グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ブラボー地球!

2014年11月30日 | ツアー
今日は、午前中は島コンツアーIN大島のジオツアーで三原山に登り、午後は赤ダレを3人で歩いて来ました。

大人気の島コンツアーは、今回も60名以上の参加者だったようです。
参加者の皆さんがとても楽しそうで、今日も一緒に、いっぱい笑いました!

縄模様の溶岩が見られる場所での、定番となったこのポーズも2人で一緒に!

2人が重なったのは、はじめてかも?

ええと~…なんで空を指しているのか、聞き忘れました。

でも、とにかく楽しそうでした!

ヨガのポーズ?


ゴジラを食べる人。

盛り上げ役をかって出てくれていました~。

この日のツアーの途中で、ある女の子が風景を見ながら、「私たち、火山の恩恵を受けているんですね(噴火が大地を作るという意味で)」と言ってくれました。すごく嬉しかったです。

28年前の噴火で火口からあふれ出た溶岩の上を、みんなで歩いて行きました。

青空がとても気持ちよく、皆さんの笑顔も楽しく、良い時間でした~。
参加された皆さん、ありがとうございました!

そして午後は、赤ダレへ。
1000年以上前の噴火で噴き出した、アツアツの溶岩のしぶきが赤く積もり、
三原山を作った江戸時代の溶岩が、その上を覆っています。

太陽の光が崖で遮られるためか、昼過ぎは燃えるような赤にはなりません。
やや渋めの色になります。

そして…  赤ダレを写真に撮る2人。

確かに、あの場所からの写真は、絵になるけれど、見ているのが怖いです(笑)。

これは、どうしてこうなったのでしょう?

転がっていた溶岩の上に、溶岩が飛んで来た?

風雨に耐え、転がらないで頑張っている石!

丁寧に見ていくと、石にも人生(?)があるように思えて、面白いです。

ススキのキラキラを見るべく、2年ぶりぐらいに三原山のふもとの道を歩きました。
道中、ススキの間にハチジョウイヌツゲが大きく伸びていて、驚きました。

ここ数年、急にイヌツゲが目立ち始めた気がします。

イヌツゲ達は光が少なくても生きていける植物ですが、もしかしたら光をまともに受けられないうちは成長が遅いのかもしれません。ススキの背を追い抜き光を独占できるようになったから、いっぱい光合成をして栄養を作り、どんどん大きくなれる状態になったのかも…?

そんなイヌツゲの間で頑張っているススキ達は、今日もキキラキラ輝きました。

最盛期ほどではないけれど、じゅうぶんキレイです。

ひときわ高く育ったオオシマザクラの周辺でも、ススキが光っていました。

次の噴火の前に、この場所に白い桜の花が点在する風景を、見ることはできるのでしょうか?

この時間帯の三原山は全体が赤く染まり、山肌を流れた溶岩の跡が浮き立って見えます。

溜息がでるほど、美しかったです。

ブラボ~地球!

(カナ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする