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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

市立T高校 地学&生物巡検と星空!

2018年05月13日 | ツアー
一昨日、市立T高校の地学&生物の巡検で、火口〜裏砂漠を歩いて来ました。
(昨年に引き続いて2回目のガイド依頼です)

出発前の集合写真。

人数が多いですが、イヤホンマイクを使って先生やガイドの話が、離れていても全員に届くようになっています。

そして全員が「伊豆大島火山地質図」を持ち…


課題がたくさん書かれているノートを持参していました。

様々な場所で、課題を解いていきます。

縄状溶岩の写真を撮る時も、スケールとなる物を置いて撮る高校生たち。

なんだか若くしてすでに“只者ではない感”を漂わせていますね😃

先生や私が説明を始めると、皆すぐ近くに集まって来ます。

耳のマイクから話は聞こえるはずなのに、すごく熱心です!

1986年溶岩の上では、イタドリのタネと溶岩に混ざっている鉱物の結晶を観察。

もちろんルーペも持参しています。

三原山を登ったところにある大きな岩が「どうやってできたか?」も、岩を観察しながら皆で考えました。

とても積極的で楽しそうな生徒さんの姿に「すごいなぁ」と密かに感動していました。

順番にトイレに行きながら昼食をとり、シャボン玉で遊んでから火口へ。
しかしこの後…

すごいタイミングで雲がやって来ました!

み、見えない〜!!
直前まで晴れていたのですが、本当にタッチの差で雲がかかってしまいました(^^;;

しばらく待ちましたが、時間切れで撤退。

時々雲の切れ間ができても、火口の中だけなぜか雲が!
まるで噴火しているみたいでした(笑)

生徒さんからは「これはこれで貴重かも!」というポジティブな言葉が聞かれました😃

裏砂漠方面への下山直前。

下の方は霧が晴れてきたようです。

噴火で飛んできた大きな溶岩餅に乗って、遠くの景色を眺めたあと…


再び計測!

「3m95cm!」という声が上がっていました😃

裏砂漠では、パッチを作る植物の様子を観察。


先生が持って来た水で、裏砂漠の地面がいかに水が染み込みやすいかの実験。

落ちてすぐに地中に消えていく水に「おお〜!」という声が上がっていました😃

キラキラ光る黒い小石(スコリア)を観察した時は、先生から「同じ理屈で光るものを今日全員が見た」という説明があって、みんなで「何だろう?」と考えました。

なかなか正解が出なかったので先生が「(昼休みに遊んだ)シャボン玉だよ」と、種明かし。

「おおお〜!シャボン玉はそういう前ぶりだったのか!!」と盛り上がる生徒さんたち。
(いや、あの…ただ遊んだだけだったのですけれど^^;)

「構造色だよ。これ以上は自分で調べてみて」と先生。
なるほど…こうやって「自主的に学ぶ」生徒さんが育つのかも😃

それにしてもシャボン玉と一緒って…なんて楽しい説明でしょう!!

(これから活用させていただきます😃)

「地面に面白い穴が空いている!」という誰かの声に、走って集まる生徒さんたち。

大雨の後にできるパイピングホールを見つけたようです。
みんな本当に生き生きしていて楽しそうです😃

森の中を歩くのも希望者だけにしようと思ったら、全員歩く方を選択!

先生が持って来た光度計で、木漏れ日と日陰の明るさを測ってみんなで共有しました。
(数字は忘れましたが(^◇^;)

森を抜けたところで、ツツジが満開だったので再び記念撮影。

ほぼ丸一日かけて歩いた巡検が終了しました。

生徒さんたちの「謎解きに挑む楽しそうな姿」が、とても印象的な巡検でした。

皆さんの将来が、本当〜に楽しみです!

(かな)

PS. 星空ツアー担当の柳場が、5月10日(木)20時から24時までかけてタイムラプスで撮影した写真を以下にアップしました。伊豆半島の夜景と行き交う船を背景に、星が動いていきます。地球は回っているんだな〜と実感!ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=miSco5Xi2ic



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