おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

3年半の円安終了、徐々に円高へ

2016年05月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス3度。

今朝も寒いけど、スカッと晴れの良いお天気でござる。

ついこの間咲いたと思った桜は、あっという間に散っております。

いまご当地で咲いておるのはスイセンに勿忘草などで、本格的な花の季節はまだこれからだ。

だけど日中の気温はというと、5月というのになんだか凄いです。

きのうも札幌では最高気温が24度、ご当地も21度と初夏の気温で驚いた。

道東の遠軽町では29.1度と7月上旬から8月の気温でござる。

きょうも全道的に晴れのよいお天気になり、暑くもなるのだそうな。

春を吹っ飛ばし、初夏の訪れってことか???

さて、

どうやら円高傾向でござる。

去年8月までは1ドル125円の円安でしたけど、その後右肩上がりというのか右肩下がりというのか…

ここんとこは5月3日に1ドル105円台にまで円高が進行した。

4月28日、例の日銀黒田総裁の「追加金融緩和見送り」が引き金だ。

株価もどんと下げた。

おかげさんで、円安メリットで潤った自動車など輸出関連産業や重厚長大産業は、3月期の決算で減益に追い込まれておる。

そこへもってきて、アメリカ財務省は4月29日に報告書を発表し、この中で「日本・中国・韓国・台湾・ドイツ」を「為替監視対象」にするとしておる。

ようはアメリカがニッポンの円安誘導に「露骨にくぎを刺してきた」ということだと日銀関係者は話しておる(週刊現代5月21日号)。

そんなことで、どうやらアベノミクスも化けの皮がはがれてきた。

デフレからインフレを目指したけど物価だけ上がって給料はそのまんま。

景気が上向き、株価上昇などでお金持ちから庶民にもカネがしたたり落ちるという「トリクルダウン」も、ついぞ落ちてこないままだ。

庶民が好景気に浮かれて豪華旅行したり、豪遊したなんぞという話はさっぱり聞いたことがない。

どこがトリクルダウンだね!!

さらに、最初の「3本の矢」がさっぱり効果をみせないというのに、いつのまにか「新3本の矢」というからびっくりポンなのだ。

せめて元祖3本の矢の総括だけでもしていただきたいけど、そんな気配もまるきりないままだ。

「雇用が増えた、増えた」と騒いでおるけれど、それだって団塊の世代やおぢ世代が大量退職し、その穴埋めがされておるのに過ぎませぬ。

あんなに急いだ安保法だって、参院選後で負けては困ると事実上先送りとなり、世間は何ごともなかったような毎日だ。

だけど、選挙後、秋口からこれも一変する。

そんなこんなでアベノミクスも、3本の矢も、成果のないままそろそろ賞味期限切れだ。

慇懃無礼にして、国会ではエキセントリックな安倍総理ゆえ、おぢはテレビにあの顔が映ると、不快で腹が立ってくるのでチャンネルを替えることにしておる。

あの薄気味悪い顔にいつまでつき合わされるんだろ?

さすがにうんざりもするきょうこの頃でござる。