週末2日間、富士山ネーチャークラブのガイドさんたちと歩きました。
(富士山ネイチャークラブのホームページはこちらhttp://homepage3.nifty.com/natureclub/)
大島と同じ、粘り気の少ない溶岩を噴き出す富士山。
大島よりもずっと大きくて、大先輩の富士山。
その富士山で活動しているガイドの皆さんと一緒に大島を歩けるのが、以前から楽しみでした。
ツアー初日の昨日。
最初に訪ねたのは、泉津の海岸にある洞窟でした。

海岸植物や波に削られてできた溶岩の形etc…富士山と違う火山の風景を楽しんでいる皆さんに、私も最初から嬉しい気持ちになりました。
「あれ可愛い!」「本当、かわいい!」と女性陣から絶賛されたのが、下の写真の中央にあるもの…

波打ち際にある、まん丸い石たちでした。
ゴロゴロ、ゴロゴロ、長い年月をかけて波に転がされて丸くなった溶岩の石。
今まで意識したことがなかったけれど、確かにかわいいかも…。
こういう“自分と違う感じ方”は、本当に新鮮です。
火山灰の大地に根を張るスダジイの巨木に対しても「スゴイ!」と大絶賛でした。

親しい友人をほめられたような気がして嬉しかったです。
昨日一番時間をかけて歩いた裏砂漠。

風も弱く、天気も良くて最高のコンディションの中、皆さんの発見がすごかったです。
何しろ目が良いのです。
黒い溶岩の上を歩く1cm以下の黒い小さな虫を、次々に発見して教えてくれます。
「今、ここで虫が動いたんだけど…」と溶岩を裏返して観察し…

「あ、居た居た。」
溶岩に隠れていたのに見つかってしまったのは、この虫です。

ハサミムシの子どもでしょうか?
かなり慌てていました。
一番驚いたのは「あ!クモの巣が張り巡らされてる!」という言葉でした。小さな溶岩のトップからトップを、とても細いクモの糸が結び、それが太陽の光を受けて輝いていました。

とてもキレイで、そしてとてもビックリしました!(写真には写せませんでした…)
いったいどんな虫を捕らえるためのものなのでしょう?
先日不思議だったこの風景も…

観察して謎が解けました。
火山灰がニュキニョキ延びているのではなく、火山灰にコーティングされた小さい溶岩が上に乗り、雨で削られていたのです。

台風26号後の風雨が、こういう景色を作りだしたのですね…。
皆さんとにかくジックリ観察して、発見して、報告しあいます。

「何これ?ミステリーサークルみたい」
足跡も何もないところに、○が描かれていました。

観察の結果「極細の一本の根が風でグルグル回って模様を描いたのではないか?」ということになりました。自然はすごいです…。
赤ちゃん連れの方もいましたが,外輪山斜面をサクサク登り、みんなで景色を眺めました。

最後は皆で夕日鑑賞。

「海に沈む夕日を!」とのリクエストに、ギリギリ間に合いました。
沈みゆく夕日を見ながら「地球の自転のスピードなんだよね。」という声が聞かれました。

そうですよね、地球は回っているんですよね。
最後に…今日、三原神社で富士山を背景に撮った写真です。
赤ちゃんや4歳の男の子も一緒に登った今日の三原山も、楽しかったです。

今回の大島の災害と同じようなリスクを抱える富士山。
そこでガイドをする皆さんと語りながら、有意義に歩くことができた貴重な2日間でした。
富士山ネイチャークラブの皆さん、ありがとうございました。
(カナ)
(富士山ネイチャークラブのホームページはこちらhttp://homepage3.nifty.com/natureclub/)
大島と同じ、粘り気の少ない溶岩を噴き出す富士山。
大島よりもずっと大きくて、大先輩の富士山。
その富士山で活動しているガイドの皆さんと一緒に大島を歩けるのが、以前から楽しみでした。
ツアー初日の昨日。
最初に訪ねたのは、泉津の海岸にある洞窟でした。

海岸植物や波に削られてできた溶岩の形etc…富士山と違う火山の風景を楽しんでいる皆さんに、私も最初から嬉しい気持ちになりました。
「あれ可愛い!」「本当、かわいい!」と女性陣から絶賛されたのが、下の写真の中央にあるもの…

波打ち際にある、まん丸い石たちでした。
ゴロゴロ、ゴロゴロ、長い年月をかけて波に転がされて丸くなった溶岩の石。
今まで意識したことがなかったけれど、確かにかわいいかも…。
こういう“自分と違う感じ方”は、本当に新鮮です。
火山灰の大地に根を張るスダジイの巨木に対しても「スゴイ!」と大絶賛でした。

親しい友人をほめられたような気がして嬉しかったです。
昨日一番時間をかけて歩いた裏砂漠。

風も弱く、天気も良くて最高のコンディションの中、皆さんの発見がすごかったです。
何しろ目が良いのです。
黒い溶岩の上を歩く1cm以下の黒い小さな虫を、次々に発見して教えてくれます。
「今、ここで虫が動いたんだけど…」と溶岩を裏返して観察し…

「あ、居た居た。」
溶岩に隠れていたのに見つかってしまったのは、この虫です。

ハサミムシの子どもでしょうか?
かなり慌てていました。
一番驚いたのは「あ!クモの巣が張り巡らされてる!」という言葉でした。小さな溶岩のトップからトップを、とても細いクモの糸が結び、それが太陽の光を受けて輝いていました。

とてもキレイで、そしてとてもビックリしました!(写真には写せませんでした…)
いったいどんな虫を捕らえるためのものなのでしょう?
先日不思議だったこの風景も…

観察して謎が解けました。
火山灰がニュキニョキ延びているのではなく、火山灰にコーティングされた小さい溶岩が上に乗り、雨で削られていたのです。

台風26号後の風雨が、こういう景色を作りだしたのですね…。
皆さんとにかくジックリ観察して、発見して、報告しあいます。

「何これ?ミステリーサークルみたい」
足跡も何もないところに、○が描かれていました。

観察の結果「極細の一本の根が風でグルグル回って模様を描いたのではないか?」ということになりました。自然はすごいです…。
赤ちゃん連れの方もいましたが,外輪山斜面をサクサク登り、みんなで景色を眺めました。

最後は皆で夕日鑑賞。

「海に沈む夕日を!」とのリクエストに、ギリギリ間に合いました。
沈みゆく夕日を見ながら「地球の自転のスピードなんだよね。」という声が聞かれました。

そうですよね、地球は回っているんですよね。
最後に…今日、三原神社で富士山を背景に撮った写真です。
赤ちゃんや4歳の男の子も一緒に登った今日の三原山も、楽しかったです。

今回の大島の災害と同じようなリスクを抱える富士山。
そこでガイドをする皆さんと語りながら、有意義に歩くことができた貴重な2日間でした。
富士山ネイチャークラブの皆さん、ありがとうございました。
(カナ)