午前7時の気温はプラス1度。予報通り、みぞれが降っておって寒い朝です。
室温は現在プラス24度、おぢは半袖Tシャツ姿でござる。ハニーさんは風邪気味、おぢはそこそこに元気なのじゃ。
きょうは、昼からお隣ニセコ町で開かれる「食と農でまちづくり」というイベントをちょいと覗いて、さらに隣りの蘭越町で開かれる元北電社員の講演「原発を止められない理由」を聞きに行ってまいります。
都会だと、あれこれ数多くのイベントがあちこちで開かれておりますが、なかなか目が届かないわけで、聞き逃したり見逃したりってことが多いです。
ところが田舎は、そもそもイベントの数が少ないこともありますが、周りの方々がイベントにかかわっておったりで、こうした情報があっちからもこっちからも入ってくる。
そんなことで、あちこちに出かける機会が多いのがなんとも楽しい。どこへ行くのも車でドアツードア、ってこともあるでしょう。都会だと駐車場探しも大変だし、地下鉄電車の乗り換えなどなど、あれこれ面倒じゃ。
シャカシャカ歩くのが健康にはよいのでしょうけど、田舎ではねぇ…
そんなことで、きょうは午後2時から蘭越町のらぶちゃんホールで、元北電社員、水島能裕さんの講演じゃ。蘭越町の後援で無料でござる。
昨夜は録画して溜まっておった大河ドラマを2回連続で観ましたです。「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」は、平清盛の長男、重盛の言葉でしたか。
教養がないもんで、情けない。聞いたことはあったけど、なんだかまるきり覚えておりません。平家物語でしたかね?
どうやら戦中戦後のニッポン人なら誰でも知っておるらしく、戦争を知らないおぢ世代でも教養人はよく知ってるのでしょうなぁ。トホホなことです。
で、息子の重盛が父を諌めるわけですけど、この線の細い重盛役の役者さん、見せ場を作っておりましたです。なんか頼りない重盛さん役と思ってましたけど、とうとう魅せちゃいました。
清盛役の松山ケンイチさんもいい役者さんでござる。老け役も板についておる。
視聴率が低い大河ドラマだそうだけど、結構楽しく拝見しておりまする。歴史はどうしても勝ち組からの目線ですので、源氏がもてはやされて、平家はすっかり悪役だった。
で、ドラマの視点もとりあえずは源頼朝の目線で進行しますけど、あくまで主役は平家ってところが、気に入っておる。
それにしても、常盤御前役の武井咲さん、若いころの吉永小百合みたいで、なんとまぁキレイですけど、爆発的人気とならないのはなぜかねぇ… これも時代ですか。
さて、
おぢは週刊誌が好きでござる。なぜか、おわかりか。
そう、取材力がTV新聞とは比べものにならないしつこさなのでござる。代議士なんぞは、TVや新聞の記者はお仲間だと思っておるから、事務所にやってくれば何でもかんでもペラペラ話す。
ところが、週刊誌の記者は、すべて調べて、裏取りし、ほぼ記事が出来上がって、最後にやってくるから政治家はビビる。政治家の週刊誌批判なんぞは、ただただ怖いからにほかなりませぬ。
どのマスコミもすべからく記事を巡る裁判を抱えてますけど、週刊誌の裏取りは徹底しておって、多くは裁判でも勝っておる。例えば、かつての週刊ポスト、相撲の八百長疑惑報道でござる。
散々、相撲協会に否定され、裁判にも負けましたけど、最終的には八百長の実態が明るみに出て驚天動地の大騒ぎ。
最後は週刊ポストが正しかったことが証明されておる。いまはネットの情報も貴重ですけど、週刊誌はまだまだ健在なのじゃ。
一時情報としてのTVニュースや新聞の記事もそりゃ大事ですけど、週刊誌の一誌ぐらいは読んだほうが、「真実に近づける」と思いますです。
なかでも週刊文春は、ニッポンにおけるクオリティーペーパーと申せます。最近はすっかり電事連の広告費に目がくらんでおるかのようですけどね。
そういう意味では、原発問題を継続的に伝えておる週刊現代が最近のお気に入りでござる。ハニーさんと読むのに、ヌード写真が困りもんですけどね。
ある新聞記者の奥さんは、こう言っておったです。
「事件があると、週刊誌は経過からこの先の成り行きまで全部書いてて分かりやすい」まことにごもっとも。週1回の販売ゆえ、痒いところに手が届くのでござる。
TVや新聞の記者も、自分たちのメディアでは書けないことを、アルバイト原稿で週刊誌に提供することも多々ある。
スクープはTVや新聞よりはるかに多い週刊誌、今も侮れない情報が満載でござる。1誌ぐらい読んだ方がよろしいですぞ!!