グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

昨日の景色

2011年12月06日 | ツアー
天気予報通り、午後から雨になりました。
さらに今日は、ほぼ1日中会議だったので、昨日のツアーで見た景色を報告しますね。

昨日は、火山、地学が大好きとおっしゃるSさんと、島の様々な場所を歩きました。
まずは午前中の早いうちに樹海へ。

太陽の光が差し込む森は、とても綺麗です。
溶岩の亀裂の奥の景色もキラキラしているし…


クネクネ曲がったハチジョウイヌツゲの幹も、キラキラ!(^。^)


安永噴火の溶岩地帯では、蒸気機関車が煙を吹いていました。

え?蒸気機関車に見えませんか?(^_^;)

マンツーマンの気楽さからチョッピリ冒険して“流れた時の様子がわかる溶岩さがし”をしてみました。

歯磨き粉がチューブからブチュ~っと出てきたみたいな岩ですね!

山頂から海を見降ろしたら、銀色に輝く海に浮かぶ島々が…融合してました!
「何のこっちゃ?」と思う方は、よ~く写真をご覧ください。

利島と新島が、陸続きになっているみたいに見えませんか?
空に浮かんだ雲の影と海の向こうの島影が合わさって、“幻の島”が出来ているみたいでした(^O^)

裏砂漠では、白くて穴があいている石が話題になりました。
白い石は、地下でマグマが空気に触れずにゆっくり冷え固まり、結晶が発達して密な状態になったもの…と思っていたのですが、ではなぜ表面が発泡しているのでしょう?

冷え固まったら発泡しにくいように思えるのですが?
このことに関しては宿題持ち帰りとなりました(^_^;)

森に向かう道では、オオムラサキシキブの紫の実が鮮やかです。
葉が落ちて実だけが枝に残った風景に見とれていたら、近くに白い月が浮かんでいました。

「おお!枝ごしに月が撮れる~!」と思って写したのがこの写真なのですが…

月は実と同じサイズにしか写りませんでした(-_-;)
画面中央の下3分の1ぐらいのところにある、白いシミみたいなのが月です(^_^;)

そして「今日は撮るぞ~。」と思っていたのが、マユミのピンク色の実にしがみつくカメムシの写真です。

思い通りの写真が取れました(^O^)
これで1週間以上カメムシたちはマユミの実にしがみついていることになりますが…そんなに食べでがあるのでしょうか??

「確か幼虫もいたはず。」と探してみたら…
こちらも、いました~(^O^)

小さい翅みたいなものが生えていますね。
5齢幼虫?

さて、火山大好きなSさんの、1日ツアーの締めくくりはどうしましょう?
あれこれ考えて思い浮かんだのが“ジオサイト長根に沈む夕日”の風景です。

1338年?の噴火で沢を流れた溶岩流が硬くて丈夫だったために、波に削られ残ったと言われる長根。
今まで意識して、夕日に合わせて訪ねたことはありませんでした。

どんどん水平線に近づく太陽を見ながら「かなりギリギリですね。」と言いつつ車を走らせました。
そうしたら、ドンピシャリのタイミングで間にあいました~(^。^)

溶岩がこの場所に流れ込んでから、何回目の夕日でしょう?
13万回目ぐらい?(どういう計算じゃ~?)

毎日違う大島の景色。
昨日も大きな地球から小さな虫や実、様々な色や不思議の数々を、目いっぱい楽しみました(^^)v

(カナ)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする