午後のボランティア

午後、ボランティアに行ってきました。

今日から石灰による消毒作業に入った家もあるようですが、まだ泥出しの最中の家もあるとのこと。
私は大島一周道路沿いにある家の、泥出し&家具の運び出しに参加しました。

どの家もそうですが、水と混ざった泥状の火山灰は、家の中のあらゆる場所に入り込んでいます。
床下を隙間なく埋め、食器棚の食器をコーティングし…

押し入れの布団も棚の書類も泥で覆われると、倍以上の重さに感じます。
今日行った家の白い壁には、床からおよそ150cmの高さまで泥流が流れた証拠も残っていました。

とにかく膨大な量の泥…でもコツコツやると、周りはだんだん片付いてきます。
みんなで声をかけあって協力して仕事をするのは、気持ちが良いです。

休憩時間の情報交換も、なかなか穏やかな素敵な時間です。
今日は「隣同士でも被害の程度が全然違うのはなぜだろう？」ということが話題になりました。

ちょっとした段差？地形？？山側の塀？？
災害を最小限にするために、個人にできることはあるのでしょうか？
…知りたいです。

夕方、ボランティアセンターに、仕事を終えた参加者が次々に帰って来ました。

ボランティアセンターの発表によると、本日の参加者は86名だったそうです。

明日から週末。
皆で活動できるだけの、スコップなどもそろっています！

逆に細かいところを掃除する小さなブラシなど、室内用の掃除道具を持参してもらえると助かるようです。

私たちの店の常連のお客様も、2日間のうち１日はボランティアに参加すると言ってくれているので、明日は一緒に行きたいと思います。

最後に。

ボランティア終了後、役場前から見上げた山と…

今日の夕日です。

弘法浜に積み上げられた泥山のむこうに、太陽が沈んでいきました。

（カナ）