おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

IOC「ワクチンが切り札だった」、ニッポンは中国産ワクチンを使うわけにもいかず…

2021年03月21日 | Weblog

ちょうど午前7時になりました。

曇り空で、ただ今の気温、マイナス1度だ。

デッキにサッと1センチの雪が積もっていましたが、あっという間に融けた。

きのうは春分の日、これからどんどん明るい時間が長くなる。

春ですなぁ~

さて、

今日の毎日新聞電子版が「『ワクチン=切り札』のIOC、日本に不満 五輪開催へ頭越し提案」とする記事をトップに据えておりまする。

記事によると、

IOCは表立っては発言していないが、ワクチン接種を受けた選手の行動が制限されることに不満があるという。

欧州ではワクチン接種が進み、「100人当たりの接種者数は英国41人、米国34人、欧州連合(EU)12人、対して日本は0.5人にも満たない」

そんなこんなの中、バッハ会長はIOC総会で中国側のワクチン提供の申し出を公表した。

ニッポン対して暗に「中国ワクチン使ってよ」ってことだ。

ですが、ニッポン国としては意地でも中国産ワクチンを使うわけにはいかん。

残念なことに、開催国の我がニッポン国では、ワクチン接種も、確保も進んでいないけどね。

だから五輪選手は自由に行動できないようにするというのだ。

しかし「欧州ではワクチン接種が前提となりつつある。接種や確保の進まぬ開催国の日本で、接種を受けた選手の行動が制限されることにIOCは不満がある」というのだ。

丸川珠代五輪担当相に至っては「東京五輪の開催はワクチンを前提としない」と強調しておる。

欧州ではワクチン接種が常識だけど、我がニッポン国ではワクチンそのものがないのだ。

これでは政府関係者も「日本のメンツは丸つぶれ」と語ったという。

なんでこんなことになったのかねぇ~

どう考えても、考えなくても、東京オリ・パラを開催したいなら「国産ワクチンが必要」だった。

ならば去年春の段階で国産ワクチン製造にメドを付けておくべきだった。

少なくとも安倍さんは、国産ワクチンに道筋をつけてから辞任すべきだった。

どこの国だって、自国民が大事ですから、ワクチン接種は自国民を最優先にするのは当たり前田のクラッカー。

いまやワクチンは、「国家の安全保障」という高度なレベルだ。

ニッポンの政治家や官僚が、ここに思い至らなかったとしたら、危機感があまりに欠如しておる。

ニッポン国の安全保障は、自衛隊の装備だけではございません。

自国民の生命や財産を守るには、薬品やワクチンが必須でしょう。

貧乏な極東の国に、自国民の命を守る貴重なワクチンを、予定通り送ってくれるだろうなどと考える政治家や官僚の方がおかしい。

急きょワクチン担当大臣に任命された河野太郎さんも、なんだか可哀そうにもなる。

しつこいようだけど、我がニッポン国にはワクチンもなければ、バカにつける薬もないのだ。

あれやこれや、国会議員にはひとり2億円もの国税が支払われておる。

総理大臣を筆頭に、ひとり2億円ものカネ貰って、コロナの感染拡大から1年が過ぎたけど、この間、何してたんだって話です。