グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

オオムラサキシキブ

2011年12月27日 | 植物
またまた、オオムラサキシキブです。
今の時期、何と言っても目立つので、ついつい見とれてしまうのです。

この鮮やかな色!
花に負けない華やかさ…だと思うのですが、皆さんはどう思われますか?

さて、先日も「綺麗~。」とほれぼれしながらオオムラサキシキブを見つめていたら
実の先に、来春の葉の準備が整っていることに気がつきました。

実の間から伸びている枝の先端に、矢じりのような尖ったものがあるのが見えるでしょうか?
細かい毛を身にまとった若い葉が、丸まって寒い冬に備えていますよ。

オオムラサキシキブの冬芽です。
「おお!可愛い~!」密集した毛を観察しようと、高倍率の虫メガネでのぞいたところ…

黒いゴマ粒のようなものが、いっぱいくっついているではありませんか!
「何?これ??」黒い粒は、近くの別の冬芽にもついていました。

正体を知りたくて、一部持ち帰って調べてみました。
長さは0.5mm。みな同じサイズのツヤツヤの黒い楕円形…卵か蛹?

インターネットで考えられる限りの言葉を並べて調べてみました。
「ムラサキシキブ、黒、卵、サナギ、ハムシ、虫」…ちっともヒットしませんでした(^_^;)

どなたか、この黒い粒の正体がわかる方、ぜひ教えてください。
(わからなかったら、育てるしかないかも…(^_^;))

ところで黒い粒が気になって観察するうち、冬芽にも様々な表情があることに気がつきました。
わきからさらに2本の冬芽が伸びているもの。

兵隊さん(?)が、バンザイしているみたいに見えますが…。

こんな形のものもありました。

長髪の人?

そして…
「ウヒャ~!ウヒャヒャヒャヒャ~!!」

…バンザイしながら大笑いしているように見えました(^^)v
黒い粒に取りつかれて、痒くてヤケになっているのでは?

実の美しさのみならず、冬芽も楽しいオオムラサキシキブ。
みなさん、ぜひ観察してみてください~(^O^)

(カナ)


コメント
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