズ」とよばれるタイプのものです。各社、呼び名に違いがありますが、たとえばニコン・エシロールでは、このタイプのレンズを「リラクシー」と名付けていますが、老眼の自覚症状がなく、疲れ目対策のレンズとして30代に向けて発売しています。

・最初の本格的な遠近両用レンズは老眼がスタートする40代半ばで使い始めるのが適当だと思います。その後は50歳、55歳くらいで最適な度数に変更していくのがよいでしょう。55歳でつくったメガネが長く使える人もいますが、60歳くらいでもう一回、つくる人もいます。もちろん、35歳くらいからあまり度数の強くない遠近両用レンズを使い始めて、使い勝手に慣れておくという方法もあります。遠近両用レンズはできるだけ軽い度数のうちに使い始めると、度数を上げていっても苦労なく慣れることができます。なにしろ遠近両用レンズは慣れるまでコツをつかうのに少々時間を要するレンズです。

・正しい治療を受けて、目の健康を保つためにも、また最適なメガネをかけるためにも、1年に1回の眼科での検診を習慣化してほしいと思います。そして、検査の際にはいまお使いのメガネをお持ちください。自分では合っていると思っていても、実は合っていないことが発覚することが多々あります。ちなみに、視力の検査でもすべて保険が適用されます。だからもっと気軽に「視力を測ってください」と来院していいのです。メガネの処方箋同様、保険適用であることもあまり知られていないのが残念です。

・目と自律神経の相関関係を多くの人が知ってくれれば、心の問題の早期解決につながることもあります。40代になると、老眼が始まることで、イライラすることが多くなります。しかも本人はイライラしていることに気付いていない、気付いていても目が原因とは思っていないことが多いのです。ご家族や会社の同僚、そして友人、周りの人のこうした変化を見逃さず、眼科にかかるように促してあげてください。それが心を穏やかに過ごすお手伝いになるのです。

・私は、日常生活は遠近両用レンズの1本で済みますが、今日は論文を書くぞ、というようなときは、手元とパソコンの両面がよく見える近用ワイドを使っています。どちらも疲れ知らずで、いつまでも仕事をしていることができます。また人に会うことが多い学会ではコンタクトレンズを使うなど、シーンに合わせてもっとも快適になるように使い分けています。このように、用途に合わせて度数の違うメガネを何本かそろえておくと、生活をより快適にすることができます。もっともナンセンスだと思うのが、スペアとして度数もフレームも同じものを2本揃えておくことです。片方は死蔵することになり、気付いたときには度数も変わり、新しいメガネに買い替えるということになりかねません。使わないものを持つくらいなら、目的に合わせて度数を替えたメガネを持っているほうが有益ですし、利用価値があります。

・最適なレンズは眼科医が処方できますが、フィッティングはメガネ店でしかできない技術です。フィッティングとは、顔の形に応じて鼻当ての部分や耳にかかる部分をその人にぴったりとフィットするよう調整する、職人技術ともいえるものです。「メガネを新しくしたら肩がこるようになった」「目が疲れやすくなった」「長く活字を追うと頭痛がする」、こんな症状を再三にわたり、メガネの度数が合っていないことが原因と述べてきましたが、実は正しくフィッティングができていないことでも起こります。フレームと顔の形が合っていないと、こうした症状を引き起こすことがあるのです。たとえば耳の後ろにメガネが当たって痛くなる。これはメガネフレームの圧迫によって血の巡りが悪くなって起こります。いわゆる褥そう、つまり軽い床ずれの状態になっているのです。ほかにもこめかみが圧迫されたり、メガネの重さが鼻パッドにかかることで、不快な思いをすることもあるでしょう。またメガネがずれやすく年中メガネの位置を変える必要があったり、かけはずしを繰り返したり、そこまでしなくても、なんとなく違和感を持ち続けることもあります。必要以上にメガネに触ることになると、そのために耳の後ろや鼻に余計なテンションをかけることになり、さらに痛くなるという悪循環に陥ることもあります。かけていることを忘れてしまうほど、顔に合ったフィッティングをしてもらうことは、快適な視野を保つには必要なことなのです。

・メガネ店でフィッティングが終わったら、そのままケースに入れて持ち帰りましょう。その日は使わずに枕元に置いておくこと。かけるのは次の日、目が覚めてからです。脳が前のメガネの記憶を持っているときに、新しいメガネをかけても、これまでのメガネが快適と判断します。脳は「この視界は不快」「なじまない」「これは自分の見え方ではない」という信号を出すのです。だから、前のメガネの記憶があるうちに、新しいメガネをかけえも、どうもしっくりこないのです。そうした違和感を取り去るために一度、しっかりと寝ること。寝ている間に目と脳はリセットして、前のメガネの記憶を消し去るからです。そして目が覚めたら、起きあがる前にメガネをかけること。裸眼のままで歩きまわると、脳は裸眼での見え方を快適と判断してしまいますから、必ず布団のなかでメガネをかけて起きあがるようにしてください。朝一番でかけると、これが自分の目だと脳は判断してくれますから、馴染むのが早くなります。また2時間くらいなら、昼寝をするときもかけたままの方がいいです。目を開けたときに、違う情報を脳に入れないようにするためです。


良かった本まとめ(2014年下半期)

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