グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

「火口からポ〜ン」と、メアリーポピンズ

2016年08月16日 | ツアー
台風7号の影響で、久しぶりに海も山も休日となり、雑用がはかどった1日でした。
で、今日は山にも海にも行っていないので、先日のツアーを報告します。

地理部の男子高校生達と、過去最高に暑かった(ように感じられた)三原山を歩いた翌日(8月10日)、お茶の水女子大学付属高校の大自然科学部の皆さんと、同じコースを歩きました。

昨年別の高校の生徒さんを引率してきてくれた 先生が、今年も転勤先の高校生を連れて来てくれました(^▽^)

歩き始める前の、先生方の記念写真。

三原山を表現してくれています(?)

前日よりも少し涼しくなったとはいえ、三原山はカンカン照りで風も弱く…

日傘をさして歩くのにちょうど良いくらいでした。

それでも一応、寄るところには寄って(笑)


いつもより多めに休みながら、すっかり森っぽくなった登山道を登り…

(毎年木が高くなり、その成長の速さに驚きます)

風が当たるのを期待して、火口一周コースの眺めの良い場所で早めのランチタイムにしました。

…が、時々しか風が吹かず暑いので、ここも早めに退散(^_^;

かなり疲れていそうな生徒さんもいたので、この日も火口を一周するチームと、短めのコースを行くチームに分かれました。

火口一周をえらんだ生徒さんは6名。

全員元気に火口展望所に到達しました。

しかし何故か、アブラゼミが目の前を飛び交い、ぶつかってきます。

皆「きゃ〜」といいながらセミを避けつつ歩くことになりました(^_^;

足元にはアブラゼミの死骸がゴロゴロ転がっています。

1週間にセミが飛び交っていた森の方は、ずいぶん数が減ったのに,大発生の場所が
山頂に移ってきたかんじでした。

セミは樹液を餌にして生きているはずなのに、なんでこんなに木が少ない場所に毎年大量に現れるのでしょうか?しかもセミの中でもアブラゼミだけが毎年大量発生します。

…なぜ?
相変わらず謎です〜(^_^;

この日は風が弱くて、雲の陰がずっと同じ所から動きませんでした。

(オカシナ夏だなぁ…)

さて、暑くて大変とは言っても、彼女たちは高校生。
ご覧ください、この元気!

火口からポ〜ンと飛び出したみたいですよね(^_^)

ポ〜ン!って…

飛んでますね〜(^_^)

ところで生徒さんは「クリノメーター」なる斜度を測れる機械を持って来ていました。


斜面に機械を置いて…


いつも気になっているこの斜度を測ったら、ちょうど30度でした。

「安息角」という積もったものが安定する角度。
30年間この角度を保ったまま崩れないっていうのは、スゴいですよね。

裏砂漠では日傘をさして飛びました!

メアリーポピンズみたいですね!

かなり暑かったので裏砂漠も短めにして立ち去り,森の代わりにアイスクリーム屋へ(^_^)

最後に、生徒さんの希望の地層大切断面を見てツアーを終えました。

みんな、頑張って歩いてくれてアリガトウ〜!

(カナ)
コメント
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