グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

雨から晴れへ

2017年04月04日 | ツアー
今日は2日分のツアーを報告します。

4月1日(土)
この日はSKYBO(外国の方を対象とした旅行会社)さんの三原山ツアーで、1日かけて火口や裏砂漠や森を歩く予定でした。

しかし天気は1日雨、そして風速10m以上の冷たい北東風が吹き荒れていました!

で、風が直接当たらない島の西側を訪ねることにしました。
町の近くで溶岩の上を歩き、美しいシマシマの地層を見てから黒い砂浜へ。

山から海に向かって吹く風の強さが体感できました😀

世界各地から日本にやってきて、滞在しているお客様たち。
雨にひるむことなく…

かつてマグマが降り積もった壁でボルダリング!?

一番高いところまで登ってポーズ!


そして雨の森でもポーズ!

皆さんの明るさと「楽しもう」という姿勢が素敵でした😀

最後にリクエストで、大島公園に椿と桜を見に行きました。
真っ赤な椿は大人気だったし…


満開の桜の花に、皆さんとても喜んでいました。


空を見上げた時この風景がみられると、やはり幸せな気持ちになりますよね😀


さて、大人気の桜の花でしたが、私自身はこの風景に驚きました。

桜の根が道路を割って伸びていました。
道路にはこのほかにも何本も、桜の根が持ち上げていると思われる筋が伸びていました。

これも…

道路のふちの石も少し動いたようです。
植物の根っこってたくましいですね(感心)

雨と寒さと強風の中で、笑顔で大島を楽しんでくださった皆さん。
ありがとうございました!
次はぜひ、晴れた日に三原山を歩きにいらしてください。

4月2日(日)
S中学・高校の地理部の皆さん(高校1年生)とのフルコースツアーに行ってきました。
この日は…

晴れました!!

しかし三原山の上には雪が積もっていてビックリしました😲

(前の日、相当寒かったということですよね😵)

生徒さんたちは、先生にスケールの付いているフィールドノートを活用して計測するようにアドバイスされました。今回学んだことは、文化祭で発表するのだそうです。

ゴツゴツ溶岩の上で大きさを測ったのを始まりに…


測って…


測って…


測りまくりました!😀


1冊では足りない時は…

…と、みんなで協力して計測していました😀

30年前の溶岩が、神社を避けて流れた「理由」を考えてもらいました。

「地理部」頑張れ〜。
(先生が正解でした!)

緻密で重い、白っぽい石も大人気。

みんなで触って観察していました。

裏砂漠は思い思いに10分ほど滞在しました。


若さ溢れるジャンプや…


石に足を置いてポーズを決めるなどの、自由な発想が楽しかったです。


フルコースを歩き終わった後は、砂防工事や砂防ダム、土砂をかぶった溶岩の植物の回復の様子を観察してツアーを終了しました。

火山が作った大地の上に、人も他の生き物も暮らしていること。そして災害を最小限にするために様々な取り組みがされていること…そのことを少しでも、実感として感じてもらえたら嬉しいです。

(かな)
コメント
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