グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

伊豆諸島の小中学校の、副校長先生たちと歩きました。

2018年05月22日 | ツアー
昨日、伊豆諸島の副校長先生たちの年1回の集まりが、伊豆大島で開催されました。
テーマは「地域資源の活用〜ジオパークを生かした教育と副校長の役割〜」

ツアーは午後からでしたが、午前中は伊豆大島ジオパークの教育文化部会長・山田先生の講演があったので聞きに行きました。


出だしから、ジオパークの最も大切な役割として「つなぐ」という言葉が出てきて、日頃私が感じていることと全く同じだったので、とても嬉しくなりました😃


「伊豆大島には、教育者、防災担当者、行政、ガイドなどがジオパークの仕組みを軸につながり、続いてきていることがたくさんあるなぁ」と、スライドを見ていてしみじみ思いました。

もちろん今後も続いて行くためには、多くの人の協力や努力が必要なのではありますが…。

さて、午後からは2班に分かれて、火口から裏砂漠を回るツアーに行ってきました。
私は、三宅島、八丈島、青ヶ島の先生方のチームを案内しました。

どの島も、冷えると黒い岩になる粘り気の少ない溶岩(玄武岩)の島であり、活発な火山でもあるという共通点があります。

縄のような形の溶岩を見て「うちの島にも、どこかにあるのかな?」と観察をするみなさん。

みんな同じようなタイプの溶岩の島だけれど、見られる景色がそれぞれ違うというところが、とても興味深いです😃

カジイチゴの実が熟し始めていて「八丈島ではこれをアビと呼ぶ」と教えてもらいました。

でも、他の島では「アビ」とは呼ばないようです。
なぜ八丈島でだけ「アビ」と呼ぶのか、謎解きに挑みに行きたくなりました(笑)

そして「八丈島の牛はイタドリを食べる」ということも教えてもらいました。
伊豆大島の牛はどうなのでしょう?(こんど確認しなくては!)

青ヶ島の先生が、眼下の景色を眺めながら「広いなぁ!」と感嘆の声をあげていたのにも、ちょっと驚きました。

青ヶ島のカルデラはもっと小さく、中央にある山から見ると、崖がもっと近くに迫ってみえるのだそうです。(憧れの青ヶ島…ぜひ行ってみたいです)

三角形の塚(ホルニト)や…


溶岩トンネルも、熱心に観察されていました。


そして、とても盛り上がったのがこの風景でした。

利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島まではっきり見えました!

残念ながら八丈島、青ヶ島は、水平線の彼方で見えないのですが、久々のすばらしい眺望が嬉しかったです😃

空の雲も素敵だったし…

アマツバメもビュンビュン飛んでいました😃

普段より1時間少々早いペースだったので、あまりのんびり休む時間を取れませんでしたが、それでもここで“大の字”体験!


ゴツゴツ溶岩地帯では…


「遠映えする犬」が発見されました!

犬、可愛いです😃

この後、各島の哺乳類や植生の違いの話になり、似ているのに違う環境を想像して楽しみながらシアワセな時を過ごしました😃

1つ1つが個性的な、火山の島々…副校長先生たちの今回の集まりをきっかけに、各島の子供達が、伊豆諸島全体を知って楽しんで、自慢に思えるようになったら素敵ですね!

皆様、お疲れ様でした!
そして、ありがとうございました!

(かな)

コメント (2)
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