グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

白滝ジオパークの皆さんと歩きました。

2015年11月10日 | ツアー
昨日から白滝ジオパークの皆さん7人が来島、一緒に島を回っています。

今回、白滝の皆さんには、伊豆大島らしいジオ的素材と共に、伊豆大島ジオパークの活動や、それを支える人達に会ってもらいたいと思っていました。

で、昨日15時頃に到着後、最初に郷土資料館に行きました。
資料館ではジオパーク研究会の会員でもあるTさんが館内の案内をしてくれました。

手作りの展示解説は増えているしTさんの説明は楽しいし…
「暖かみのある素敵な資料館だなぁ~」と、毎度のことながら思いました。

そして今日は朝8時に出発。
最初にここに、立ち寄りました。


「バス停の名前が面白い」と、数人の方が写真を撮っていました。

確かに「地層断面前」って、なかなかないバス停名かも(笑)

およそ3万年前に噴火した後、数10cmの地層しかできていないという白滝GP。

大島では約2万年でこの高さの地層が積もりました。
大島は本当に「噴火が島を急成長させてきた」若い火山の島なのだなぁ…と思いました。

地層の後は、黒いビーチが延びる「砂の浜」へ。

黒い砂を手に持ち観察中。

その後、噴火が作った「波浮港」を歩き、
筆島で地上を目指したマグマの跡や、火山灰が丸まってできた火山豆石を観察。


そして、濃霧の中を山頂口に向かい「崩壊斜面モニタリング調査」チームと合流。
作業現場まで同行させてもらいました。


調査までの経緯やジオパークとしての関わり…などをお話して、緑化が進んでいる斜面を見ていただきました。


見学にあたって色々と調整してくださった関係者の皆さん、ありがとうございました。


山頂口の駐車場に戻ってからも、小雨で視界も良くなりませんでしたが、とにかく若いフレッシュな溶岩を見てもらうためここへ。

皆さん縄もようの溶岩が楽しそうでした。
昼食後は、森を抜け、草地を抜け、溶岩地帯を抜けて裏砂漠へ。

「裏砂漠はきっと、黒と白しかない世界ですよ」と私。
「白滝では地面も霧も白いので、どこが道かもわかりません」と皆さん(なるほど)。

裏砂漠では、だんだん視界が開けました。


そして、いつものごとく…

寝ました!

腹筋~!

どなたかから「何しているんだろう?俺たち」の声も(笑)

暖かいほうじ茶と牛乳せんべいで「乾杯!」


事務局のNさんが、代表で飛びました!


樹海では、崖崩れ現場を見学。

種子散布をした崩壊斜面との、植生回復の違いを見ていただきました。

歩き終わったら、山は濃霧に覆われていました。
本当にジャストなタイミングで、裏砂漠を見ることができたみたいです。

今日も三原山の気遣いに感謝~!

 (カナ)



コメント
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