先週、三原山まで続く旧登山道を紹介しましたが、
旧登山道を行く
途中の六地蔵尊に直接向かう道が気になって、行ってきました。
御神火スカイライン上、
見晴らしのいい景色のすぐ先に
カーブミラーがあり
その奥に入口があります。
道らしき道はすぐに途絶え、地滑りの爪跡が。
ロープが張ってあったので、それを頼りに行きました
(帰りに撮ったので方向は逆)
すぐにまた山道になり、
ほどなく六地蔵尊(と線刻石仏)が現れました。
(ここから下photo by Lin)
今回は落ち着いてゆったり過ごしたので、
一人一人のお顔の違いなどまでじっくり拝見することができました。
深い慈愛を感じさせる神々しいお顔
裏のカーブ具合とノミの跡が美しい
看板は足が折れて傾いています
昭和一けたの時代に、
まだマグマの見えていた火孔に身を投げる人の続出した数年間がありました。
六地蔵尊はそれらの霊を慰めるとともに、若者が多かったため、
若者の健やかな成長を願って建立されました。

けっこう有名な話のようで、今日も観光客の方が
「東海汽船に乗るときに名前と住所を書くのは、その時身元確認の為に始めたからだよ」
とツレに話しているのを小耳にはさみました。(本当かい?!)
ともかくも古い話です。
もう魂もとっくに成仏している事でしょう。
こういう事は、あんまりわざわざいう事ではないのかもしれませんが、
変な怪談話まがいに話されるよりも、オープンに、
むしろ道を整備して、お地蔵さんに逢いに行けるようにできたらいいのかもと思いました。
(この静かな雰囲気が保たれてほしいとも思うけど)
お地蔵さんや、建立者の想いから
「命を人生を大事にしよう」
というメッセージを強く受け取りました。
(あい)