まもなく午前7時になります。
空は厚い雲に覆われ、デッキは濡れてます。
昨夜から今朝にかけての雨はとりあえず止んでます。
気温はプラス4度だ。
写真はきのう午前中、ヒラフスキー場で撮ったもの。
薄曇りのお天気でしたが、週末に春スキーを楽しむ皆さんでそこそこの人出でした。
おぢは3本滑ってトットと帰宅したけどね。
さて、
日経新聞電子版に興味深い記事が載っておりました。
ニッポンの半導体の世界シェアが右肩下がりで低下する中、この半導体を巡って米中のせめぎあいが続いているというのだ。
20世紀の最重要資源は石油だったのに対し、21世紀は「データ」だという。
記事にはこう書かれておる。
「石油からエネルギーを取り出し、動力源に転換するエンジンが必要だった。その歴史に倣えば、半導体はビッグデータの山から価値ある情報を抽出する21世紀の内燃機関(エンジン)に相当する」
半導体は21世紀のエンジンだというのだ。
へぇ~って話です。
そこで米中の対立が高まり、せめぎあっているそうだ。
中国は2025年までに「製造強国」の仲間入りを果たすと宣言。
半導体をはじめ、戦略技術に惜しげもなく公的支援を投入するそうだ。
米国もバイデン大統領は半導体チップを手に「切手より小さいこのチップの中に80億個のトランジスタが詰まっている。これこそイノベーションのカギを握る魔法の部品だ」と熱弁をふるったそうだ。
そんなことで、こと半導体を巡っては「民間企業の投資は民間に任せる」というゲームのルールは書き換えられようとしているというのだ。
米国でさえ、公的資金による中国流の民間支援が本格化し始めたのだという。
半導体の量産技術で世界トップの台湾積体電路製造は、時価総額がトヨタの2倍約60兆円に及ぶモンスター企業だ。
そこに米国は多額の補助金を出すという。
米国政府が台湾企業に税金を投入するってわけ。
ではありますが、ニッポンにも勝機があるという。
それが「モア・ザン・ムーア」という新機軸だという。
黒田忠広・東大教授は「日本は半導体素材や製造装置にはまだ強みがあり、それをうまく生かせばモア・ザン・ムーアの技術革新をリードできるかもしれない」そうだ。
よくわかりませんが、記事はこう締めくくっております。
「過去25年間、日本の半導体は負け戦を続けたが、いま進行中のゲームチェンジを奇貨として復活への足がかりをつかめるか。目を凝らしたい」
ニッポン復活の足がかりが、ここにあるというのだ。
なんでもかんでも右肩下がりが続くニッポン国、国際的にもすっかり安い国になり果てた。
もう一度「円高で高い国」を目指さないでどうする!! と思う朝でござる。