これから雨が降りますよ、というどんより天気でござります。
気温は午前7時で、18度。
窓を開けると、涼しい風が入ってきます。
本州は、とんでもない暑さだそうで、まことにご苦労様でござります。
などと書いておったら、またまた雨なのじゃ、いやぁ~ん!!
さて、
トムラウシの遭難、日本の登山史上に残る大惨事となりました。
おぢは、トムラウシに行ったことありませんけど、道民のイメージは、玄人のいわゆる「山屋」さんたちが行く山なのじゃ。
これまでもずいぶん大勢が遭難し、お亡くなりになっておる。
もし行くなら、ビバーグの用意して、日程も長くとって、そうじゃないと無理な感じでしょうか。
高齢者が多いというのに、スケジュールは、けっこうタイトだったものねぇ。
それに山のベテランばかりが参加したとも思えません。
ガイドのお方も亡くなっていて、これにもビックリ。
さらには、着てるものが、あまりにお粗末であ然、呆然なのじゃ。
中には、長袖シャツとズボンにカッパだけというお方もいたとか。
これって、本州の夏山装備?
いまどきですから、綿の下着なんか着てた方はいないとは思いますけど、汗かいて、ジャブジャブの下着で、雨と強風なら、あっという間に、低体温で死んじゃいます。
そういう意味では、旅行会社もガイドさんも、参加者の服装チェック、ちゃんとしてたんだろか、甘かったんではないのかねぇ。
北海道のお山は、最悪の事態を想定したなら、夏でも冬並みの装備が欠かせませんのです。
我がえぞ富士、羊蹄山でも数年前の夏に、低体温症で亡くなった方がおりました。
ことほど左様、北海道の夏山は、厳しいことになっておるわけで、「舐めたらいかんぜよぉ」なのです。
おまけにここんとこは、「日本百名山」めぐり、なんてのが流行っちゃって、なにがなんでも100のお山に登ろうって方がごっちゃり。
目標があると、それに向けてとにかく頑張っちゃう「団塊の世代」らしい現象で、こういうのも遭難事故と無縁じゃないような気もしますです。
それにしても、中高年の山の遭難事故、さっぱり減る気配がありません。
服装とか装備とか、事前にチェックするシステムって、できないものですかねぇ。
合掌じゃ…
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