ちょうど午前6時です。
曇り空で気温は零度。
スカッとしませんが、穏やかで静かな朝を迎えております。
さて、
ミャンマーでは国軍と市民の衝突が続いております。
市民の死者はきのうだけで100人を超えたそうだ。
国軍というけど、無垢の人々に銃口を向けるって、国軍と言えるのか?
酷い話なのだ。
そもそもミャンマーは、かつてビルマと呼ばれてたことで、おぢ世代にはよく知られておる。
英語読みは「バーマ」
太平洋戦争中は、南方政策の一環として、旧日本軍はこのビルマに進駐して連合軍と戦った。
進駐した日本軍は、補給路を確保するため鉄道を敷設する。
作業には英国兵の捕虜などが投入され、悲惨を極めたとされる。
この「泰面鉄道(たいめんてつどう)」の建設は、映画化されたことで、おぢ世代にもよく知られておる。
映画「戦場にかける橋」は小学生のころ公開されておるけど、見たのは中学生のころだったろうか?
なんといっても、口笛で奏でるやたらに明るい曲「クワイ川マーチ」が有名だ。
そしてニッポン人にとって最も有名なのは、この間も書いた牟田口廉也指揮のインパール作戦だ。
18万人ものニッポン兵が死亡し、その7割が餓死と病死とされた。
戦後は、ビルマの独立運動に参加する旧日本兵もいたとされる。
これも映画「ビルマの竪琴」でよく知られるところで、2度も映画化された。
そんなこんなでニッポンとの縁が深く、現在の国軍のトップとの交流もあるというのがニッポン政府なのだ。
ここは欧米と協調して、軍に対して圧力をかける立場だろうけど、さっぱりそんな気配がない。
ミャンマーに民主主義を取り戻すために尽力しないニッポン政府、おぢは極めて不快でござる。