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まもなく午前5時半になるところ。
気温はかろうじて二桁のプラス10度。
お天気はきょうもどんより。
日中の最高気温もプラス17度だとさ。
なんて肌寒い6月でしょう…
ところで、
きのうの羽鳥モーニングショーは産婦人科の勤務医の働き方について詳しく解説していた。
あまりに過酷な職場であ然とした。
産婦人科医のことだから、おぢが診てもらうことなどありません。
だけど、もしハニーさんが婦人科で診察するにしても、こんな疲労困憊した医師の診療で大丈夫か? と思ったね。
冒頭のテレビ画面は30代の産婦人科医の宿直勤務の実態だ。
午前7時から午後5時までフツーに勤務して、そこから宿直なのだ。
そして宿直明けに、またまた午前9時から午後5時まで再び勤務というから驚いた。
おぢ的には「こんな疲れた医者に診察してほしくない」「これで体を壊さない医者は変」と思ったね。
そして、その宿直だ。
図のように急患に対応したり、回診したら「勤務」となる。
だけど、カルテの作成や論文作成、仮眠は「休憩」だそうな。
「カルテの作成や論文作成、仮眠は休憩」って、そもそも変。
病院の仮眠室にいて、それって休憩か?
家でパジャマ着て熟睡するのと、わけが違う。
「宿直を休憩」にするには背景があると、番組では説明しておりました。
なんでも「業務が軽微であることや夜間に十分睡眠がとれることを条件に、医師の宿日直業務を休憩時間として扱う制度」があって、「医療機関は労働基準監督署に申請し許可を受ける」とこれが可能だというのだ。
宿直で「業務が軽微であることや夜間に十分睡眠がとれる」って田舎ののんびりした病院ならあるか知らんけど、都会の病院ではありえんでしょう。
この勤務医は「4月から宿直の待機時間が休憩扱いになった。宿直が休憩とされるなら働き方改革なんてしなくてよかった」と述べたそうだ。
労働基準監督署は何を監督するんだろ???
明治時代、紡績工場の女子労働者の悲惨な働き方を描いた「女工哀史」という有名なルポがあった。
この産婦人科医、まさに現代の女工哀史。
明治時代みたいな過酷な職場で、まともな医療などできるはずがない。
こんな意識もうろう状態の医者がごろごろいる病院で、ミスが起きないわけがない。
こうした大病院では、「宿直勤務明けの医者が手術する」なんてこと、あるんだろか?
これでは怖くて病院で手術なんてできません、って話だ。
過酷な勤務では、医者のなり手もいなくなる。
まさに「働き方改悪」、医者は心身ともにボロボロで患者は手術ミスで死亡する。
おぢの昔の職場は、宿直勤務は夕方から朝までで、これで2日間の勤務だった。
それでも、夜勤明けの残業では、頭がぼーっとしてあれこれミスして叱られた記憶が、たっぷりあった。
現代のお医者さんの働き方では、過労死も不自然ではないでしょう。
あまりの酷さに呆れ果てた現代の「女工哀史」なのでした。
どうなってんだニッポン国は???
「はぁ~」とため息が出ます…
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