グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

秋の花と実りと発見色々!

2019年10月04日 | ツアー
先週の土曜日は気持ちよく晴れ、山頂口駐車場にも多くの観光客が。
そして下の集落の元町から運動会の音が風に乗ってやってきていました。

登り始める前から秋を感じます。

駐車場には花を咲かせたススキが沢山でした。



赤い穂も。確か2年前に、なぜ赤い穂があるのか?と疑問に思ったのですが、まだ謎は解けていません…


嗅いでみると、全く香りのしないものとうっっっすらするものとがありました。
3年前初めてガイドしたのが目の見えない方達だったのですが、その時ススキの花には香りがあることを教えてもらいました。
五感のうちの一つが失われると、他のものが鋭くなるのだなぁととてもびっくり感心したことを思い出します。

なんて少し思い出に浸ったところで、とんでもなく美しい空と景色の中、出発!

ってかポーズがカッコイイ!!

カルデラ内を歩き始めてすぐにカタツムリのミスジマイマイに出会いました。

「なんかひっさしぶりにカタツムリ見た」
との事。これけっこう頻繁に言われるのですが、都内のカタツムリは減っているのでしょうか??


ナンバンギセルも沢山生えていました。

ススキの根に寄生すると伝えたら「寄生する系はヤッパリ共通して見た目が少しキモい」
との事!なるほど!!
なんか見慣れてしまいましたが、そう考えると確かにそうかも?!
虫こぶも実と並べてみると明らかに実はツルッと美しいと感じるけど、虫こぶは不揃いでちょっとしたゾワっと感は確かにあります。(樹海にはよくあるイヌツゲの虫こぶを探したのですが、表のカルデラには少ないのか、パッとは見つかりませんでした)
人間にとっても寄生は命に関わる避けたいもの。
本能で「寄生気持ち悪いセンサー」がついてるのかもしれません。
(ちなみに私は蝶や蛾につく寄生バエ&ハチは超!苦手です。思い出すだけでゾワゾワする)

どうでしょう?でもキモカワって言うジャンルも、あります!よ、ね…??

ススキへの共感性が足りない??

ま、とりあえず先に進むとイタドリは花を咲かせ、


すでに若いタネをつけていました。


花火のような花をつけたアシタバも沢山。


火口も気持ちよくバッチリ見えました。


帰り、アグルチネートの所で、
「1つの岩だったのを割ったわけじゃないんです、2つの間に道を作ったんです」
なんて話したら、2つの岩をこじ開けるようなアクションを!

ココでこれから(私の中で?!)流行ると確信しました笑
今度ツアーに参加した人もぜひやってくださいね!

同じ道を戻りましたが、行きには気がつかなかった、実がたわわに実ったススキの穂を見つけました。

「これぞザ・ススキって感じ」とのこと。確かに〜
これからの季節も楽しみです。

色々なものを発見しながら楽しく歩けました。ありがとうございました!(あい)
コメント
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