グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

濃霧NO1ツアー

2014年07月29日 | ツアー
7月27日(日)のツアー報告です。
題名通りの濃霧と、強い風の中のツアーでした。

白い霧の中で「縄模様の溶岩」に乗り…

(サーフィンしてます)

咲き誇るユリの花と記念撮影。


顔と同じサイズの花が豪華です。


ガクアジサイのツボミと花と実の3点セットを発見!

このまま植物図鑑に載せたい感じ…。

ツルを伸ばして様々なものに巻き付くサルトリイバラが、自分たちで巻き付きあっていました。


まるで「握手」をしているかのようです。

「可愛い~」by全員。

「すばらしい眺望をご覧ください」の看板の前も…

真っ白でした。

ゴジラも霞んで形がわかりませんでした。

ここまで濃い霧は珍しいです。

「今日は濃霧NO1です!」と伝えたところ、お客様からは「それは良かった。NO1と言うのが良いです」とポジティブな回答。

で…

濃霧の中で、嬉しそうにジャンプ!
なんだか盛り上がってきました。

「それにしても本当に見えないなぁ…」と思ったら…

実は眼鏡が曇ってました(ここでも笑)。

山頂展望台に着く頃には、かなり風も強くなってきました。

ゴ~っという音と、帽子が飛ばされそうな風と、流れる霧…なかなかの迫力です。

さてここで「帰りのコースをどうしよう?」と少し迷いました。

この日の風の強さは、未舗装の西側斜面を下りられる程度でしたが、おりきったところで小石(スコリア)が降ってきて体に当たる…ということが予想されました。でも強い風で流れる霧の、幻想的な風景が楽しめるはず…。

で、お客様に状況を話して「どちらを選びたいか」聞いてみました。
元気なお2人は、もちろん「未舗装」のコースを選びました。

そして、そんなお2人に三原山が「良いところを見せよう」と思ったのか…

下山途中で何回か、我々の周辺だけワ~っと霧が晴れて広い景色が見えました。
「うわ~!」by全員。

その後はすぐに、濃霧が戻ってきました。

そしてお2人は霧の中で…

再びジャンプ~!

まるで宙をとんでいるかのようでした!

予想通り、風で小石が舞い上がりピシピシ体に当たるので、早めに森に逃げ込みました。

こちらはほぼ風なし。
霧も木々がブロックしてくれるので、平地よりずっと遠くまで見渡せます。

10個以上のツボミをつけているユリも見つけました。

ツボミが重いらしく、かなりうなだれていました。
咲いたら見事だろうなぁ…。

砂(火山灰)の上に落ちていたカタツムリの殻や木の実で「顔」を作ってみました。

では、ここで問題です。
「口」は何でできているでしょう?

回答は…
「ミミズ」です。
口が木じゃなくてミミズっていうところが、1ランク上な感じです。…(?)

最後に山頂ジオパーク展に立ち寄って、この日歩いたコースを説明。
壁に貼ってある大きな写真の前で…

(本物っぽい写真になるように、手で数字を隠しています。)

ポジティブなお客様に元気をもらえた「濃霧NO1」のツアーでした。
ありがとうございました!

(カナ)














コメント
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