午前6時の気温はプラス4度。
きのう「朝の気温は二桁が定着」などと書いたら、この寒さでござる。
お天気はというと、これがスカッと抜けるような青空が広がっておる。
寒いけど、気持ちも晴れ晴れとしてくる朝でござる。
写真は先週土曜日、真狩村で開かれた「ジブ セッション」。
ボックスと呼ばれる細長い箱の上をスノボで滑走します。
雪をかき集めて初開催したこの催しの発案者は、真狩村にやってきたばかりの「地域協力隊員」の若者だ。
まちおこしは、自治体主導ではなくて「よそ者、若者、バカ者」が切り札というサンプルだね。
来年以降、どんどん大きな大会になるといいなぁ、とおぢも期待をしております!!
さて、
きのうはオバマ大統領が、現職のアメリカ大統領としては初めて、広島を訪問するという歴史的な一日でござった。
核兵器のない世界については「私が生きている間には、この目標は達成できないかもしれません。しかし、たゆまぬ努力で、迫り来る大惨事の雲を晴らすことができます」としておる。
またこうも述べた。
「人々は、戦争を望んでいません。科学の力を、人々の生活を消し去るためではなく、向上させるために使ってほしいと思っています。各国のリーダーたちが、その選択をしたときに、広島の教訓を生かすことができます」
米国内の事情もあって、原爆投下への謝罪はないけれど、「核兵器のない世界」をめざすという意味で、歴史に残る17分のスピーチでござった。
重みのない言葉をペラペラ口先だけで喋る、エキセントリックなどこぞの総理とはエライ違いなのでした。
また、「リーマン・ショック前に似ている」などとして各国に財政出動を求めた安倍総理だけど、きのう書いたように認識にはどうやら大きな差があった。
「消費増税先送り」の口実をなんとか見つけたかった安倍総理側の思惑には、疑問符がつく有様でしたわ。
ところで、
きのうに引き続きロイター通信によると、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が「今後数カ月」で追加利上げが適切になるだろうと発言したそうな。
「利上げ」ってことは、アメリカの景気がよくなって、利上げができるまで改善したということでござる。
ついこの間、マイナス金利を実施するなど、利下げした我がニッポン国とは180度違ってますわ。
また、ロイターがニッポンで行った企業調査によると、増税と円高でニッポンは「デフレに戻る」とした企業が8割にも及ぶという。
「今年1月のロイター企業調査では今年後半までにはデフレを脱却しているとの見方が52%に達していた。しかし、今月はその割合が30%に低下。『当面脱却はできない』との回答が48%から70%に増えた」そうな。
ロイターは「来年の消費増税に伴う消費低迷への懸念や円高の悪影響、構造改革の遅れなどが背景にありそうだ」と分析しておるところ。
消費増税の先送りは当然として、円安から円高へ、さらには構造改革の遅れも企業が厳しく指摘しておる。
調査では安倍政権について「短期的な金融・財政政策に頼っており、希望を抱かせる改革が見えない」(その他製造)そうだ。
まことにごもっとも!!
アベノミクス三本の矢は大ウソ、単なる「金融・財政政策だった」と喝破しておるね。
そんなこんなで、「安倍政権が策定した今年の成長戦略や、一億総活躍プランが成長力を改善するとの回答は34%にとどまり、改善は難しいとの見方が66%にのぼった」という。
再三申し上げますが、利上げが取りざたされるほど景気回復が鮮明なアメリカと、これとは対象的なのが我がニッポン経済の現状でござる。
ということで、ニッポン企業は、とっくにアベノミクスを見放しておったのでした。
ありゃりゃなことでござる!!