台風8号の接近で、大島では18時39分に気象庁から大雨波浪警報が発表されました。
本日予定されていたジオパーク研究会4班企画「災害ボランティアを語ろう」も、残念ながら中止となりました。これ以上、各地で被害が出ないことを願うのみです。
さて、今日のブログは、島の北東部にあるアジサイレインボーライン(約4kmの車道沿いにアジサイが植えられている)についてのお話です。
先週、アジサイの花が切られていたことに対して「悪戯?それとも剪定?」とブログに載せましたが、その後、何人かの方から「手入れのための剪定である。」と教えていただきました。
毎年この時期に、ボランティアを募って剪定しているとのこと。(後から見たら、島の広報にもシッカリ載っていました。見ていたはずなのに記憶が…汗)
あと2週間、剪定時期を後ろにズラせたら、キレイな花をもっと楽しめるのになぁ…と思ったので、電話をくれた方にその話しをしたところ「カナさんが自分でボランティアをして後ろにずらすならそれもいいけど、手伝わないで、それは言えないでしょ?」との返答。
ごもっともです…。
私は町か都が、道路も花も管理をしているのだろうと思ったのですが、そうではなく手入れをしているのは全員がボランティアだとのこと。観光事業者も多く、夏休みが始まると皆忙しくなってしまうので、この時期しかないようです。
「アジサイがキレイだなぁ」と、10年以上前からこの場所で花を楽しんでいたのに、誰がどのような思いでアジサイを植え、どう管理しているのかということは、考えたことがありませんでした。
(ちなみにこの写真は、9年前のものです)
…で、これを機会に知りたいと思い、一番詳しいと思われる方に聞いてきました。
以前、観光協会専務理事をされていたKさんです。
教えていただいた内容によると…
「アジサイレインボーラインにアジサイを植え始めたのは、1986年噴火の1年後。当時は東海汽船が『花いっぱい運動』というのをやっていて、他の場所にも沢山の花を植えていた。
長さ4kmほどの道沿いは、町有地も私有地もある。花の維持管理は東海汽船が行っていたが、維持費がかかり過ぎ、やがてボランティアが引き継ぐ形となった。
最初の年は園芸種のアジサイを植えたが、大島の自生種を植えるべきという意見が出て、2年目にガクアジサイを植えた。
アジサイは花が終わるとドライフラワーのようになって残り、見苦しいので、美しい花を楽しむために毎年、7月の第1、第2土曜日に剪定をする。(7~8月に剪定を終えないといけないようです)
主催は伊豆大島緑の会、伊豆大島花の会、伊豆大島椿協会。協力は東海汽船、大島観光協会、ライオンズクラブ、七島信用組合など。毎年30~40名で作業している。
アジサイは花から3段目の枝のところで切ると来年キレイな花が咲く。背が高くなりすぎたものはバッサリ切るが、そうすると2年後に花が咲く。」
Kさんはご自宅の庭で、花を見ながら説明をしてくれました。
お話を聞いてから、アジサイレインボ-ラインに行ってきました。
切られた枝の下には、新しい枝を伸ばす芽が膨らんでしました!
プックリしていて可愛いです。
それに…
なんだか顔のようにも見えます。
伸びかけた葉が、残っていました。
あれ?
こういう狭い所が好きなんですねぇ。
地上に落ちた花を見ると、やっぱりまだ少しもったいない気がしますが、やがて腐った花は、来年のための栄養になってくれることでしょう。
今年の6月初旬の同じ場所。
毎年たくさんの方達がボランティアで手入れをしてくれることで、楽しめる風景なんですね。
ボランティアに参加されている皆さんに感謝です。
来年のツアーでは、今日の話もお客様に伝えながら、花を楽しみたいと思います。
(カナ)
本日予定されていたジオパーク研究会4班企画「災害ボランティアを語ろう」も、残念ながら中止となりました。これ以上、各地で被害が出ないことを願うのみです。
さて、今日のブログは、島の北東部にあるアジサイレインボーライン(約4kmの車道沿いにアジサイが植えられている)についてのお話です。
先週、アジサイの花が切られていたことに対して「悪戯?それとも剪定?」とブログに載せましたが、その後、何人かの方から「手入れのための剪定である。」と教えていただきました。
毎年この時期に、ボランティアを募って剪定しているとのこと。(後から見たら、島の広報にもシッカリ載っていました。見ていたはずなのに記憶が…汗)
あと2週間、剪定時期を後ろにズラせたら、キレイな花をもっと楽しめるのになぁ…と思ったので、電話をくれた方にその話しをしたところ「カナさんが自分でボランティアをして後ろにずらすならそれもいいけど、手伝わないで、それは言えないでしょ?」との返答。
ごもっともです…。
私は町か都が、道路も花も管理をしているのだろうと思ったのですが、そうではなく手入れをしているのは全員がボランティアだとのこと。観光事業者も多く、夏休みが始まると皆忙しくなってしまうので、この時期しかないようです。
「アジサイがキレイだなぁ」と、10年以上前からこの場所で花を楽しんでいたのに、誰がどのような思いでアジサイを植え、どう管理しているのかということは、考えたことがありませんでした。
(ちなみにこの写真は、9年前のものです)
…で、これを機会に知りたいと思い、一番詳しいと思われる方に聞いてきました。
以前、観光協会専務理事をされていたKさんです。
教えていただいた内容によると…
「アジサイレインボーラインにアジサイを植え始めたのは、1986年噴火の1年後。当時は東海汽船が『花いっぱい運動』というのをやっていて、他の場所にも沢山の花を植えていた。
長さ4kmほどの道沿いは、町有地も私有地もある。花の維持管理は東海汽船が行っていたが、維持費がかかり過ぎ、やがてボランティアが引き継ぐ形となった。
最初の年は園芸種のアジサイを植えたが、大島の自生種を植えるべきという意見が出て、2年目にガクアジサイを植えた。
アジサイは花が終わるとドライフラワーのようになって残り、見苦しいので、美しい花を楽しむために毎年、7月の第1、第2土曜日に剪定をする。(7~8月に剪定を終えないといけないようです)
主催は伊豆大島緑の会、伊豆大島花の会、伊豆大島椿協会。協力は東海汽船、大島観光協会、ライオンズクラブ、七島信用組合など。毎年30~40名で作業している。
アジサイは花から3段目の枝のところで切ると来年キレイな花が咲く。背が高くなりすぎたものはバッサリ切るが、そうすると2年後に花が咲く。」
Kさんはご自宅の庭で、花を見ながら説明をしてくれました。
お話を聞いてから、アジサイレインボ-ラインに行ってきました。
切られた枝の下には、新しい枝を伸ばす芽が膨らんでしました!
プックリしていて可愛いです。
それに…
なんだか顔のようにも見えます。
伸びかけた葉が、残っていました。
あれ?
こういう狭い所が好きなんですねぇ。
地上に落ちた花を見ると、やっぱりまだ少しもったいない気がしますが、やがて腐った花は、来年のための栄養になってくれることでしょう。
今年の6月初旬の同じ場所。
毎年たくさんの方達がボランティアで手入れをしてくれることで、楽しめる風景なんですね。
ボランティアに参加されている皆さんに感謝です。
来年のツアーでは、今日の話もお客様に伝えながら、花を楽しみたいと思います。
(カナ)