グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

溶岩の上の紅葉

2014年11月28日 | 植物
4日前の午前中、1986年に元町に向かって沢を流れ下った溶岩の上で、こんな風景を見かけました。

太陽の光を反射して、キラキラ輝くテイカカズラの葉と、黒い溶岩に巻き付く真っ赤な葉。

まるで溶岩が、赤いネックレスを首から下げているように見えました。

一面のキラキラと真っ赤なネックレス…なんだかとてもスペシャルな風景でした!

実はこの時、少し離れた場所に、もっと赤い場所があったのですが、時間がなくて近づくことができませんでした。

「こんど時間のある時に見に行こう。」と思っていて…今日、見に行って来ました!

午後2時半、雨がやむのを待ちきれず、レインウェアを着込んでここへ。

赤い色の正体を確認しなければ…。

近づいてみたら…

鮮やかな赤(ピンク?)のツタが、縦横無尽に這っていました。

なんて華やかな色でしょう!


ツタのまわりを取り囲むテイカカズラも、わずかながら紅葉していました。

常緑のテイカカズラは、こうやって時々古くなった葉を落とします。

新しい葉が出てくる春が、紅葉の最盛期ですが…
でも良く探したら、こんなに真っ赤な葉もありました。


それにお箸のように細く伸びた、2本の赤い実も!


側には、ちょっとオレンジまじりの赤い葉。

ヤマハゼでしょうか?
溶岩と森の境目に生えていました。

様々な赤が入り交じる、溶岩の上の紅葉。

紅葉するためには、太陽の光が必要と言われています。

地面の栄養分は少ないけれど、太陽の光はいっぱいある溶岩の上だから、葉もめいっぱい赤くなれるのでしょう。


黒いゴツゴツの溶岩の上で秋の紅葉を楽しむ…とても伊豆大島らしいです!

これから紅葉シーズンはここかも!(笑)

(カナ)







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