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「地球の上で歩く、食べる、眠る(北山耕平、梶原光政)」という本はオススメ!

2010年12月17日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「地球の上で歩く、食べる、眠る(北山耕平、梶原光政)」の購入はコチラ

この「地球の上で歩く、食べる、眠る(北山耕平、梶原光政)」という本は、山登りや野宿などアウトドア初心者向けの本です。

旅に必要な服やグッズ、食べ物、寝場所などについて詳しく分かりやすく解説してあります。

アウトドアに興味がある方にはとてもオススメな本です!

以下はこの本のポイント等です。

とてもオススメな本です!

・自然の中を自らの足で歩いて回り、自然と交信する術を、自分のなかに取り戻すことです。ほんのひとときでも都会の喧騒を離れ、心静かに自然のなかに身を置いてみれば、おぼろげながらでも、「あるべき未来」の輪郭が見えてくるはずです。いま、日本中の野山は、定年退職した中高年の人々であふれかえっています。それはそれでけっこうなことです。でも、いま本当に日本の野山を歩き回るべきなのは、体力・気力・知力がバランスよく整った若い人たちではないでしょうか。

・ときには煮詰まって、ひとりになりたい!と切実に思い、街に出かけてもそこは人また人の山。かえって、ストレスが増します。こんなときの特効薬は、ズバリ、できるだけ深い緑の中に身をひたすことです。そこで深呼吸して鳥の鳴き声や風のそよぐ音に耳を傾け、おもむろに歩き始めるのです。東京でいえば、明治神宮の森などは、最高の場所です。なにしろ、100年以上も昔、明治時代の先人たちが、もともと江戸周辺に生い茂っていた木々を植樹した「本物の森」を残してくれたのですから。大事なのは、歩くことに集中すること。気になっているあのことこのこと、心にとげのように刺さっている、あの人の言葉・・・・・。これらの思いが浮かび上がってくるたび、自分の足音に集中し、日の光や木々のざわめきに注意を向けてみるのです。30分がたち、1時間が過ぎるうちに、はじめて、「やっと、ひとりになれた」という感覚が得られることでしょう。同時に、心のなかにあった「しこり」のようなものが徐々に解け、気持ちが楽になったことが感じられるはずです。
「すべての人は、その人生で、進んでひとりになる期間をもつ必要がある」
これは、自然とともに生きるすべてのネイティブ・ピープル(先住民族)に共通する教えです。進んでひとりになることでのみ、人は本当の自分自身と出会い、精神的に成長できるということを示唆した言葉です。偉大な覚者といわれる人たちも例外なく孤独な時期を過ごしているし、ネイティブ・アメリカンの社会でも、幼児期を過ぎたことからひとりになることでビジョン(過去・現在・未来を見通す像)を見ることを促す伝統が今も残っています。これはビジョン・クエストと呼ばれる、大人になるための通過儀礼です。つまり、ひとりになることは、「自分が何者であるか?」を自分自身に問い、人生のバランスを回復させるメディスン(薬)だといえるでしょう。だから、できるだけ、ひとりきりになれる時間と空間を持ちましょう。

・アウトドアでの行動に欠かせない、重要なアイテムの一つが手袋です。特に、山や森などを歩くときは、思わず手近にある木の枝につかまったり、手を着いたりすることもよくあります。そんなとき、うっかり手のひらを傷つけないように、軍手などを用意しておきましょう。アウトドアライフの必需品ともいうべき軍手は、石ころだらけのテントサイトの整備や、簡易トイレの設営のときばかりでなく、料理するときに熱くなったコッヘルを持ったり、焚き火をするときなどにも重宝します。素材も、コットン100%のものから特殊繊維を織り込んだもの、総皮製のものと、さまざまな軍手が用意されています。

・もし、トイレのない場所でうんちがしたくなったら、自分で穴を掘ってちゃんと埋めること。そのために、忘れずに小型のスコップなども持っていきましょう。専用の超小型で軽量のものが500円ほどで売られていますが、これは、移植ごてなどで代用できます。基本的なマナーとしては、自分のうんちは穴を掘って埋め、使ったあとの紙は燃やすか、持ち帰ること。トイレの穴を掘る場所は、最低でも水源などから50m、テントから10mほど離れた木の脇や草に囲まれた場所に。そして、深さ50cmほどの穴を掘り、足場として、その脇に板や木を何本か縛ったこのを置いておきます。掘り出した土をそばに盛っておいて、使用後にかぶせます。また、アウトドア用の携帯トイレのセットも売られているので、それを使うのもいいかもしれません。携帯用トイレセットは、水分を吸収し、臭いも閉じ込めてしまうので、持ち帰る際も通常のゴミと同じように処理できるので便利です。

・日ごろ眠っている本能を刺激するには、たとえば、1枚のエマージェンシー・ブランケットをはおり、野外で一夜を明かしてみるといいかもしれません。エマージェンシー・ブランケットとは、500円ほどで防災グッズとしても売られている、アルミニウムが蒸着された超薄型のポリエステルフィルムです。サバイバルシートなどとも呼ばれ、1枚が、たった40g程度と軽いうえ、大きさが広げたときは2m×1.3m前後、たたんだ状態では12cm×7cm×2cm程度と、手のひらサイズにして持ち運ぶことができます。最も大きな特徴は、保温効果。体に巻きつけるだけで、体熱の約8割を反射し、氷点下に近い外気温でも体温の低下を防ぐことができます。また、雨天のときの傘代わりや防水シートとしても使えるうえ、保温効果とは裏腹の断熱効果もあるので炎天下では片側を外側に向けると輻射熱をシャットアウトします。

・基本的には、ハチに刺されないためには、静かにその場から身を低くして離れること。ハチは興奮すると集団になって、一気に攻撃をしかけてくるからです。もしも刺されてしまったら、傷口から入った毒を強く絞り出しながら、あれば水でよく洗うこと。口で吸ってはいけません。口のなかに傷があると、そこから毒が吸収されるからです。そんなときは1000円程度で売られているアウトドア用の吸い取り器具(ポイズン・リムーバー)が役に立ちます。そして、毒の吸収を遅くするために傷口を水で冷やしてから、抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏を塗りましょう。この器具は、毒蛇にかまれたときにも使えます。

・ファーストエイド・キットだけは用意しておくようにしましょう。ファーストエイド・キットとは、緊急時に必要な医薬品をひとまとめにパックして1500円程度で売られているもので、登山やトレッキングなどのアウトドアにはもちろん、海外旅行などに携帯する救急セットです。救急ばんそうこう・ウェットティッシュ・消毒薬・滅菌ガーゼ・ガーゼを切る小型はさみ・伸縮包帯・サージカルテープ(包帯やガーゼ等を患部に固定する粘着テープ)・ピンセット・三角巾・ラテックス手袋

・ウェアは、アンダーウェア、ミドルウェア、アウターウェアに分けられます。いずれも、軽くて体が動かしやすく、丈夫で、保温性がよく、ぬれても乾きやすいなどの機能的な面を重視すること。もし、普段使っているウェアの中にこのような機能を満たしているものがあれば、それを流用すればOKです。

・レインウェアに求められるのは、はっ水性、耐水性、透湿性などの機能です。素材を確かめる際、はっ水性や耐水性などはわりと注意するかと思いますが、透湿性もとても重要なポイントなのでしっかり確認しておきましょう。透湿性とは、汗を通して外に出す機能です。アンダーウェアやインナーなどと同様に、レインウェアの場合も、汗を内側に閉じ込めないことが重要です。

・雨からザックを守ってくれる、ザックカバーも必需品です。レインカバー、パックカバーとも呼ばれます。雨が降ったおきにはとても心強い、頼れるアイテムなので必ず購入しておきましょう。

・必携品には次のようなものがあげられます。ファーストエイド・キット、地図、コンパス、アーミーナイフ、帽子、雨具、防寒具、行動食(クッキー、チョコレート、ナッツ類)、水筒、クッカー、ガスバーナー、懐中電灯、洗面道具、トイレットペーパー、簡易ガスライター、携帯電話、テントとシュラフ

・フリーズドライ食品は、保存料としてのビタミンEの添加こそありますが、防腐剤などの添加物はできるだけ押さえられているので、他のインスタント食品よりも比較的安心といえます。海外への旅行者にも人気があるアルファ米は、一度炊いたご飯をこの方法で乾燥させたお米です。長期にわたっての保存が可能で、お湯か水を注ぐだけですぐに食べられるので、非常用の保存食やアウトドアの携行食としてよく用いられます。ほかにも、ほうれん草や玉ねぎ、わかめやきのこ、雑炊、パスタなどのフリーズドライ食品があるので、こうしたものとインスタントラーメンやレトルトカレーなどの即席食品と組み合わせ、現地で調達した生野菜や生ハムなどを加えれば、ちゃんとした料理になります。

・理想的な行動食が、日本の伝統的な行動食である「おにぎり」です。昔からハイキングにおにぎりを持っていくのは、疲労防止の知恵です。腐りにくいように、クエン酸を豊富に含んだ梅干を入れ、塩でにぎった「日の丸おにぎり」は、昔も今も、最もポピュラーな行動食といえるでしょう。汗をかくと、水分だけでなく塩分も失われます。ですから、水分だけでなく塩分の補給も大事なのです。塩味系のものとしては、ナッツ類が一般的。アーモンド、ピーナッツ、カシューナッツ、松の実、ひまわりの種などが定番です。栄養があっていろんな食感を楽しめる行動食としては、ドライフルーツ、シリアルビスケットなどがあります。ドライフルーツは生の果物と違って皮ごと食べるため、食物繊維などの栄養価が高く、脂肪の蓄積を予防する効果もあります。

・野宿初心者が比較的利用しやすいのが道の駅です。「道の駅」とは、道路利用者のための休憩機能、地域の人のための情報発信機能、そして活力ある地域づくりを行うための地域の連携機能の3つの機能を併せ持つ休憩施設として、国土交通省などによって全国各地に設けられた施設です。大部分が国道や県道などの主要な道路沿いに設けられていて、なかにはキャンプ禁止と表示されたところもありますが、どこの道の駅も駐車場、トイレ、電話は24時間利用可能。管理や掃除も行き届いていて、場所によっては待合室が24時間開放されているところや、温泉が併設されているところまであります。道の駅では、ショップや飲食店が夕方早い時間に閉まるので、他の休憩者の邪魔にさえならなければ、早めに軒下などで寝ることもできます。夜には車中泊の人も多いので、安心できます。ただし、朝は早くから農家の人たちが物産品を搬入に来るので、邪魔にならないよう注意しましょう。

・野宿といえば、少し前までは、無人駅などで「駅寝」をするのがポピュラーでした。駅寝は「STB」と呼ばれます。「駅寝しやすい駅」に関する膨大な口コミ情報をまとめた「STBのすすめ」という本も出され、1980~90年代にかけては旅を愛する大学生などの駅で駅寝がブームになったこともあります。最近では、JRの駅だけでなく、私鉄の駅、バス停待合(BSTB)やフェリーターミナル(FTB)、さらに展望台や空港で泊まることまで含んでいます。とりあえず建物の中に入れると、雨や風の心配がないので、夜を明かすには絶好の場となっているのです。

・絶対に寝てはいけない場所としては、河川敷や中洲、崖の上や崖の下、木の真下、強風の吹く場所、海岸のすぐ近くがあります。

<目次>
時空を越えるひとり旅へ 北山耕平
Part1 自分の足で歩いて旅するすすめ
 いまのままでいいはずはない/自分の居場所を確かめる/ひとりぼっちになってみる/前途は地図とコンパスで確認/ゲーム機を置いて、リアルな世界を歩く/ゴミを持ち帰って心を清める/まずは一駅から歩いてみよう/土や木に触れて元気になる/手袋はいろいろな危険から守ってくれる/青空の下で食べる快感/粗食は健康のもと!?/うんちから見えてくる地球環境/体からの便りを読み解く/ときには危険に身をさらして野生を取り戻す/最悪の事態に備える究極のグッズ/最低限の手当ては自分でする覚悟を/救急セットは必携品

Part2 快適に歩くために必要な服装やグッズ
 着ていくものの基本は普段着/雨や風、日差しをあまくみてはいけない/目的に合った靴を選ぶ/必ず試し歩きをする/「第二の心臓」を靴下で保護する/インソールで完璧をめざす/荷物は1gでも軽く/必要最小限のものに絞る/ナイフはアウトドアライフのシンボル/多機能なものが便利とは限らない/ストックを持つことの効用/歩き続けるためのザックの選び方/パッキングの基本ルール

Part3 野外だからこそ知る、食べることの幸せ
 「空腹は最良のソース」を実感/おいしいごはんを食べる/飲み水を確保する/浄水器がなくてもあわてない/食品はフリーズドライがベスト/行動食の王様は「日の丸おにぎり」/行動食は、即、非常食/シエラカップは一生モノの調理道具/専用の調理道具で料理を楽しむ/軍用メスキットで調理道具の標準を知る/自分なりの食器のシステムを工夫する/野外で火を使う喜びを味わう/ベテランが愛用する本格派たち/ときには焚き火という原始体験を/焚き火専用の料理を楽しむ

Part4 野宿で五感を研ぎ澄ます
 野外で夜を明かすということ/野外フェスはどこも満員御礼/寝場所の探し方/道の駅は野宿初心者に優しい/駅寝(STB)の旅/絶対に寝てはいけない場所/防災グッズとしても大活躍/頼りになる防災マップ/雨露と風から身を守るテント/簡易テントにもなるタープ/シュラフは体力温存のための必需品/熟睡を約束してくれるマット/ひとり暗闇のなかを過ごす/ランタンは夢の灯り/ラジオで最新の気象情報をゲット/目覚めの一杯で気分よく行動開始!

編著者あとがき

面白かった本まとめ(2010年上半期)


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