3日前、海の常連のお客様と、久しぶりに店の近くの“愛宕山”に登りました。
どのぐらい久しぶりかと言うと…前回が4月13日なので、約7ヶ月ぶりです!
4月はシダ類の若々しい葉色を楽しみながら歩きましたが、晩秋の今、森で見られたものは?
秋は実の季節、ということで…

センリョウの実です。
元々大島にはなかったもののようですが、栽培されているので鳥にタネが運ばれたのかも?
この植物も、実を落としていました。

カラスザンショウです。

黒いタネは、サンショウに似た香りがします。
ビックリしたのはこれ。坂の途中の土手で見つけました。

丸いボールが乗った筒???
数秒間の空白の時間を経て(笑)頭に浮かんだのは『ツチグリ』というキノコの名前でした。
周辺を探してみたら、「これから出てくるぞ」という状態のものが、いっぱい見つかりました。

でもキノコの下が筒状に削られるということは、数日前の雨で削られてから、ず~っとこの状態でいるということ??ツチグリってそんなに長い間、地上に出たままで平気なのでしたっけ?
「健全なツチグリならば、雨のあとに殻が開くかも…。」
ツチグリが固い殻を花のように開くと、中から柔らかい丸い袋が出て来るはず…そして雨粒がその袋を叩くと、それが刺激になって袋の中の胞子が飛び散るはずです。
で、今日、見に行ってきました。
昨日の雨で、殻が開いているかもしれないと思ったのです。
ジャ~ン!

立派に開いていました。
袋を押したら、中から残っていた煙のような胞子が少しだけ出て来ました。

「ツチグリは秋のキノコのイメージなのに、今年は遅いのかな?」と思って、過去のブログを調べてみたら、10月初旬、2月、3月、4月に出現記録が載っていました。けっこう時期を選ばないキノコみたいです。
さてツチグリの話題はこれぐらいにして…愛宕山の散策にもどります。
山頂に到着して、一休みしました。
高いところは気持ちが良いです。

ところでここには、なかなか大きなオオバエゴノキの木があったのですが…
ヒエ~!

無惨にも、ポッキリ折れていました。
7ヶ月前は無事だったのに…台風に耐えられなかったのでしょうか?
「山頂は風があたるからキビシいよなぁ」
…ちょっと寂しい気持ちで下山を開始しました。

木漏れ日が美しい巨木の森。
7ヶ月前には、道沿いにたくさん咲いていたマムシグサの花は…

赤い実になっていました。

花は沢山あって目立っていましたが、実ができるメス株は数が少ないのでヒッソリと…。
でも、日の光が当たってキレイでした。
お客様が上を見上げて「あそこ、丸く穴が開いている。」と教えてくれました。

本当だ!
まるで森の天井の、空に通じる出入り口みたいです。
今まで何度かこの場所に立って同じ景色を見ていたはずなのに、こんなに丸い穴には気づきませんでした。
「7ヶ月前は、どうだったのだろう?」
気になったので、写真を探して比べてみました。
約7ヶ月前。

そして3日前です。

全体はほとんど変わりませんが、7ヶ月前より葉の縁がそろって“丸”に近づいていました!
考えてみれば7ヶ月の間には、新旧の葉が入れ替わったり、風で枝が折れたり、もしかしたら虫に葉をかじられたり…色々な出来事があったはずです。
雨や風や他の生き物との関わりの中で巨木達が生き、森の景色を少しずつ変えていく…
これってまさにジオですねぇ。
次に森を訪れる時、森の天井の丸い形はどうなっているのでしょうか?
また見に行くのが、楽しみです。
(カナ)
どのぐらい久しぶりかと言うと…前回が4月13日なので、約7ヶ月ぶりです!
4月はシダ類の若々しい葉色を楽しみながら歩きましたが、晩秋の今、森で見られたものは?
秋は実の季節、ということで…

センリョウの実です。
元々大島にはなかったもののようですが、栽培されているので鳥にタネが運ばれたのかも?
この植物も、実を落としていました。

カラスザンショウです。

黒いタネは、サンショウに似た香りがします。
ビックリしたのはこれ。坂の途中の土手で見つけました。

丸いボールが乗った筒???
数秒間の空白の時間を経て(笑)頭に浮かんだのは『ツチグリ』というキノコの名前でした。
周辺を探してみたら、「これから出てくるぞ」という状態のものが、いっぱい見つかりました。

でもキノコの下が筒状に削られるということは、数日前の雨で削られてから、ず~っとこの状態でいるということ??ツチグリってそんなに長い間、地上に出たままで平気なのでしたっけ?
「健全なツチグリならば、雨のあとに殻が開くかも…。」
ツチグリが固い殻を花のように開くと、中から柔らかい丸い袋が出て来るはず…そして雨粒がその袋を叩くと、それが刺激になって袋の中の胞子が飛び散るはずです。
で、今日、見に行ってきました。
昨日の雨で、殻が開いているかもしれないと思ったのです。
ジャ~ン!

立派に開いていました。
袋を押したら、中から残っていた煙のような胞子が少しだけ出て来ました。

「ツチグリは秋のキノコのイメージなのに、今年は遅いのかな?」と思って、過去のブログを調べてみたら、10月初旬、2月、3月、4月に出現記録が載っていました。けっこう時期を選ばないキノコみたいです。
さてツチグリの話題はこれぐらいにして…愛宕山の散策にもどります。
山頂に到着して、一休みしました。
高いところは気持ちが良いです。

ところでここには、なかなか大きなオオバエゴノキの木があったのですが…
ヒエ~!

無惨にも、ポッキリ折れていました。
7ヶ月前は無事だったのに…台風に耐えられなかったのでしょうか?
「山頂は風があたるからキビシいよなぁ」
…ちょっと寂しい気持ちで下山を開始しました。

木漏れ日が美しい巨木の森。
7ヶ月前には、道沿いにたくさん咲いていたマムシグサの花は…

赤い実になっていました。

花は沢山あって目立っていましたが、実ができるメス株は数が少ないのでヒッソリと…。
でも、日の光が当たってキレイでした。
お客様が上を見上げて「あそこ、丸く穴が開いている。」と教えてくれました。

本当だ!
まるで森の天井の、空に通じる出入り口みたいです。
今まで何度かこの場所に立って同じ景色を見ていたはずなのに、こんなに丸い穴には気づきませんでした。
「7ヶ月前は、どうだったのだろう?」
気になったので、写真を探して比べてみました。
約7ヶ月前。

そして3日前です。

全体はほとんど変わりませんが、7ヶ月前より葉の縁がそろって“丸”に近づいていました!
考えてみれば7ヶ月の間には、新旧の葉が入れ替わったり、風で枝が折れたり、もしかしたら虫に葉をかじられたり…色々な出来事があったはずです。
雨や風や他の生き物との関わりの中で巨木達が生き、森の景色を少しずつ変えていく…
これってまさにジオですねぇ。
次に森を訪れる時、森の天井の丸い形はどうなっているのでしょうか?
また見に行くのが、楽しみです。
(カナ)