午前7時の気温は、プラス20度。
天候は曇りで、きょうは終日こんな天気だそうな。
きのうまでの予報では雨だったのに残念なことでござる。
それにしても、今年は異常に暑い。
そろそろ勘弁してほしいなぁ。
そんな今日この頃、ハニーさんの叔父と叔母が先日相次いで入院し、子どものいないこの二人の世話を、おぢとハニーさんが引き受けておりまする。
叔母は、間質性肺炎という難病で、過日緊急入院。
この病気、肺が硬く縮み、呼吸ができなくなる恐ろしい病気ですが、治療法もない病でもあります。
しかも叔母の場合は糖尿病があって、治療も限定されるなど、病状はかなりシビア。
叔父も同じ病院に入院しておりますが、こちらは骨折、ただしボケが来ておって叔母の病状を説明するのもなんとはなし切ない。
きのうは、この先叔母の病状がさらに深刻になると予想されることから、青森に住んでおる叔母の姉とその娘夫婦が、見舞いにやってまいった。
ハニーさんもお目にかかるのは初めてだそうな。
加えて、叔父の方の親戚も見舞いに訪れ、叔母の病室は見舞いラッシュでござった。
酸素吸入しているにもかかわらず、肩で息をしておる叔母を見るのは見舞いの皆さんも結構しんどい。
さらに病状が進むと、苦痛を和らげるため薬で眠らせることになるそうな。
このため、意識がしっかりしているうちに、件の親戚を呼び寄せたのでござる。
ということで、いささかしんどいのではありますが、この先しばらくは、叔父と叔母の面倒をみることになっておりまする。
ま「あすは我が身」「情けは人の為ならず」ってことでござる。
さて、
今週号の週刊現代、ジャーナリストの魚住昭さんの「わき道をゆく」が、官邸前で行われておるデモについて取り上げておって、まことに興味深い。
7月6日金曜日の夜の当該デモについて触れておるのですが、この日は主催者発表で15万人もの人が集まった日だったそうな。
で、警備の機動隊と小競り合いも起きて危険な状態になったという。
そこで主催者の一人で27歳の男性は、機動隊の指揮車に付いているラウド・スピーカーのマイクを機動隊から借りて、「皆さん落ち着いてください。今日の抗議行動はもう終わりです。順次解散してください」と呼びかけたそうな。
でも、熱気は収まらずそこでこの男性はもう一声、シュプレキコール。
機動隊の指揮車のラウド・スピーカーから大音量の「サイカドー・ハンタイ!!」のシュプレキコールが響いたそうな。
魚住さんは「おそらく日本のデモ史上初めてのことだろう」と書いてますけど、まさに初めてのことでしょう。
「群衆を監視していた公安の刑事たちも、一瞬わけがわからず、ハトが豆鉄砲を食らったような顔をしていたという」と書いておる。
金曜日の官邸前では、機動隊とデモ隊が、互いに相手を敵視していないというのだ。
60年安保、70年安保が、いずれも機動隊と対峙し、70年安保では道路の敷石がはがされて投石が繰り返され、火炎瓶が飛び交った。
そして、安保反対のデモは一般庶民から遠く離れてしまい、運動そのものが衰退していった。
今回のデモで主催者の一人は「世論を味方につける意味でも警察との衝突はマイナスですからね」と話しておるそうな。
別な週刊誌の見出しでも、官邸前デモの敵は「サヨクとネットウヨ」とありましたけど、まさにそういうことらしい。
今週末も官邸前で繰り返されるであろう「脱原発のデモ」は、こうして続いていくのでしょう。
いま金曜デモは、東北、京都、大阪、奈良、三重、滋賀、山梨、栃木、静岡、岐阜などなど広がりを見せておる。
我が北海道でも、毎週金曜日、道庁前でデモが繰り返され、いま函館や釧路でも行われておるそうな。
一般庶民から乖離することなく、燎原の火のように広がり続ける脱原発デモ、当分廃れることはないようだ。
何でもすぐに忘れて、水に流すニッポン人にも、こういうしぶとさがあるなんてねぇ。
したたかで、しぶとい今のニッポン人、捨てたもんではござりません!!