<土曜は株のおはなし>
資源・環境制約、少子高齢化、新輸出という観点から今後の日本の新成長市場規模・主な参入企業は以下の通りです。
週刊東洋経済(2009.4.4)p156から引用しました。
今後株式投資をするならば、今後成長する市場で技術等やシェアを持っている会社を選んだ方が良いかと思います。
株式投資の参考になればと思います。
<資源・環境制約>
(1)エコカー
予想される市場規模:日米欧218万台(ハイブリッド車の2012年予想、2008年50万台)
主な参入企業:トヨタ自動車、三菱自動車、ホンダ
(2)水関連(淡水化プラントなど、世界的な水不足は深刻)
予想される市場規模:世界6200万?/日(淡水化施設の2015年予想、2005年比2倍)
主な参入企業:栗田工業(水処理装置の国内トップ)、酉島製作所(ポンプ専業で中東での淡水化プラント向けに強み)、東洋紡(中空糸型膜が特に中東地域で強い)
(3)LED(低価格で普及拡大)
予想される市場規模:世界94億ドル(2011年予想、2006年41.8億ドル)
主な参入企業:日亜化学、東芝ライテック、シャープ
(4)スマートグリッド
主な参入企業:変圧器・開閉器関連で高岳製作所、富士電機、明電舎、日新電機など。蓄電池では日本ガイシ、FDK、NECトーキンなど。電力計で大崎電気など。
(5)太陽光発電(日本の技術優位性高い)
予想される市場規模:国内3.7万MW(2020年予想、現在比25倍)
主な参入企業:シャープ(世界2位で特許出願件数はトップ)、京セラ(世界4位で中国での低コスト生産に強み)、三洋電機(世界7位、パナソニックが子会社化)
(6)風力発電(新エネルギー普及の先導役)
予想される市場規模:世界24万MW(2012年予想、2007年9.4万MW)
主な参入企業:ユーラスエナジーホールディングス(国内1位、東京電力が60%、豊田通商が40%出資)、日本風力開発(国内3位)、三菱重工業(風力発電プラント国内1位)
(7)原子力(世界的に回帰の動き)
予想される市場規模:世界96基(2008年1月に建設・計画中の発電所)
主な参入企業:東芝、日本製鋼所、三菱重工業
(8)バイオマス(二酸化炭素削減の切り札)
予想される市場規模:国内3817億円(2015年度予想、2007年度比5.3倍)
主な参入企業:出光興産(非食糧系の利用に着目。セルロースをアルコールに変換する技術を開発)、月島機械(建設系廃木材からのエタノール製造設備の実用化開発。)、ファーストエコ(森林系バイオマスを製造/販売)
(9)リチウムイオン電池(電気自動車・新エネルギーに不可欠)
予想される市場規模:世界2兆円強(2020年予想、2008年8400億円)
<少子高齢化>
(1)新型インフルエンザ(ワクチン備蓄は急務)
予想される市場規模:世界5千万~6千万人(パンデミック時の死亡人数)
主な参入企業:中外製薬(タミフルを販売。1330万人の国家追加備蓄が決定)、電気化学工業(子会社のデンカ生研で新型ワクチンを開発済み)、日油(国立感染症研究所と万能ワクチンの創製に成功)
(2)後発医薬品(国内に拡大余地あり)
予想される市場規模:国内30%(医薬品に占める比率の2012年度目標)
主な参入企業:沢井製薬、日医工、ニプロ
(3)介護(市場拡大は確実)
予想される市場規模:国内174万6千人(人材需要の2011年度予想、2008年度比14%増)
(4)再生医療(iPS細胞が世界的に注目)
予想される市場規模:世界1兆~2兆円(創薬スクリーニング分野)
主な参入企業:タカラバイオ、科研製薬、テルモ
(5)サービスロボット
予想される市場規模:国内2兆円(2016年予想、2006年67億円)
主な参入企業:パナソニック電工、富士重工、セコム
<新輸出>
(1)鉄道(環境負荷が小さい)
予想される市場規模:180分の1(二酸化炭素排出量対自動車比)
主な参入企業:日立製作所、近畿車輛、日本信号
(2)航空機
予想される市場規模:世界11.7億人キロ(RPKの2027年予想、2007年比2.6倍)
主な参入企業:三菱重工業、東レ(炭素繊維をボーイングに独占供給)
(3)観光(先進国がこぞって強化)
予想される市場規模:国内4.3兆円(訪日外国人向け2020年度目標、2007年度1.5兆円)
主な参入企業:JTB、KNT(近畿日本ツーリスト)
(4)農業(雇用の受け皿としても期待)
予想される市場規模:世界23.8億トン(食糧需要の2015年予想、1999年18.8億トン)
(5)コンテンツ(映画・アニメなど、クールジャパンを世界へ)
予想される市場規模:日本20兆円(2015年予想、2007年13.8兆円)
バフェット流投資判断銘柄一覧!
株のお話しまとめ(2008年)
<今日の独り言>
5歳の息子は「ばあば」から東西線のプラレールをプレゼントしてもらい、大喜びです。「ばあば」が「もう1つ買おうか?」と訊くと、「お金がかかるからいいよ!1個で十分だよ!」と息子が殊勝な返事をしたのには驚きました。でも、別に我慢する必要ないんですけどね・・・^_^;)
資源・環境制約、少子高齢化、新輸出という観点から今後の日本の新成長市場規模・主な参入企業は以下の通りです。
週刊東洋経済(2009.4.4)p156から引用しました。
今後株式投資をするならば、今後成長する市場で技術等やシェアを持っている会社を選んだ方が良いかと思います。
株式投資の参考になればと思います。
<資源・環境制約>
(1)エコカー
予想される市場規模:日米欧218万台(ハイブリッド車の2012年予想、2008年50万台)
主な参入企業:トヨタ自動車、三菱自動車、ホンダ
(2)水関連(淡水化プラントなど、世界的な水不足は深刻)
予想される市場規模:世界6200万?/日(淡水化施設の2015年予想、2005年比2倍)
主な参入企業:栗田工業(水処理装置の国内トップ)、酉島製作所(ポンプ専業で中東での淡水化プラント向けに強み)、東洋紡(中空糸型膜が特に中東地域で強い)
(3)LED(低価格で普及拡大)
予想される市場規模:世界94億ドル(2011年予想、2006年41.8億ドル)
主な参入企業:日亜化学、東芝ライテック、シャープ
(4)スマートグリッド
主な参入企業:変圧器・開閉器関連で高岳製作所、富士電機、明電舎、日新電機など。蓄電池では日本ガイシ、FDK、NECトーキンなど。電力計で大崎電気など。
(5)太陽光発電(日本の技術優位性高い)
予想される市場規模:国内3.7万MW(2020年予想、現在比25倍)
主な参入企業:シャープ(世界2位で特許出願件数はトップ)、京セラ(世界4位で中国での低コスト生産に強み)、三洋電機(世界7位、パナソニックが子会社化)
(6)風力発電(新エネルギー普及の先導役)
予想される市場規模:世界24万MW(2012年予想、2007年9.4万MW)
主な参入企業:ユーラスエナジーホールディングス(国内1位、東京電力が60%、豊田通商が40%出資)、日本風力開発(国内3位)、三菱重工業(風力発電プラント国内1位)
(7)原子力(世界的に回帰の動き)
予想される市場規模:世界96基(2008年1月に建設・計画中の発電所)
主な参入企業:東芝、日本製鋼所、三菱重工業
(8)バイオマス(二酸化炭素削減の切り札)
予想される市場規模:国内3817億円(2015年度予想、2007年度比5.3倍)
主な参入企業:出光興産(非食糧系の利用に着目。セルロースをアルコールに変換する技術を開発)、月島機械(建設系廃木材からのエタノール製造設備の実用化開発。)、ファーストエコ(森林系バイオマスを製造/販売)
(9)リチウムイオン電池(電気自動車・新エネルギーに不可欠)
予想される市場規模:世界2兆円強(2020年予想、2008年8400億円)
<少子高齢化>
(1)新型インフルエンザ(ワクチン備蓄は急務)
予想される市場規模:世界5千万~6千万人(パンデミック時の死亡人数)
主な参入企業:中外製薬(タミフルを販売。1330万人の国家追加備蓄が決定)、電気化学工業(子会社のデンカ生研で新型ワクチンを開発済み)、日油(国立感染症研究所と万能ワクチンの創製に成功)
(2)後発医薬品(国内に拡大余地あり)
予想される市場規模:国内30%(医薬品に占める比率の2012年度目標)
主な参入企業:沢井製薬、日医工、ニプロ
(3)介護(市場拡大は確実)
予想される市場規模:国内174万6千人(人材需要の2011年度予想、2008年度比14%増)
(4)再生医療(iPS細胞が世界的に注目)
予想される市場規模:世界1兆~2兆円(創薬スクリーニング分野)
主な参入企業:タカラバイオ、科研製薬、テルモ
(5)サービスロボット
予想される市場規模:国内2兆円(2016年予想、2006年67億円)
主な参入企業:パナソニック電工、富士重工、セコム
<新輸出>
(1)鉄道(環境負荷が小さい)
予想される市場規模:180分の1(二酸化炭素排出量対自動車比)
主な参入企業:日立製作所、近畿車輛、日本信号
(2)航空機
予想される市場規模:世界11.7億人キロ(RPKの2027年予想、2007年比2.6倍)
主な参入企業:三菱重工業、東レ(炭素繊維をボーイングに独占供給)
(3)観光(先進国がこぞって強化)
予想される市場規模:国内4.3兆円(訪日外国人向け2020年度目標、2007年度1.5兆円)
主な参入企業:JTB、KNT(近畿日本ツーリスト)
(4)農業(雇用の受け皿としても期待)
予想される市場規模:世界23.8億トン(食糧需要の2015年予想、1999年18.8億トン)
(5)コンテンツ(映画・アニメなど、クールジャパンを世界へ)
予想される市場規模:日本20兆円(2015年予想、2007年13.8兆円)
バフェット流投資判断銘柄一覧!
株のお話しまとめ(2008年)
<今日の独り言>
5歳の息子は「ばあば」から東西線のプラレールをプレゼントしてもらい、大喜びです。「ばあば」が「もう1つ買おうか?」と訊くと、「お金がかかるからいいよ!1個で十分だよ!」と息子が殊勝な返事をしたのには驚きました。でも、別に我慢する必要ないんですけどね・・・^_^;)