グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

本日は2回…。

2014年11月04日 | ツアー
今日は2つのツアーに行って来ました。
午前中のツアーは「動植物を見たい。」というリクエストの女性陣と、森~裏砂漠へ。

赤く色づいた、ツヤツヤのメギの実や…


背丈より高く伸びたガクアジサイを観察。

並んで写真も撮りました。

私は見慣れてしまって何も感じなくなっていますが、確かに「ガクアジサイの葉を下から見上げて、その向こうに青空」という風景は、庭で整えられたガクアジサイでは見られないかも…。

“繰り返す噴火、薄い土壌”という環境で生きている大島の植物達は、たくましいですからね~。

そして今日もススキのキラキラや…


裏砂漠の広さも楽しみました!


マユミの紅葉も!

今年は暖かいせいかモミジもカエデもあまり紅葉しませんが、マユミは美しく染まっています。

で、紅葉に近づくために薮に分け入りました!
ススキをかき分けマユミの元へ。

この状況で楽しむ紅葉っていうのも大島ならではかも?(笑)

そして、こんな写真が撮れました~。

“優しい赤と青空”です!

森の中でも、みんなでゆっくり写真を撮りました。

キッコウハグマは今日も満開でした。

お2人は、真剣な表情で何の写真を撮っているのでしょう?


コケの胞子嚢。
森の中の小さな命です。

とても、かわいかったです。

面白かったのが、お客様によって次々に繰り出される新たなパフォーマンスでした。

溶岩の壁に沿って根を伸ばす、ヒサカキの一部となっています。(?)

この場所でクネクネの真似をする人はいますが、木登りした人は初めてです!


おお~!

ミツバアケビのツルで綱引き!
これまた、はじめての発想です!

楽しそうなので、私も混ぜてもらいました。

想像通り、楽しかったです。(笑)

とまあこのように、いっぱい笑って午前のツアーを終え、自宅に帰って事務仕事をしていたら午後3時少し前に電話が鳴りました。

「以前案内してもらったオランダ人のご両親が、大島に到着した。日本語が全くわからないし、することもないので、今日と明日ガイドをお願いしたい。英語は堪能でなくても良い。」とのこと。

しかし夕方5時前には日が沈む今日この頃…「今からだとすぐ暗くなってしまうので、明日にしませんか?」と提案してみましたが「暗くなるまで歩いて、暗くなったら帰れば良い。」との返事。「な、なるほど~。(妙に納得)」

と、このような展開で、夕方16時少し前から、“1時間ツアー”に行って来ました。

逆光のススキが、キラキラ輝いていました。

「キレイ!」

何度も足を止めて、写真を撮りました。

そしてさらに、今日の夕焼けが最高でした。

全員で、ただただ見とれました。

午前の半日ツアーも夕方の1時間ツアーも、ガイドをリクエストしていただいたおかげで出会うことのできた、素敵な景色がいっぱいありました。

リクエスト、ありがとうございました!

(カナ)


コメント
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