古くから環境教育に関わってきた「地球の楽校」の長谷川氏が来島し、柳場と3人で裏砂漠を歩いてきました。
「裏砂漠までの道が崩れているのでは?」と心配していましたが、駐車場までは問題なく行けました。道は以前より掘れていましたが、歩くのに危険なほどではありません。
でも、裏砂漠の風景は変わっていました。
第一展望台の近くから、カルデラの中を見下ろした時の景色です。
昨日と同様、今まで平らだった地面にたくさんの溝ができています。
最初は、白い石が転がって溝を作ったのかと思いました。
でも、近づいてみたら石は関係ないようでした。
いったい何がきっかけで、こんなふうになるのでしょう?
イタドリの根が地面を固定し、根のないところが崩れるのではないかという意見もありました。
確かにそう見える場所もありましたが、ほとんどは植物の根とはあまり関係がないようでした。
崩れはじめの多くは、こんな感じでした。
長谷川氏は川の調査などの経験から「地下の水の流れが出やすい場所に集まって崩れ始めるのではないか」と教えてくれました。
裏砂漠の地下の一部には、水を通しにくい粘土質の層が存在します。
(今回の雨の後、よりハッキリわかるようになりました。)
調べた場所の多くでは、粘土質の層の上に、水が流れたと思われる隙間や穴ができていました。
地表からは見えない「地下の水の流れ」が、大雨の後に何本もの溝を作ったのでしょうか?
櫛形山の頂上にも、登ってみました。
「あ!崩れてる!」
柳場の声に前方を見ると、外輪山の壁に20か所近い崖崩れの跡が刻まれているのがわかりました。
先日、樹海の中で行く手を木に阻まれましたが、こういう事だったのですね。
(赤色立体地図の作者、千葉達郎氏に地理院地図の存在を教えてもらいました。)
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/?lat=34.7483&lon=139.395248&z=17&did=DJBMM&lkey1=hisai1310typhoon26&lopa1=1&lkey2=seisya1310typhoon26&lopa2=1&lkey3=seisya1310typhoon27&lopa3=1#lat=34.7483&lon=139.39525&z=17&did=DJBMM&lkey1=hisai1310typhoon26&lopa1=1&lkey2=seisya1310typhoon26&lopa2=1&lkey3=seisya1310typhoon27&lopa3=1&zoom=17&layers=BTTTTTTT
仲間内で「キャニオン」と呼んでいた、櫛形山の下の大きな溝。
わずか2ヶ月前の“島ガールツアー”の時には、青々としたイタドリの葉が斜面を覆っていたのですが…
今日はイタドリごと全て削り取られて、垂直な壁になっていました。
外輪山の外側、海を見下ろす斜面も溝ができていました。
「溝の深さを見に行こう」ということになり、歩いて斜面をおりました。
近づいてみたら、人の身長ほどもある深さでした。
台風前まで砂漠のような凹凸の少ない斜面だったとは、想像しがたい風景です。
「あ、ここも溝のでき始めは同じだよ」と長谷川氏。
今日見た範囲では、外輪山の内側も外側も崩れるきっかけは同じみたいでした。
さて…
“崩壊”の印象の強い裏砂漠の景色の中で、心に残った生き物達がいました。
崩れた面ギリギリに残っていたイタドリ。
たくましさもあるけれど、運も良かったのですね。
草丈は30cmぐらいなのに、根は3mぐらい伸びていたイタドリ。
強靭な生命力を感じました。
川のように流れたと思われる小さな溶岩の粒のまっただ中にいた、5mmぐらいのハナグモの仲間。
植物の陰に隠れて餌が近づくのを待っているはずなのクモなのに、溶岩と一緒に流されてしまったのでしょう。この小さなクモが大嵐の中で生き抜いたことをスゴイと思いました。
そして、広大な裏砂漠の斜面で花を咲かせていた、孤高のアシタバ。
大雨と風の中で、よくシャンと立っていられると感心しました。
強風、大雨、そして噴火という、全ての生き物が抗うことができない圧倒的な力の中で生き残るためには、強い生命力と強い運の両方が必要なように感じました。
でも…身を隠す安全な場所のない多くの生き物達に比べて、私たちは起こったことから学ぶことができるし移動をすることもできます。
目前に迫った地震や津波、噴火や大型台風などの中で生き抜くために、そして悲しい思いを少しでも減らすために、学んでいきたいと心から思います。
(カナ)
「裏砂漠までの道が崩れているのでは?」と心配していましたが、駐車場までは問題なく行けました。道は以前より掘れていましたが、歩くのに危険なほどではありません。
でも、裏砂漠の風景は変わっていました。
第一展望台の近くから、カルデラの中を見下ろした時の景色です。
昨日と同様、今まで平らだった地面にたくさんの溝ができています。
最初は、白い石が転がって溝を作ったのかと思いました。
でも、近づいてみたら石は関係ないようでした。
いったい何がきっかけで、こんなふうになるのでしょう?
イタドリの根が地面を固定し、根のないところが崩れるのではないかという意見もありました。
確かにそう見える場所もありましたが、ほとんどは植物の根とはあまり関係がないようでした。
崩れはじめの多くは、こんな感じでした。
長谷川氏は川の調査などの経験から「地下の水の流れが出やすい場所に集まって崩れ始めるのではないか」と教えてくれました。
裏砂漠の地下の一部には、水を通しにくい粘土質の層が存在します。
(今回の雨の後、よりハッキリわかるようになりました。)
調べた場所の多くでは、粘土質の層の上に、水が流れたと思われる隙間や穴ができていました。
地表からは見えない「地下の水の流れ」が、大雨の後に何本もの溝を作ったのでしょうか?
櫛形山の頂上にも、登ってみました。
「あ!崩れてる!」
柳場の声に前方を見ると、外輪山の壁に20か所近い崖崩れの跡が刻まれているのがわかりました。
先日、樹海の中で行く手を木に阻まれましたが、こういう事だったのですね。
(赤色立体地図の作者、千葉達郎氏に地理院地図の存在を教えてもらいました。)
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/?lat=34.7483&lon=139.395248&z=17&did=DJBMM&lkey1=hisai1310typhoon26&lopa1=1&lkey2=seisya1310typhoon26&lopa2=1&lkey3=seisya1310typhoon27&lopa3=1#lat=34.7483&lon=139.39525&z=17&did=DJBMM&lkey1=hisai1310typhoon26&lopa1=1&lkey2=seisya1310typhoon26&lopa2=1&lkey3=seisya1310typhoon27&lopa3=1&zoom=17&layers=BTTTTTTT
仲間内で「キャニオン」と呼んでいた、櫛形山の下の大きな溝。
わずか2ヶ月前の“島ガールツアー”の時には、青々としたイタドリの葉が斜面を覆っていたのですが…
今日はイタドリごと全て削り取られて、垂直な壁になっていました。
外輪山の外側、海を見下ろす斜面も溝ができていました。
「溝の深さを見に行こう」ということになり、歩いて斜面をおりました。
近づいてみたら、人の身長ほどもある深さでした。
台風前まで砂漠のような凹凸の少ない斜面だったとは、想像しがたい風景です。
「あ、ここも溝のでき始めは同じだよ」と長谷川氏。
今日見た範囲では、外輪山の内側も外側も崩れるきっかけは同じみたいでした。
さて…
“崩壊”の印象の強い裏砂漠の景色の中で、心に残った生き物達がいました。
崩れた面ギリギリに残っていたイタドリ。
たくましさもあるけれど、運も良かったのですね。
草丈は30cmぐらいなのに、根は3mぐらい伸びていたイタドリ。
強靭な生命力を感じました。
川のように流れたと思われる小さな溶岩の粒のまっただ中にいた、5mmぐらいのハナグモの仲間。
植物の陰に隠れて餌が近づくのを待っているはずなのクモなのに、溶岩と一緒に流されてしまったのでしょう。この小さなクモが大嵐の中で生き抜いたことをスゴイと思いました。
そして、広大な裏砂漠の斜面で花を咲かせていた、孤高のアシタバ。
大雨と風の中で、よくシャンと立っていられると感心しました。
強風、大雨、そして噴火という、全ての生き物が抗うことができない圧倒的な力の中で生き残るためには、強い生命力と強い運の両方が必要なように感じました。
でも…身を隠す安全な場所のない多くの生き物達に比べて、私たちは起こったことから学ぶことができるし移動をすることもできます。
目前に迫った地震や津波、噴火や大型台風などの中で生き抜くために、そして悲しい思いを少しでも減らすために、学んでいきたいと心から思います。
(カナ)