グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

2日間の取材

2014年11月20日 | ツアー
今日の日中、大島の広報宣伝用写真の撮影スタッフの方達と、三原山を歩くことになっていました。

一昨日までの天気予報だと、今日は1日“晴れ”のはずでした。しかし…昨日、父の墓参りから帰島する船の中で天気予報を見たら“午後は曇り”に変わっていました。

慌てて撮影の方達に電話をし、1時間30分の弾丸ツアー(?)で三原山のススキキラキラと…


海に沈む夕陽を撮影。


ほんとうにギリギリセーフで「ぜひ撮ってほしい」と思っていた風景を撮影していただくことができました。


そして今日は…雨の予定が早まり、昼から雨の予報に!
またまた慌てて予定を変更してもらい、開始時間を1時間半早めて撮影がはじまりました。

最初、三原山はなんとか見えていましたが…

どんどん霧が濃くなり火口はこの通り。

さらに、小雨も降り始めました。

でも三原山の西側にある“赤ダレ”は、きれいな色が出ていました。


少し高い場所から人物を入れて赤い谷を撮影されていましたが、どんな写真になったのでしょう?

(気持ちに余裕がなくて、見せてもらうのを忘れました!)

小雨が降り続いているのに、遠くの景色も見渡せました。

雨雲に囲まれながらも、三原山が頑張って「良いところを見せよう!」としてくれているように感じました。(本気で)

雨は午後も降り続いていたため、樹海をゆっくり歩きました。

取材陣は「あっちから見た方が良いかも!」と、少しコースを外れて“絵になる風景”を探し…

小さな植物も、すご~く可愛く撮ってくれていました!

もしも森の景色の中で、小さな赤い実が浮かび上がるように写っている、ふんわりやさしい写真を見かけたら、この時のものだと思って下さい~。

人の背丈よりも高さがある大きな団子のような溶岩に木がはえている風景が「面白い。」とか…


「木の枝が放射状になっているのが面白い。」とか…


「木の葉に雨粒があたる音が贅沢ですね。」など、お2人の感性が素敵でした。

確かに目をつぶって耳を澄ますと、優しい雨音を聞くことができました。
雨の強弱によって音も変化する…という当たり前のことに、改めて気がつきました。

ちなみに本日の、ワタクシ的ヒットは…

虫に食われて葉脈だけになったモミジの向こうの空。
(一昨日の“サミーブログ”を思い出しました。)

久しぶりに見つけた“顔”。

怪我してましたけれど(笑)。

弱った枝から伸びた、新しい命。

もちろん個人的ヒットなので、これが伊豆大島の広報宣伝に使われることはないはずですが…(笑)。

ところで、今回の写真はまだ「何に使う」という目的が決まっているものではなく、今後の様々な広報宣伝の機会に利用していくとのことです。

写真としては爽やかな青空が望まれるのでしょうが、大島らしい雨の森の風景も、何かの機会に紹介されると良いなぁ…と思っています。

(カナ)



コメント
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