グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ドッカ〜ン!

2016年08月09日 | ツアー
昨日は、とある番組制作会社の方達と、海岸や裏砂漠を中心に、島を回りました。

「水中と陸上の景色はつながっている」ということを伝えられる風景を探して、まずは島の北西部にある『野田浜』へ。

その後、噴火でできた真っ赤な丘や、海に突き出した黒い溶岩、30年前に元町に迫った溶岩などをまわりながら…

島の南部にある『トウシキ』へ。

波打ち際ギリギリまで行って台風の大波を撮影していました。

ひゃ〜!
スゴイ波!!

「百戦錬磨の逞しいカメラマン氏たちだから大丈夫だろう」とは思いつつも、あまりに波が高いのでおっかなかったです(^_^;

撮影が終わったら、皆さんさっさと次なる場所へ移動。

ここでも…ドッカ〜ン!
…岩より高い波が上がっていました。

この後、様々な場所で、音を立てて砕ける波を見ました。

過去の噴火で地面にめり込んだ石とドッカ〜ン!

沖の鳥山とドッカーン!


そして筆島で…

黒い筆島の周辺は一面、真っ白な泡に覆われていました。

波が筆島目指してやってきます。

右側の下の部分がえぐれ、左側の下の部分は突き出ていますが…

ちょうどその部分に波があたるのですね!

やがて「だるま落とし」みたいに下が抜けたりして??(笑)

安全な範囲で、常に被写体まで最短距離に近づく撮影隊の皆さん。

展望台からさらに下に移動しました。

おお〜、ここの方が迫力で撮れますね!


ドッカ〜ン!


波は繰り返し、何度も何度も岩にあたりました。

いくらマグマがゆっくり冷えて固まった丈夫な岩だからって、こんな衝撃に気の遠くなるほど長い時間耐えて来たなんて…筆島、スゴすぎます(尊敬)

さて、後半は裏砂漠へ。

伊豆大島らしい火山の風景を撮りに!

年々少しずつ増えるハチジョウイタドリの緑。

荒れ地に一番乗りする逞しい命です。

夏の終わりを感じさせるハチジョウイタドリの花が、立派に咲いていました。


惚れ惚れ…。


そして足元では、小さな今年の芽生えが風に揺れていました。


陸から海へつながる物語…完成が楽しみデス。
(放送日が決まったらお知らせします)

(カナ)
コメント
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