グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

日本ジオパークネットワークからの義援金

2013年11月14日 | 火山・ジオパーク
昨日、日本ジオパークネットワークからの義援金を届けに、会長の米田徹氏、事務局の斉藤清一氏、日本ジオパーク委員会委員で伊豆大島火山博物館の名誉館長でもある伊藤和明氏が来島しました。

新潟県糸魚川市の市長という超多忙な業務の中で、わざわざ大島に足を運んでくださったことが嬉しいです。義援金は、米田会長の暖かいメッセージとともに町長に手渡されました。

全国のジオパーク仲間の皆さん、ありがとうございました。

日本各地のジオパークは「地球の動きがわかる場所」…それだけ変動の激しいところです。

今回のような土砂災害、噴火、地震、津波…等とどう向き合って生きるのか…
それは全ジオパークの課題でもあります。

糸魚川市も1995年7月の集中豪雨で,川が氾濫し土石流や斜面崩壊が起こっています。
現場を見ながら、大島で起きた災害を我が身に置き換えて考えてくれているのが、良くわかりました。

さて、日帰りの米田、斉藤両氏を見送った後、伊藤先生http://ja.wikipedia.org/wiki/伊藤和明
山へ行きました。

倒木を乗り越え…


崩壊した斜面を、ご自分の目で確認。


軽快な足どりで現場を歩かれていました。


最後に、昨日の「印象に残った風景」です。
帰り道、空の赤さに気づいて振り返ってみたら…

道路の先に光の帯が伸びていました。
「このまま道路を歩いて行ったら、光の道を歩けそう」…そんなふうに思える風景でした。

夕日があまりにもキレイそうだったので海岸にも寄ってみました。
海岸に積み上げられた泥山越しの夕日です。

今日は,思っていた位置に太陽が沈みました。
太陽はロウソクの炎のようにも見えました。

私が景色に見とれていたら「もうこんなに削れている」と伊藤先生。
「?」と思って振り向いたら、泥の山には何本もの“ミニチュア版の沢”ができていました。

泥を積み上げてから数週間しかたっていないはずなのに、雨の度にこんなに掘れちゃうんですね。
そしてこの溝に雨水が集中して流れ、もっと深い溝ができていく…なんだか大島の模型を見ているような気分にもなりました。

“水”って、スゴイなぁ…。
そして、こういう溝に気づく伊藤先生の好奇心もスゴイなぁ…

見習いたいです。

(カナ)






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