全国大会ガイド分科会で決まった『私たちが目指すガイド像』の8項目ですが、結論は報告したものの、話し合った内容はまだ報告していませんでした。
時が経って記憶が薄れる前に、私が関わったところを少し、書きだしておくことにします。
分科会1日目に私が担当したテーマの「たたき台の文章」は…

でした。
これを元に25名が5~6人のグループに分かれて話し合い「なぜ大切か?」「そのために何をすれば良いか?」を考えました。

「なぜ大切か?」という問いかけは、とても答えにくかったようで(^_^; 少ししか意見が出ませんでしたが…
「そのために何をすれば良いか?」に対しては様々な意見が出ました。

そして事前アンケートに書かれていたこのテーマに対する意見も参考に、文章を考えていきました。

アンケートでは、私たちが普通に使っていた「12才の子ども」の表現や「地学を全く覚えていない大人」の表現に違和感を持つ人が多く「条件をつけるからおかしくなるのでは?ガイドは相手に合わせて伝えなければいけないのだから『誰にでもわかる』という表現にしてはどうか?」という意見が出て、多数決でそのような表現になりました。(ある程度の基準はあった方が良いという意見もありました)
「『専門用語』の基準があいまいなのでは?」という意見も「お客様に理解できるようなわかりやすい言葉で」の表現でまとめることになりました。
今回は時間切れでうまく取り入れられなかったのですが「『わかりやすい』とは簡単、簡略ではなく私たちの常日頃の生活と結びついた内容 」とか、「参加者から学ぶ」「一方通行で無くお客様とのコミュニケーション」という素敵な言葉も色々ありました。
「学んだことを自分の言葉で理解し、自分の表現(言葉)で伝えることが大切」という意見は、異論の出ない言葉でした。
…で、文章の順番を変えたり皆であれこれ意見を出し合って、結局こんな文章を考えました。

2日目の全体会では、8人のコーディネーターがそれぞれ話あった内容を持ち寄って187名の参加者全員で討論しました。たたき台を修正したのが赤字部分ですが、たとえば…
安全には予知予想が必要という文言が加わったり…

このたたき台の文章に…

知識に裏付けされた引き出しを増やし、ガイド自身も楽しみながら伝えます」という素敵な言葉が加わったり…

経験や価値感によって異なるであろう「ジオストーリー」が、「大地と人と自然のつながり(ジオストーリー)」に置き換えられていたり…各テーマ毎に真剣に話し合われていたことが良くわかりました。
また、最初の「たたき台」では全文「~すること」という言い回しで文章を作っていましたが、これだと「強制されている感じがする」「ガイドを楽しくできる、やりたいと思うような文章にしてほしい」という意見が印象に残り、皆で話あって「ガイドが自ら発する言葉使い」に変えました。
できあがった8項目にはダブっている内容もあり、スッキリした文章にまとめるにはまだ少し考える必要がありそうです。でも、誰かに決められたものではなく、ガイド自身が自分たちの経験からこの内容を考え出したというところが嬉しいです。
「個人的に研究者と接触することは難しい 」「専門用語をどう表現するかは、ガイドみんなにシェアを」など、いくつかの課題も見えてきました。今後はこれを活かして、ひとつずつ深めていけたら良いなぁ…と思います。
桜島錦江湾GPでは、昨日のガイド養成講座で早速この「私たちの目指すガイド像 2015 in 霧島」を使ってくれたようです(^o^)
ガイドがみんなで、少しずつでも知恵や経験を共有していけば、きっと日本中にジオパークファンが増えるはず…
さあ、明日も楽しくガイドに行って来ます~。
(カナ)
時が経って記憶が薄れる前に、私が関わったところを少し、書きだしておくことにします。
分科会1日目に私が担当したテーマの「たたき台の文章」は…

でした。
これを元に25名が5~6人のグループに分かれて話し合い「なぜ大切か?」「そのために何をすれば良いか?」を考えました。

「なぜ大切か?」という問いかけは、とても答えにくかったようで(^_^; 少ししか意見が出ませんでしたが…
「そのために何をすれば良いか?」に対しては様々な意見が出ました。

そして事前アンケートに書かれていたこのテーマに対する意見も参考に、文章を考えていきました。

アンケートでは、私たちが普通に使っていた「12才の子ども」の表現や「地学を全く覚えていない大人」の表現に違和感を持つ人が多く「条件をつけるからおかしくなるのでは?ガイドは相手に合わせて伝えなければいけないのだから『誰にでもわかる』という表現にしてはどうか?」という意見が出て、多数決でそのような表現になりました。(ある程度の基準はあった方が良いという意見もありました)
「『専門用語』の基準があいまいなのでは?」という意見も「お客様に理解できるようなわかりやすい言葉で」の表現でまとめることになりました。
今回は時間切れでうまく取り入れられなかったのですが「『わかりやすい』とは簡単、簡略ではなく私たちの常日頃の生活と結びついた内容 」とか、「参加者から学ぶ」「一方通行で無くお客様とのコミュニケーション」という素敵な言葉も色々ありました。
「学んだことを自分の言葉で理解し、自分の表現(言葉)で伝えることが大切」という意見は、異論の出ない言葉でした。
…で、文章の順番を変えたり皆であれこれ意見を出し合って、結局こんな文章を考えました。

2日目の全体会では、8人のコーディネーターがそれぞれ話あった内容を持ち寄って187名の参加者全員で討論しました。たたき台を修正したのが赤字部分ですが、たとえば…
安全には予知予想が必要という文言が加わったり…

このたたき台の文章に…

知識に裏付けされた引き出しを増やし、ガイド自身も楽しみながら伝えます」という素敵な言葉が加わったり…

経験や価値感によって異なるであろう「ジオストーリー」が、「大地と人と自然のつながり(ジオストーリー)」に置き換えられていたり…各テーマ毎に真剣に話し合われていたことが良くわかりました。
また、最初の「たたき台」では全文「~すること」という言い回しで文章を作っていましたが、これだと「強制されている感じがする」「ガイドを楽しくできる、やりたいと思うような文章にしてほしい」という意見が印象に残り、皆で話あって「ガイドが自ら発する言葉使い」に変えました。
できあがった8項目にはダブっている内容もあり、スッキリした文章にまとめるにはまだ少し考える必要がありそうです。でも、誰かに決められたものではなく、ガイド自身が自分たちの経験からこの内容を考え出したというところが嬉しいです。
「個人的に研究者と接触することは難しい 」「専門用語をどう表現するかは、ガイドみんなにシェアを」など、いくつかの課題も見えてきました。今後はこれを活かして、ひとつずつ深めていけたら良いなぁ…と思います。
桜島錦江湾GPでは、昨日のガイド養成講座で早速この「私たちの目指すガイド像 2015 in 霧島」を使ってくれたようです(^o^)
ガイドがみんなで、少しずつでも知恵や経験を共有していけば、きっと日本中にジオパークファンが増えるはず…
さあ、明日も楽しくガイドに行って来ます~。
(カナ)