昨日濃霧の三原山に、午前と午後の2回、ツアーに行ってきました。
午前中はハワイ語の合宿で、大島にいらした皆さんのツアー。
温泉ホテルの駐車場に集合し、最初にハワイ語の歌を三原山に捧げました。

「エーマオラ〇〇××△△~」皆さん山の方向に向かって歌います。
「なんて歌っているのですか?」と聞いてみました。
教えてもらった歌詞は「地球があって天があって雨が降って森ができて花が咲いて、そこに私たちがいる。自然の持っている力には私たちは到底かなわない。私たちは自然に生かされている…」という内容だったと思います。活火山の島で暮らす人間として、とても共感できる歌詞でした。(この歌、ジオパークだ…って思いました。)
さて歌の後、駐車場でシマシマ地層を観察。山頂ジオパーク展でガイドさんの噴火体験を聞いてから、1時間ほどゆっくり歩きました。
皆さん目の前の景色から、色々見つけて教えてくれました。
たとえば、クモの巣についたキラキラの水滴。

踏みつけそうな小さなバッタ。

今が盛りのハチジョウイボタの花を見た時は「これでレイを編んだら可愛いかも」「でもかなり時間がかかるね。」と話しが弾んでいました。

自然の葉っぱや花でレイを編みオシャレを楽しむのって素敵ですね。
「岡本太郎の“太陽の塔”みたい。」とお客様が指差した場所を、写真に撮ってみました。
が…

この位置じゃなかったのかなぁ…?
残念ながら私には、太陽の塔が見えませんでしたが、皆さんはいかがでしょうか?
折り返し地点は、ゴツゴツ溶岩の上。
黒い溶岩と白い霧のみの世界。

ちょっと浮き世のものとは思えない景色でした~。
噴火後の溶岩の上に最初に生える植物は、ハワイはシダで大島はハチジョウイタドリ。
そんな違いを語らいながら、身近な動植物と霧を楽しんで帰ってきました。

「この雰囲気いいよね~。」とお客様。
私も同感です!
続いて午後のツアーは、職場の同僚の女性3人旅。
濃霧に加えて雨もパラついてきましたが、元気にゴツゴツ溶岩の上まで登りました。

そして…
溶岩観察!

実は、お客様自ら発見した“あるもの”を観察中です。
観察していたのはこれ。

“地衣類”の菌糸です!
溶岩の表面を覆うグレーのものに対して、お客様から「これなんですか?」という質問があったので、「“地衣類”と言って菌と藻が助け合って生きている生物なんです。どちらかと言うとキノコに近いから溶岩の中に糸みたいなものが入っているはずですよ。」と説明した、数分後のことでした。
「あ!糸が見える!」とお客様。
足もとにあった、奇麗に割れた溶岩の中に“菌糸”を発見してくれました。(拍手~)
これ以外にも、雨ならではの出会いの数々。

大、中、小の3サイズのカタツムリの出現や…
雨が降ると地面の上に現れるオオミスジコウガイビルの子ども。

(久しぶりに会いました。)
そして生き生きとした元気な茸。

「カフェラテみたい。」とお客様。
確かに…ここでカフェラテ飲みたくなってきました(笑)。
…ということで「濃霧だからこそ」の1日を楽しみました。
ところで、ツアーを終えアジサイレインボーラインを通って帰る途中に、ちょっと驚く風景に出会いました。まだまだ見事に咲いているアジサイの花達が、全部切り落とされていたのです。

満開の花がゴロゴロ地面に転がっているので、なんだか気味が悪かったです。
↑
このことについて、ブログに載せてから,ある方からご意見をいただきました。
アジサイの伐採はいつもこの時期に、ボランティアを募って行っているとのこと。
奇麗な花が切り落とされているとお客様がビックリするので、2週間ほど後ろにずらせないのかと思いましたが、
だれかが仕事で行っているのではなく、皆さん夏休みで忙しくなる前にボランティアでやっているのでこの時期しかないとのこと。
なるほど…納得しました。
ボランティアで参加されていた皆さん、大変失礼しました。
これからは、お客様には、6月中に案内したいと思います。
(カナ)
午前中はハワイ語の合宿で、大島にいらした皆さんのツアー。
温泉ホテルの駐車場に集合し、最初にハワイ語の歌を三原山に捧げました。

「エーマオラ〇〇××△△~」皆さん山の方向に向かって歌います。
「なんて歌っているのですか?」と聞いてみました。
教えてもらった歌詞は「地球があって天があって雨が降って森ができて花が咲いて、そこに私たちがいる。自然の持っている力には私たちは到底かなわない。私たちは自然に生かされている…」という内容だったと思います。活火山の島で暮らす人間として、とても共感できる歌詞でした。(この歌、ジオパークだ…って思いました。)
さて歌の後、駐車場でシマシマ地層を観察。山頂ジオパーク展でガイドさんの噴火体験を聞いてから、1時間ほどゆっくり歩きました。
皆さん目の前の景色から、色々見つけて教えてくれました。
たとえば、クモの巣についたキラキラの水滴。

踏みつけそうな小さなバッタ。

今が盛りのハチジョウイボタの花を見た時は「これでレイを編んだら可愛いかも」「でもかなり時間がかかるね。」と話しが弾んでいました。

自然の葉っぱや花でレイを編みオシャレを楽しむのって素敵ですね。
「岡本太郎の“太陽の塔”みたい。」とお客様が指差した場所を、写真に撮ってみました。
が…

この位置じゃなかったのかなぁ…?
残念ながら私には、太陽の塔が見えませんでしたが、皆さんはいかがでしょうか?
折り返し地点は、ゴツゴツ溶岩の上。
黒い溶岩と白い霧のみの世界。

ちょっと浮き世のものとは思えない景色でした~。
噴火後の溶岩の上に最初に生える植物は、ハワイはシダで大島はハチジョウイタドリ。
そんな違いを語らいながら、身近な動植物と霧を楽しんで帰ってきました。

「この雰囲気いいよね~。」とお客様。
私も同感です!
続いて午後のツアーは、職場の同僚の女性3人旅。
濃霧に加えて雨もパラついてきましたが、元気にゴツゴツ溶岩の上まで登りました。

そして…
溶岩観察!

実は、お客様自ら発見した“あるもの”を観察中です。
観察していたのはこれ。

“地衣類”の菌糸です!
溶岩の表面を覆うグレーのものに対して、お客様から「これなんですか?」という質問があったので、「“地衣類”と言って菌と藻が助け合って生きている生物なんです。どちらかと言うとキノコに近いから溶岩の中に糸みたいなものが入っているはずですよ。」と説明した、数分後のことでした。
「あ!糸が見える!」とお客様。
足もとにあった、奇麗に割れた溶岩の中に“菌糸”を発見してくれました。(拍手~)
これ以外にも、雨ならではの出会いの数々。

大、中、小の3サイズのカタツムリの出現や…
雨が降ると地面の上に現れるオオミスジコウガイビルの子ども。

(久しぶりに会いました。)
そして生き生きとした元気な茸。

「カフェラテみたい。」とお客様。
確かに…ここでカフェラテ飲みたくなってきました(笑)。
…ということで「濃霧だからこそ」の1日を楽しみました。
ところで、ツアーを終えアジサイレインボーラインを通って帰る途中に、ちょっと驚く風景に出会いました。まだまだ見事に咲いているアジサイの花達が、全部切り落とされていたのです。

満開の花がゴロゴロ地面に転がっているので、なんだか気味が悪かったです。
↑
このことについて、ブログに載せてから,ある方からご意見をいただきました。
アジサイの伐採はいつもこの時期に、ボランティアを募って行っているとのこと。
奇麗な花が切り落とされているとお客様がビックリするので、2週間ほど後ろにずらせないのかと思いましたが、
だれかが仕事で行っているのではなく、皆さん夏休みで忙しくなる前にボランティアでやっているのでこの時期しかないとのこと。
なるほど…納得しました。
ボランティアで参加されていた皆さん、大変失礼しました。
これからは、お客様には、6月中に案内したいと思います。
(カナ)