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国立科学博物館(上野)へ行って来ました!

2009年04月27日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 東京のJR上野駅公園口から徒歩5分にある国立科学博物館へ行って来ました!

 国立科学博物館は1877年(明治10年)に設立された、日本で最も歴史のある博物館の一つであり、国立の唯一の総合科学博物館とのことです。

 自然史及び科学技術史研究に関する世界の中核的拠点として、また日本の博物館をリードする中心的博物館として活動していて、約370万点におよぶ貴重なコレクションを保管しています。

現在、上野本館をはじめ5つの地区(筑波、新宿等)において、調査研究、標本資料の収集・保管、展示、学習支援活動等を展開しているようです。

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↑上野の国立科学博物館の建物


上野の国立科学博物館は、大きく2つに分けることができ、「地球館」と「日本館」がありました。

それぞれたくさんの展示物が以下の通りあり、じっくり見るには1日以上かかると思います。

私の場合は、午前10時過ぎから昼飯も食べずに^_^;)

飛ばして見ても17時ぐらいになってしまいました・・・。

とても充実してかなり勉強になりましたが、さすがに疲れましたね^_^;)

でも展示物は、どれも最新で、また内容も最新の学説を取り入れているようでした。

薄型液晶画面もふんだんに使用していて見やすかったです。

とてもオススメな科学博物館です。子供も大人もぜひ行くべきだと思います!


<地球館>
大地を駆ける生命
力強く生きる哺乳類と鳥類を見る
たんけん広場-発見の森-
科学と技術の歩み
たんけん広場-身近な科学-
地球の多様な生き物たち-みんな関わりあって生きている-
地球環境の変動と生物の進化-恐竜の謎を探る-
地球環境の変動と生物の進化-誕生と絶滅の不思議-
宇宙・物質・法則-自然の“しくみ”を探る-
科博の活動

<日本館>
日本列島の素顔
生き物たちの日本列島
自然をみる技
日本列島の生い立ち
日本人と自然
企画展示室
シアター36○


 以下ほんの一部ですが、この上野の国立科学博物館の中身を紹介します。


まず、結構アピールしていたのが月の石です。

アポロ11号とアポロ17号が持ち帰ったものです。

一緒に月との往復をした日本の国旗も合わせて展示しています。

月の石とはいえ、かなり小さいです!

もう少し大きいかと想像していましたが、まあアメリカは各国にプレゼントしただろうし、大きな石は研究に使用しているのだと思います。あまりの小片に驚きました。

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↑アポロ11号が持ち帰った4小片の月の石


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↑アポロ17号が持ち帰った1個の月の石


それから、元素記号の一覧と、それぞれの本物の物質を展示しているのは良かったですね。

理解が進むと思います。

思わず「すい~へー~りー~べー~」を思い出しました^_^;)

その先の「すかんちーぷくりまんじゅう~」もですけどね・・・。

もちろん、放射性物質は危険なので展示していません。


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↑元素記号一覧


それから、霧箱は面白かったですね。

初めてみました。

宇宙から飛んでくる素粒子を見るというのは面白いですね。

ここにある霧箱のなかは、上部からアルコールが蒸発し、-40℃以下に冷却した底面に勢いよく拡散していて不安定なアルコール蒸気層が形成されています。

このなかに宇宙線のような電気を帯びた粒子が飛び込んでくると、その道筋に沿って気体分子が電離しそこにアルコール蒸気が集まって小さな液滴が並ぶので飛行機雲のような飛跡が見えます。

宇宙線や電子、陽子、アルファ粒子が見えるようです。結構飛んでいて驚きました。

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↑霧箱


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↑霧箱の説明


 それから、光電子増倍管もありました。

光電子増倍管は受光面がとらえた光を電子に変え、内部の電極で増幅するものです。

スーパーカミオカンデの光電子増倍管は世界でもっとも大きな受光面積をもち、1個の光子を1000万個の電子に増幅することができるようです。

ノーベル賞を受賞した小柴さんの研究ですね。

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↑光電子増倍管

それか
ら、フロアが変わって生物の進化のコーナーですが、棘皮動物の化石がありました。現存する棘皮動物には、ウニ、ヒトデ、クモヒトデ、ナマコ、ウミユリの5つのグループがあるようですが、古生代の初期には、さまざまな体のつくりをもつ20ものグループが浅海で繁栄し、この時代はまさに棘皮動物のパラダイスだったようです。

「カンブリアの爆発」で、棘皮動物にも「進化の試行錯誤」があったことを物語っています。

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↑棘皮動物の化石


それから二酸化炭素濃度と気温変動のグラフがありました。

以前紹介した「凍った地球-スノーボールアースと生命進化の物語(田近英一)」の内容と同じで、現在は大きな地球の流れの中では二酸化炭素濃度が低く、氷河期だということがよくわかります。

石炭紀の頃は植物が生い茂り、二酸化炭素濃度が低くなってペルム紀のあたりまで地球が凍ってしまったと考えられます。

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↑二酸化炭素濃度と気温変動のグラフ



それから、有名な320万年前のアウストラロピテクスのルーシーの模型がありました。左の骨が実際に見つかった骨だと思います。

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↑アウストラロピテクスのルーシー


それからマツボックリがたくさんありました。写真では分かりにくいですが、かなり巨大なものがあるなぁと感動しました。

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↑マツボックリ


それから、男の子に人気なのはやはりカブトムシで、世界のカブトムシ一覧は男の子にはたまらないと思います^_^)

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↑カブトムシ


それから、日本初の人工衛星「オオスミ」の実物大もありました。想像よりは小さめでした。

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↑日本初の人工衛星「オオスミ」


それから、ラバウル北西ニューブリテン島沖の海底で発見されて引き上げられたゼロ戦も展示されていました。

零戦21型ですが、偵察用として2座席に改造されています。

ビス1つ1つを見ることができるのは感慨深いものがあります。

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↑ゼロ戦


それから、日本の首長竜のフタバスズキリュウの模型もありました。

約2億年前~6500万年前に生息した首長竜は、恐竜ではないとのことです。よく恐竜と間違えられますが、海生のハ虫類とのことでした。

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↑首長竜


それから、シアター36Mを楽しみました!直径12 . 8m(実際の地球の約100 万分の1の大きさ)のドームの内側全てがスク
リーンになっていて、その中のブリッジに立ち、映像を見ることができます。

360°全方位に映し出される映像により、独特の浮遊感や迫力ある映像が味わえました。

愛知博で使用された映像と、オリジナルの火山の映像を見れました!これは面白かったです!

ぜひ体験することをオススメします!この映像は閉館よりずっと早目に終わるので注意してくださいね。


<国立科学博物館>
所在地:〒110-8718東京都台東区上野公園 7-20
お問い合わせ:03-5777-8600
開館時間:9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始(12月28日~1月1日)
入館料:一般・大学生600円、高校生以下無料


大きな地図で見る
↑上野の国立科学博物館の地図

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<今日の独り言> 
久しぶりに5歳の息子とフリスビーで遊びました。息子はすっかり投げ方を忘れてしまっていて、教えるのに苦労しましたが、どんどん飛ばすのがうまくなって、とてもうれしかったようです^_^)また遊びます!!

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