おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「泊人事」って…

2012年11月20日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス2度。昨夜から今朝にかけて、さらっと雪が降ったようでござる。

きのうの朝は、あ然呆然の大雪でござった。それでも午前10時過ぎには止んで、それからはたいそう穏やかな1日となりました。夕方には道路も乾いておったです。

我が家も今季初出動の除雪機で、軒下などの雪を踏み固めました。いま時期は「下地」を作っておくことが大事なのじゃ。

こうしておくと、この先ジャンジャン雪が降っても、除雪機がずぶずぶ雪にはまったりはいたしませぬ。

スキー場でもそうですが、いまは下をしっかり固めておくことが、本格的な除雪のシーズンを前にした大切な手順なのでござる。

きのうはそんなこんなをしておる最中に、ネットで注文したスタッドレスタイヤがドンピシャのタイミングで届きましたです。有名メーカーのホイール付きタイヤで、もちろん今年製造のモノが、大阪から送料無料。

格安ネット販売、恐るべし!!

ってことで、穏やかな日中、おぢは自身の軽自動車とハニーさんの乗用車のタイヤ交換を終えたのでござる。

これで、冬支度はほぼ完了。ホッといたしました。

写真は、今年購入したファイアースターター。ようは着火剤でござる。100個入りで1500円ほど。これ1個と焚きつけ少々でしっかりと火が着きますから、たいそう便利。

新聞紙などに比べて、火付きは圧倒的によろしい。近くのホームセンターではもっと高価なモノや、お安い石油を浸み込ませたものがありますけど、これが一番リーズナブル。

石油系のモノはどう考えてもストーブにはよろしくないし、第一臭い。また、ホームセンターにあるものは30個ほどで600円近くする。

そんなことで、これひと箱で冬が過ごせれば、便利でたいそうリーズナブル。新聞紙は煙が多くてねぇ。

CO2がニュートラルと書いてあるのもよろしい、オランダ製でござる。これもネットで買い求めました。田舎に住んでおるとネット通販というのは、まことに便利、商品が安く買えることも多く、そこも魅力でござる。

さて、

小沢一郎の無罪がようやく確定いたしました。3年7か月に及ぶ裁判でござった。自民党幹事長を経験した小沢一郎がもし総理になっていたら、ここまで民主党も変質したのかどうか。

歴史に「れば、たら」はありませんが、もし総理になっていたら民主党政権どうなっていたことか。 

小沢一郎もこれだけマスコミから叩かれれば、イメージは丸きり犯罪者か悪人。裁判で勝ったのに政治生命はほぼ断たれたも同然じゃ。

「小沢潰しの茶番劇」でござったが、本人はまだどっこい生きておるわけで、最後に一花咲くかどうか、この先大注目でござる。

注目といえば、日本維新の会でござる。石原慎太郎が代表で、すっかり脱原発も影を潜めて、なんじゃらほい。

慎太郎最期の大勝負に「維新の会が利用された」感が否めませぬ。

がっかりでござる。

きのうのTVタックルで大竹まことさんが「8割の国民が脱原発を願っているのに、大政党で脱原発を公約しているのは1つもない。民意はどうなる」みたいなこと言ってましたけど、まさに同感。

民主党も公明党も、もちろん自民党もこぞって、すっかり「自民党」ではどもこもならん。

我が北海道4区でも、これまで散々支持してきた民主党・鉢呂も脱原発などとはさっぱり言わず、道議から転身する自民党の中村なにがしも脱原発とは言わんだろ。

となると、脱原発候補は、当選はたいそう難しい共産党候補しかいないわけで、これじゃぁ選択の余地ってもんがない。

泊原発の地元ゆえ脱原発に関心が高いこの4区、これでは民意がまるきり反映されませぬ。

新党大地か、みんなの党にでも候補者を立ててほしいけど、投票まで1カ月を切ったわけで、どもこもならんです。

そういえば、過日の「元北電社員の講演」で興味深いことを聞きました。

北電には「泊人事」というのがあるのだそうな。ようは泊原発周辺4町村出身の高校生に入社の枠があるということ。優先的に北電に入社できるシステムだそうな。

これは一体何かというと、「ひとり入社させれば、10人黙らせることができる」という北電の論理だそうな。

つまり、原発の地元で、ひとり入社させれば、家族親戚やご近所を含めて最低10人は「原発に反対」といえなくなるそうな。

これは北電に限らず、原発を抱える全国の電力会社の常とう手段とか。

入社する高校生、地元4町村出身者になんの罪もありませぬ。泊人事で入社しても、胸を張って堂々と働くのがよろしい。

しかし、カネと力でがんじがらめにしないと維持できない原発、「それだけヤバい」ってことだと思うけど、どうよ?