おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

暗闘

2010年03月08日 | Weblog
午前7時の気温はマイナス8度。
雪がジャンジャン、ガンガン降っておって、完全に冬に逆戻りなのじゃ。
すぐに融けるでしょうけどねぇ…

さて、
民主党政権と既存メディア、そして「記者クラブ」に加盟できないフリージャーナリストや海外メディアとの間で「暗闘」が続いておるらしい。
フリージャーナリストの上杉隆さんが、ブログであれこれ書いておる。

上杉さんは2009年10月1日付で「外務省記者会見の開放は、不健全なメディアシステム淘汰への一歩だ」として下記のように書いておる。

「きのう(9月29日)はプレスと政治権力の関係において記念すべき日となった。外務省の記者会見が完全にオープンとなったのである。これは国の機関としては初めての快挙でもある。次の文書を発表して、厳しい決断を下した岡田克也外務大臣に改めて敬意を表したい。」
これまでの自民党政権下ではもちろん、ニッポン国の歴史上考えられなかった、記者会見のオープン化が、政権交代で実現したというのじゃ。
いわば世界の常識が、ようやくニッポン国でも実現したって意味で、画期的なことでござる。

なかでも海外メディアは岡田大臣のこの決断に最大限の賛辞を送ったそうな。
「とりわけ、海外メディアを代表して参加したFCCJ(日本外国特派員協会)の副会長は、次のように語って岡田外相の勇気に謝意を示した。『きょう、私は質問をしにきたのではありません。FCCJ、海外メディア、海外のフリーランスのすべてを代表して、岡田大臣の記者会見開放の決断に感謝を申し上げにきました。ありがとうございました』」

とまぁ、記者会見はオープン化へ向けて、ドンドコ進んでおるようだったけど、そこがどうにも怪しいことになってきておるらしい。
今年2月25日付の「ぶら下がりを拒否した岡田大臣と、 記者クラブに勝利した亀井大臣に拍手」でも、記者会見の開放を巡って、既成メディアと岡田大臣の攻防が続いておることがよくわかる。

どうにもこうにも困るのは、記者会見を巡ってこんなことが起きておるってこと事態が、TVニュースや新聞で記事では、まるでわかんないってことなのだ。
元NHK記者の手嶋龍一氏は、週刊現代3月13日号「インタビュー 書いたのは私です」の「私のいちばんコーナー」で、「いちばん消したい過去は?」という質問で「談合組織『記者クラブ』のメンバーだったこと」と書いておる。

NHK在籍中は、いかなる記者会見にも参加できたはずの手嶋氏だけれど、いまは制限があるってことで、憤懣やるかたないってことらしい。
いずれにせよ、政権交代のおかげで、記者会見ってものに、ちょっとではあるけれど風穴が開いた、ってことは確からしい。
どもこもならんアンポンタンな鳩山政権だけど、それなりに政権交代の意味ってもんがあるってことか。

でも国民の気分としては、「もうそろそろ、民主党に引導渡してもいんでないの?」って空気も広がってると思うけどね。
ただし受け皿がない。
自民党は、分裂・解党へ向けてまっしぐらだし。
どもこもならん、アッマタにきたぜぃ!!


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