おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

コロナ感染者の追跡は、疲弊する保健所→「トレーサー」(ニューヨーク方式)にすべき

2020年07月30日 | Weblog

午前7時を過ぎております。

少々寝坊いたしました。

気温はプラス15度でスカッと晴れのお天気です。

さて、新型コロナウイルスです。

とうとう岩手県で初確認だそうな。

ニッポンで唯一感染者のいない県だったけど、これで全国津々浦々に感染が広がった。

そんな中、国内クラスターが550件にもなったそうだ。

これでは、ただでも手一杯の保健所職員が追跡調査をして、クラスター潰しをすることなど不可能だ。

こういうことになるから「PCR検査は増やさないほうがいい」とフェイクをまき散らす人もいる。

おバカなことを申してくれては困ります。

ニューヨーク州は、クラスター潰しに3000人規模の「トレーサー」が活躍し、濃厚接触者を追跡した。

トレーサーは大学などでも養成するのだという。

つまり、素人を教育して、濃厚接触者を追跡するのが、ニューヨークのトレーサーだ。

コロナとの戦いを戦争に例えることに問題ありとする方もいるけど、このコロナ戦争には勝たねばならん。

おぢは太平洋戦争中の日米の航空機戦略を思い出した。

以前も書いたけど、米空軍グラマン戦闘機の操縦マニュアルは「マンガ」だった。

だれでも簡単に戦闘機を操縦してもらうためだ。

戦争は消耗戦ですから、優秀なパイロットはだんだん減っていく。

優秀なパイロットを増やすのでは間に合わないから、だれでも簡単に戦闘機を操縦できるシステムをアメリカ政府は作った。

翻って旧日本軍のパイロットは優秀だったが、こっちはそれに輪をかけてどんどん死んでいった。

ゼロ戦は操縦の難しい戦闘機で、優秀なパイロットがいなくなれば、どもこもならんかった。

実際、戦争末期の「特攻隊」の命中率は、米軍の対策もあって、命中率は8%に満たなかった(データで見る太平洋戦争・毎日新聞社刊)。

トレーサーの話はこれによく似ている。

数少ない保健所職員では、感染者の追跡調査はもう不可能なレベルだ。

ニューヨークのようにボランティアをトレーサーにして、追跡調査しないと間に合わない。

「GOTO…」で全国に「コロナばら撒きキャンペーン」した結果は、あと1週間もしたら数字で明らかになる。

おバカな第二の「アベノマスク」はどうやら中止だそうで、そこはまことに結構。

いまのままでは、ニッポンの「クラスター潰し」もまもなく限界を迎える。

日本版トレーサーの育成が急がれる。

 


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