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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

“東京シニア自然大学”OBのみなさんと

2018年05月15日 | ツアー
昨日“東京シニア自然大学”OBの皆さんの、ツアーに行ってきました。

伊豆大島が“噴火でできた島”であることを紹介したくて、最初に溶岩でできた海岸線を見ながら“赤ハゲ”へ。


海も空も青くて、気持ちの良い天気でした!


ハマナデシコや…


ハマボッスなどの海岸植物も、元気に花を咲かせていました!


そしていよいよ、裏砂漠半日コースに出発。
前日の雨で水たまりができていて、森の景色が水鏡に揺れていました😃


森の中の道で、ひょろりと背が伸びたコケリンドウを見かけました。

太陽の光が当たっていないと開花しないコケリンドウが、こんな木漏れ日しか入らないような森の中で生きているなんて驚きです。

なんだか。少しでも太陽の光を受け止めようと茎を長く伸ばしているようにも感じもしましたが…本当のところはどうなのでしょうか?

自然観察が大好きで活動されているみなさんに、2つの溶岩流を見比べてもらうため、まずは植生回復の遅い黒々とした溶岩流へ。


途中の地面も、みんなで観察し…


ハチジョウイタドリの小さな芽生えや…


まるで乾燥から身を守るかのように、体半分を小石の隙間に沈めたまま動かないカタツムリや…

(2個体、同じ状態でいたようです)

溶岩が溶けていた時の状態を想像させる石を、見つけて報告しあいました。


火山〜!…という風景の中で、記念撮影😃


いつも見とれるのは、ハチジョウイタドリの、この何とも言えない丸いカタチ。

人間が手をかけたわけではないのに、よくこんなまとまった形になれるものです。
モシャモシャ元気な緑が何かの動物みたいで、とても可愛く思えるのは私だけ?(笑)

ゴツゴツ突き出た溶岩に、絶妙なバランスで乗っている溶岩を見つけて…

「あれは自然の状態か?」「それとも誰かが乗せたのか?」をみんなで協議😃
(真実やいかに??)

風が弱かったので、ティータイムは裏砂漠の広々とした場所で!

強風を避けて草陰で過ごすティータイムが多い中で、こんなふうにのんびりできるなんて、それだけでもシアワセです😃

帰りの森は、木漏れ日が差し込んでキラキラ✨


葉を広げる前のベニシダに、スポットライトのような光が当たって輝いていました😃

とても綺麗でした〜❤️

どなたかが、鳥の巣を発見!

「誰の巣?」と思って調べ、鳥担当の願法にも確認して、どうやらメジロらしいということになりました。

メジロは春から夏にかけて子育てをするようなのですが、この巣の中にいた雛(卵かも?)はどうなったのでしょうか??(みなさん、雛の身を案じていました)

森を抜けると昨日も、華やかな大島ツツジが私たちを迎えてくれました。

暗い森を歩いた後だけに、より一層花の美しさに癒されます😃

お客様からも「綺麗だわ〜」という声があがっていました。

みなさんは、“東京シニア自然大学”で知り合った同期生で、いつも一緒にフィールドを歩いて自然観察を楽しまれているようです。

気の合う仲間と一緒に発見して報告しあえれば、楽しさも倍増しますよね。
素敵ですね〜😃

ツアーにご参加いただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました!

(かな)
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