グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

手話サークルの皆さんと。

2014年11月03日 | ツアー
秋晴れの三原山を、手話サークル32名の方達と歩いて来ました。
ガイドは柳場と私。

遊歩道の両側のススキが、キラキラ光っていました。

今が一番の見頃かもしれません。

ススキの向こうに頭を出したハチジョウイヌツゲが気になって、写真を撮りました。冬も葉を落とさず毎年ジワジワ成長するイヌツゲですが、だんだんススキの背丈を追い越すものも増えてきました。

植物のエネルギー源は太陽の光…この静かな戦いの行方はいかに?

それにしても、本当に爽やかな天気でした。

“秋の空”に向かって坂を登る…なんとも贅沢な気分です。

山頂の火口周辺も輝いていました!

ため息が出るほどキレイでした。

皆さんが、ガイドの周りに集まって真剣に話を聞いてくれるのも嬉しかったです。

「昔の噴火の時に島の子ども達は、切ってきた木を使って、流れてくる溶岩で何かを作っていました。何を作っていたのでしょう?」というガイドの問いかけにも…

「木で溶岩をせき止めようとした!」「炭を作った!」など、アイデアが次々!
答えを探す真剣な表情が印象的でした。

ところで今日のお客様の年齢は、80歳代から小学生までと様々でした。
坂の途中で引き返した方も数人いましたが、9割ぐらいのお客様は火口まで到着。

眺めの良いところで大島銘菓“牛乳せんべい”を食べて休憩しました。

この景色の中で食べる“牛乳せんべい”は、最高に美味しいんです!

この後、足場の良い舗装された道を帰るチームと、山の斜面を下るチームに分かれました。
“斜面下りチーム”は全部で15名。

ゆっくり慎重に歩いて、全員無事に下山しました。

帰りの森では、アカメガシワの葉が黄色に変わり、その明るい色に思わず上を見上げました。

葉の隙間から見える青空が、まぶしかったです。

はやく帰った方たちが気になっていましたが、皆さん「山頂ジオパーク展」で動画を鑑賞されていました。こういう時、ガイドのいる“ジオパーク展”の存在が、とてもありがたいです。

最後に、全員で写真を撮りました。

楽しい秋の1日でした。
手話サークルの皆さん、ありがとうございました!

(カナ)





コメント (2)
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