グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

T学園高等部ジオツアー2日目

2014年07月18日 | ツアー
T学園高等部「理科特進クラス」の授業の一環のツアー2日目です。
今日もめまぐるしく天気の変わる三原山でした。

ツアー開始は、こんな風景。


ショウリョウバッタをつかまえたり…


サクユリに見とれたりしながら、ゆっくり登りました。

サクユリは特徴を説明しておいたら、生徒さんが見つけてくれました!

火口は真っ白でしたが、みんなでお菓子を食べながら霧が晴れるのを待ったところ…


見えました!

わ~い!晴天の時に比べて霞んでますが、ほとんど諦めていたので嬉しかったです。

高校生達は1度説明するとシッカリ覚えてくれて、色々な発見をしてくれました。
たとえば足もとの石を拾い上げ「こっちは噴火で流れてきたもので、こっちが降ってきたものでしょ?」と…。

「重さが全然違う~!」という驚きの声もチラホラ…。

裏砂漠では…久しぶりに「どれが本物?」クイズもしてみました。

みんな、ほぼ見抜いていました~。

「あ、これかわいい」…裏砂漠で休憩中に女の子達が見つけました。

頑張っていますね、イタドリ。

そして、こんな遊び方も…。

飛び散ったマグマのしぶきで砂風呂風?
今まで思いつきもしなかった発想で、見た時は驚きました。

元町溶岩流では、最初はそれぞれが観察していましたが…


やがて皆で溶岩投げ。

先生達も「今年のクラスは活発だなぁ」と話されていました。

生物教員のM先生は今年で3回目のツアー参加ですが、昨年までと様相が変わっているので驚かれていました。
真っ黒だった溶岩の川の上に、台風26号の土砂崩れで流れてきた大小様々、色とりどりの穴だらけの石(スコリア)が積っていたからです。

これがやがてはそのまま地層となって残るのですね。

ところで、なぜか同じところに感動するM先生と私ですが、今日2人で思わず反応してしまったのは、森の中で見つけたこの風景です。

誰かがキレイに丸く葉をかじり、かじられた部分だけ継ぎ当てをしたかのように色が変わっていました。
持ち帰りたいと思うほど、可愛い葉っぱでした。

2日間の元気な高校生達とのツアー、楽しかったです。
みんなが知識を学ぶだけではなく、心にのこるナニカを感じてくれていたら良いなぁ…。

(カナ)


コメント
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