まもなく午前8時になるところです。
2人して、すっかり2度寝してしてしまったのだった。
「春眠暁を覚えず」ってことでしょう。
冬の疲れも出てきておりまする。
そんなこんな、
英フィナンシャル・タイムズ電子版は「バブルは生産的な成長の黄金時代につながる」などと伝えておる。
まずは今現在ですが、これは2000年のころの「ドット・コム・バブル」、ニッポンでいうところの「ITバブル」に似ておるという評論家が多いそうだ。
この「ITバブル」は、「企業の市場価値を過大に評価していたとしても正しかった」と記事は伝えておる。
ようするに多くのIT企業を過大評価した側面はあったけど、なかにはホンモノもあった、ってことにでもなるのか。
実際、ボロ株となった企業も多かったけど、現代に通じる成長企業も育った。
今回は「グリーンシフト(脱炭素化)への投資は極めて重要で、環境投資は今後も続くだろう」ということ。
脱炭素化への投資は続くそうで、これは電気自動車だったり、水素燃料だったり、バイオガス燃料などなど技術革新につながるってことにもなるのでしょう。
エストニアの経済学者カルロタ・ペレーズさんの著書「技術革命と金融資本」(邦訳未刊)にこうあるそうだ。
「カネ余りと生産性の急上昇は『相関しており相互に依存している』そうで、実際、株式市場にバブルが生じると、まだ評価の定まっていない技術に資金が集まり、それにより技術が普及していくという過去が何度もあった」そうだ。
「まだ評価の定まっていない技術に資金が集まり、それにより技術が普及」にはなんとはなし、フムフムいたします。
評価が定まっていないからこそ、思惑を呼んでバブル化する。
そして「もっとも人々はその際、いわば『輝かしい成功と革新』と『根拠なき熱狂とひどい詐欺』の両方に投資しているのだという」
これまた、まことにごもっとも。
バブルってものには「輝かしい成功」と「ひどい詐欺」の両方があるのだ。
とても分かりやすいし、「的を射る」とはまさにこのことでしょう。
ってことで、バブルでは騙されて泣きを見る人と、ホンの一握りの大儲けする人も出てくるってことでもある。
ペレーズさんによると、このサイクルは過去250年の間に5度起きているそうだ。
1770年代の産業革命、1820年代の蒸気機関と鉄道の登場による革命。
1870年代の電気革命、1900年代の油田開発と自動車の登場。
そして1970年代のIT革命の間にこのサイクルが生じていたそうだ。
残念ながら、ニッポンのバブルは世界史的には意味がないらしい。
いずれにせよ、いまは世界的バブルの真っ最中だ。
今回は「グリーンシフト(脱炭素化)」が画期的に進むチャンスにつながるらしい。
先見の明があって大儲けする人と、クズに投資して痛い目を見る人もいるのだろう。
死屍累々の屍を越えて、脱酸素化は進むのでしょうなぁ~
人生の第4コーナーを回ったおぢの場合、屍だけはなんとか勘弁してほしいけど、さて、どうだろか???