雨上がりの午前6時。
西の空は晴れていて、きょうは晴れの予報。
気温はただいま17度で、日中の最高気温は24度の予想だ。
写真はブランド米「らんこし米」で知られる近隣の蘭越町で先月25日から始まったゆめぴりかの収穫作業だ。
さて、
きのうのモーニングショーでも放送しておりましたけど、「備蓄米の放出基準」があいまいで、さっぱりわけが判りません。
そもそも備蓄米とは、
(1)災害や大凶作の時でも、消費者に安定してコメを供給すること。
(2)市場価格を調整する役割。
いまはコメが足りなくて、価格高騰の真っ最中ですから、市場価格を調整するためにトットと放出する時だ。
国民が困ってるわけで、備蓄米を使うのは「いまでしょ!」って話だ。
番組によると、今年6月共産党議員は国会で、コメ不足を指摘「放出してほしい」としていたそうで「へぇ~」となった。
ですが農水大臣、「コメは逼迫してません」との趣旨を述べていた。
ここで農水省が放出を準備していれば、現在の事態は100%免れた…
しつこいようだけど、何のための備蓄米か、わけがわかりません。
そもそも高いといっても、茶碗一杯のご飯の値段はわずか30円だ。
パンに比べて圧倒的に安い。
だからチョー円安の昨今、輸入小麦で作るパンより、国産のコメに回帰するグッドタイミングだった。
だけど、一膳30円では農家は大丈夫じゃないだろう。
いまの農政は、コメを止めて野菜にすると補助金が出る仕組み。
コメが余るから「田んぼを潰す」のが農水省の政策だ。
ですがコメは国民の主食、そもそもの発想がおかしいのだよ。
食料安保、いわば国防の視点が抜けてるんでないの?
先進国では、農家に直接所得補償をして、コメも野菜もたくさんつくって、これを輸出するという。
こうしていれば、農家は国際競争力のある農作物を生産できる。
世界中で日本食ブームの昨今、うまいニッポンのコメは、諸外国に高く売れることは容易に想像できる。
そして有事の際、国内で足りなくなれば、輸出をやめて国内で売って、食料不足に備えることができる。
これこそが「食料安全保障」、国民が飢えては国防もなにもない。
人口14億人の中国は、万一に備えて国民が1年半食べられるコメを備蓄しているそうだ。
翻って人口1億2000万人のニッポンの備蓄量、わずか70日分だ。
ニッポンの食糧自給率はわずか35%ですから、ニッポン人は有事になれば飢えて死ぬのだ。
防衛費を増やす前に、農業政策大転換して農産物の生産を拡大して輸出し、備蓄米も増やして「国民が飢えない」政策に大転換するチャンスでしょう。
国民をいかなる時も飢えさせない農政にして、農家が儲かって、安心して暮らせる農業にしないでどうするって話だ。
毎度毎度のことですが、「バカも休み休みにしてくださいな!!」ってお話でした。
プンプン!!