グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

水と風と火の島

2018年06月17日 | ツアー
昨年同じ時期に三原山の火口を見に行くツアーに参加されたご家族が、今年は裏砂漠ツアーをリクエストしてくれました。

雨のため、昨日の午後の予定を今日に変更。
朝8時に歩き始めました。

あれ?お父さんの顔が…(笑)

雨が上がっって嬉しいのか、さかんにウグイスが鳴いていました。
「ホーホケキョ!」

お父さんが口笛で応えます。

「ホーホケキョ!」
すごい…ウグイスそっくりです!!

すると娘さんも…

「ホーホケキョ!」
これまたウグイスそっくりでした!!

本物のウグイスも鳴き返すので、「ホーホケキョ!」の合唱!
なんとも豪華な気分でした😃

空にはグレーの雲が立ちこめていましたが、地面との隙間に青い海が見え、そこに船が浮かんでいました。(写真には写りませんでしたが(^◇^;)

「まるで船が空に浮かんでいるみたいだね」と全員の意見が一致しました。

裏砂漠での恒例のジャンプも、今日はこの背景の中で…

青空の時とはまた雰囲気の違う、なかなか素敵な写真が撮れました!

風が弱かったので、こんな遊びもできました。

😃

普通の記念写真も撮ろうということになりまして…

あ〜、またお父さんの顔が…(笑)

ところで、約2週間ぶりに裏砂漠を歩いたら、季節がすっかり進んでいました。

ハチジョウイボタの花がほぼ満開となり…


ガクアジサイが、どんどん開花を始めていました。


2週間前に満開だったウツギは花びらを落とし、カップ型の実を作る準備を始めたようでした。


まだ少し咲き残っていたニオイウツギ。

お客様は昨日の朝のテレビで、花が白から赤に変わって散るのは、白い色が虫を呼びやすいからで、受粉が終わって必要がなくなると赤くなると放送していたのを見たとのこと。

ふむふむ…

確かに花の中の雄しべの状態を見ると、変化がわかりますね。

植物だけでなく、虫もだんだん増えてきました。

この薄いレースのような蜘蛛の巣は、あちらこちらで見つかったし…


散った花に擬態する蛾の仲間も現れました!

ちょうどニオイウツギの花が散っている草の上に…

あの〜目立ってますけど?(^◇^;)

(蛾はウスキツバメエダシャクのようです)

ツアー終了間際には、イタチが目の前に現れました!

写真、ぶれていますが、娘さんの前にイタチがいます。
(昼のツアー中に、こんなにしっかりイタチを見たのは初めてかもしれません)

ところで今日のツアー中、お客様は何度か地面に触り「暖かい!」「絶対、他の場所と違いますよ。地熱が暖かいんだと思いますよ」とおっしゃっていました。

地下にマグマ溜まりがあることを説明したところ、見えないマグマの存在を感じていただけたようなのです😃

地面に触れてマグマを感じる…素敵ですね!

そして大島は、雨も多く風も強いという説明の後、お父さんから「大島は水と風と火の島なんですね!」という素敵な言葉をいただきました!(ブログの題名確定〜😃)

盛りだくさんで、楽しいツアーでした。
ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

おまけ。
ちょっとだけ、海に立ち寄りました。

あ〜!

また、お父さんの顔が…(笑)

(かな)
コメント
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